板尾創路、“名前を明かさない被告人”を好演「本当に味のある役者」

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竹野内豊が主演を務める『イチケイのカラス』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)の第10話が、6月7日に放送。インターネット上では、謎の多い役を演じた板尾創路に反響があった(以下、ネタバレが含まれます)。

竹野内が11年ぶりの月9主演を務める本作は、民放連ドラ史上初の刑事裁判官が主人公となる爽快リーガルエンターテインメント。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官で自由奔放で型破りな入間みちお(竹野内)と、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍をコミカル&ビターに描く。

青山瑞希(板谷由夏)、入間みちお(竹野内豊)
青山瑞希(板谷由夏)、入間みちお(竹野内豊)

みちおは、愛犬・みちこの弟と妹が生まれたため、青山瑞希(板谷由夏)と共に、彼女の母親・多恵(銀粉蝶)のもとへ。お祝いに、特上寿司をとるという多恵が、みちおに「だいてやる。どーんとだいてやる」と語りかける。動揺するみちおだったが、富山弁で「おごってやる」という意味だった。

帰り道、青山は、独立をするにあたって、企業法務だけではなく、国選弁護も担当することになるため、イチケイに通うと伝える。“金儲けもするし、弱い立場の人を守るために弁護もする”。みちおは「瑞希らしいよ」と声をかけた。

入間みちお(竹野内豊)、坂間千鶴(黒木華)
入間みちお(竹野内豊)、坂間千鶴(黒木華)

そんな中、合議制で審理する案件が。青山が弁護人を担当している傷害事件だ。しかし、被告人(板尾)は名前を明かすのを拒否しているという。

第1回公判。みちおは、法廷に立った被告人に名前を問うが「勘弁してください」と拒否。青山も、“反省していない”と判断され、減刑されにくくなると伝えたそうだが、それでも「過去を捨てた」と返されたという。イチケイメンバーは、被告人の「名無しの権兵衛で。それか、カンちゃん。麻雀でカンをすると、かなりの確率でドラが乗るんですよ。だから仲間からそう呼ばれています」という言葉に呆れる。

検察によると、事件内容は、被告人が、17歳の青年に暴行を加えたというもの。みちおが「検察の述べた起訴事実に間違いはありませんか?」と問うと「間違っていますよ。嘘ですそれ。私みたいなじいさんが育ち盛りの若者とつかみ合いになったら、一発でノックダウンですよ」と返す。

シーンカット
シーンカット

みちおは、名無しの権兵衛と名乗られているため、素性がわからない。武術のスペシャリストである可能性もあると指摘するが「嘘が嫌いなんです私。言っていること本当です」と被告人。青山は、氏名不詳と事件の関連性はないとし、無実であると訴えるが……。

坂間千鶴(黒木華)は、なぜ企業法務のスペシャリストである青山が、名無しの権兵衛の弁護を担当することになったのか疑問を持つ。その裏にはある理由があった。

そして、なぜ被告人は名前を言わないのか。すべての謎が明かされたとき、ネット上では、感動に包まれるコメントが。そんな板尾の演技について「板尾さんは本当に味のある役者だなぁ」「さすが板尾創路さんはこういう人物が上手い」「めちゃくちゃクセある被告人」との声があった。

次週6月14日は最終話。みちおが青山と癒着し、無罪判決を出しているとの週刊誌記事が出る。

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