バカリズム演じる理屈っぽい窃盗犯がハマり役と話題「良い味出てた」「真骨頂」

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竹野内豊が主演を務める『イチケイのカラス』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)の第6話が、5月10日に放送。インターネット上では、ゲスト出演したバカリズムの演技に「良い味出ている」とハマり役との声があった(以下、ネタバレが含まれます)。

竹野内が11年ぶりの月9主演を務める本作は、民放連ドラ史上初の刑事裁判官が主人公となる爽快リーガルエンターテインメント。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官で自由奔放で型破りな入間みちお(竹野内)と、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍をコミカル&ビターに描く。

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みちおは窃盗事件を担当することに。被害者は元国税庁の志摩総一郎(羽場裕一)。弁護士時代のみちおが最後に担当した事件の関係者だった。

こちらの事件は、前科6犯の窃盗犯・岸田茂(バカリズム)が、現在オメガ会計事務所所長の志摩の自宅に忍び込み、金庫から現金113万円を盗んだ事件。犯行後に自転車を窃取したが、新聞配達員と接触事故を起こして転倒。顔を見られてしまったため、指名手配に。1週間後に自首という形になった。

第1回公判で、検事の井出伊織(山崎育三郎)が、岸田の経歴について説明する。名門国立大学卒業後、大手投資会社に就職したものの、わずか半年で退職。「エリートから脱落して窃盗を繰り返して……」と述べていると、岸田は「聞き捨てならないですね」と横やり。「エリートから脱落して窃盗。その紋切り的な発想は、全国の泥棒を敵に回しますよ」と冷たい目を向けた。岸田は続ける。

「泥棒は魅力的な仕事です。はい。ポカンとなった皆さんいいですか。石川五右衛門、鼠小僧、フィクションで言えば、アルセーヌ・ルパン、ロビン・フッドなど、著名な泥棒は数多く存在します。それはなぜか、そこには人を惹きつける圧倒的個性が存在するからです」

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ここで傍聴席に体を向ける岸田。「ちなみに私はこの耳。どんな金庫でも開けられる地獄耳の岸田。いずれ歴史に名を残す。とにかく個性を生かすも殺すも基本をおろそかにしてはならない。地道な努力といってもいい。それは何か……」と語ったところで「発言は控えなさい」との注意が。彼は臆することなく「控えますよ。そろそろ突っ込まれる空気は感じていました」と返した。

しかし、裁判長のみちおは、にやつきながら続けるよう促す。岸田曰く、泥棒は分析が大事で、住人の生活パターン、家族構成、侵入経路の検証、どの曜日に泥棒すべきかなど述べていく。そして最後に「私はお金が余っていると踏んだ家しか狙わない。そしてこれが何よりも大事。人は絶対に傷つけない」と美学を明かした。

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饒舌な岸田だったが、逃走時の話となるとあやふやになる点、自首している点など違和感を覚えたみちおは……。

ネット上では、バカリズムの演技について「人をくったような、得体のしれない人物を演じたら、真骨頂」「バカリズムさん良い味出てた」「バカリズム最高だった」とのコメントがあった。

次回第7話は5月17日に放送。12年前の東丸電気殺人事件の真相が明らかとなる。

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