ラスボス・佐々木蔵之介“安斎”、竹野内豊“みちお”との対決に「贅沢すぎる」

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竹野内豊が主演を務める『イチケイのカラス』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)の最終話が、6月14日に放送。インターネット上では、佐々木蔵之介との対決に歓喜の声があった(以下、ネタバレが含まれます)。

竹野内が11年ぶりの月9主演を務める本作は、民放連ドラ史上初の刑事裁判官が主人公となる爽快リーガルエンターテインメント。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官で自由奔放で型破りな入間みちお(竹野内)と、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍をコミカル&ビターに描く。

大学生で自転車競技部の笹岡庸介(菅原健)が、深夜の自主練習中、曲がり角で家族連れの女の子と衝突する事件が起こった。7歳の女の子は意識不明の重体に。笹岡曰く、角を曲がる際に、工事用のフェンスやライトなどで視界が遮られたという。しかし、検察の調べでは、そのとき深夜工事をしていた記録がなかった。

一方、大物議員の息子で代議士の安斎高臣(佐々木)がプロジェクトリーダーを務める大型複合施設の工事では、落盤事故が起こっていた。坂間千鶴(黒木華)は、この2つの事件に関連性があると疑う。地下鉄と直結し、ホテルやコンベンションセンターが併設する同施設の工事を早急にするため、深夜に違法な作業を行っていた可能性があるのだ。

落盤事故で亡くなった作業員の遺族から、過重労働(違法労働)があったとの声が。もし、日頃から過重労働が行われていたとしたら……。関係者の隠蔽もあって捜査が難しくなる中、みちおたちは、ついに安斎を証人として法廷に呼び出すことに。

検事の井出伊織(山崎育三郎)が、法廷で「プロジェクトを予定通り進めるために、急ピッチで作業するよう指示したのはあなたですね」と質問。安斎はあくまで冷静に「はい。私です」と答える。

彼は続けて「あの施設は日本の弱点でもある国際会議の需要にも対応し、すでに大きな会議も決まっていました」とコメント。多国籍企業の日本法人や、海外の研究開発の拠点として、誘致も内定していたと明かす。しかし、工事が遅れが出れば白紙になる。そのために「私は信念を持って指示を出しました」と証言した。

裁判長のみちおから「あなたが言う信念とは?」と問われた際には「国民の利益、国益を守る。それが政治家」と安斎。赤字財政が続く日本にとって、今回のプロジェクトが、日本再生のきっかけになるはず。何があっても予定通り進めなければならなかった。犠牲があったとしても……。

安斎は続ける。「私が相手にしているのは、個ではなく国民全員です。冷徹だと思われようが、それが私の使命です」。彼の発言に対して、みちおが、自分の使命は真実を知り、正しい裁判を行うことだと返すが、彼はひるまない。「これだけは明言しておきますが、工事を間に合わせるよう指示は出しましたが、『違法労働をやれ』とは言っていない。黙認もしていない。そもそも本当に違法労働はあったんですか。私も真実を知りたい」。そう訴える安斎に、みちおはもう一人の証人尋問を行うと宣言する。

ネット上では、みちおと安斎の対峙に大きな反響が。「佐々木蔵之介vs竹野内豊とか贅沢すぎる」「イケオジ界2トップの共演強すぎ」「佐々木蔵之介のラスボス感いいわ」との声があった。

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