堀田真由、命がけの出産シーンの熱演に「演技に惹き込まれて何回も泣きました!」

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堀田真由が初主演を務めた『サロガシー』(フジテレビ※関東ローカル)が3月24日に放送された。インターネット上では、初主演ながら重いテーマを見事に演じた堀田に称賛のコメントが溢れた。

『サロガシー』は、昨年第32回「フジテレビヤングシナリオ大賞」に選ばれた的場友見の作品をドラマ化。サロガシーとは「代理母出産」の意味で、ゲイである兄のために代理母として妊娠出産することを決意する主人公・江島環を堀田が演じ、ゲイである環の兄・聡を細田善彦が演じた。

ある日、建築士の環は、聡の子を妊娠したことを両親に告げた。聡は初めてゲイであることをカミングアウトし、環は兄の恋人・水野圭人(猪塚健太)の精子を使った代理母出産(サロガシー)なのだと説明すると、父・忠(井上肇)は寝込み、母・彰子(宮田早苗)はタイミングよく挨拶にきた圭人に思わずパンチを食らわせてしまう。

出産も近づいた頃、突然職場で倒れて緊急入院となった環を心配して駆け付けた彰子。そこで環から、小さな頃から自分だけ認められず辛い思いをしていたと明かされた。そして環は「女を産んでよかったとお母さんに思ってもらいたい。だから子供を産もうと決意した」と初めて自分の気持ちを伝えて涙を流した。それに対し「今まで子供たちに自分の理想像を押し付けようとしていた」と自分を責める彰子を見て、忠は「今からでも親としてやってあげられることがあるかもしれないよ」と寄り添った。

出産を1週間前に控えた環は、見舞いに来ても、出産に対する不安や痛みを察そうとせず、ただ産まれてくる子供が楽しみではしゃぐ聡と圭人に不満が爆発。怒鳴り声をあげて2人を追い出すと、そこにたまたま居合わせた環の同僚・野池幸四郎(田村健太郎)が姿を現し、環は自分の事情を説明した。話を聞いてもらって落ち着いた環だったが、今度は突然破水してしまい、そのまま分娩室に運ばれてしまう。立ち会った聡、圭人、そしてなぜか幸四郎までもが環に悪態をつかれながらも、環に寄り添い出産を応援した。

産んだばかりの「ひかる」と別れると、なぜかとめどなく涙があふれ、それ以来ひかるの事ばかりを思う日々を過ごす環。そんな環を見かねて、幸四郎は、環を聡の家に連れて行った。腕にひかるを渡された環は、聡と圭人から、3人でひかるを育てないかと提案される。しかし、ひかるを抱いて、改めて自分は代理母でしかないのだ、と納得した環は「私は私1人の人生を生きる。この子を育てるのに一生を捧げるつもりはない」と2人の申し出を断った。

その夜、幸四郎から「また産んでみたい?」と尋ねられた環は、それには答えず「人生で一番幸福な瞬間だった」と伝えると、その答えに「暫定一番ね!」と返し幸四郎は、優しく環を抱き寄せた。

ネット上では重いテーマに「こんな生き方はどう? って視聴者になげかけてるような感覚は良かった」「真由ちゃんの演技に惹き込まれて何回も泣きました」「環のように自分らしく生きる生き方もまたいいな……。色々考えさせられました!」と言ったコメントが寄せられる一方で、聡&圭人の温かさに「聡と圭人のその後が見たいな」「圭人の優しい声からその穏やかな人となりが伝わってきたよ。私が一緒に住みたいw」と言ったコメントも見られた。

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