池脇千鶴“新”と竹財輝之助“白浜”の関係は?コロナを吹き飛ばす最終話に「希望のある物語」

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池脇千鶴が9年ぶりに連ドラ主演を務めるオトナの土ドラ『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)の最終話が、3月13日に放送。インターネット上では、視聴者へ希望を与える結末に「じんわりとしみじみとグッとくる」との声があった(以下、ネタバレが含まれます)。

「第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞した有間しのぶによる話題作が原作。人生を諦めかけていた40歳の笛吹新(池脇)が、超高齢熟女BAR「OLD JACK&ROSE」の扉を開き、どんな時代も明るくポジティブに生きてきた熟女ホステスたちの影響をうけ、前向きに歩み始める物語。

2020年10月。新型コロナウイルスの影響もあって世の中の状況が一変。「OLD JACK&ROSE」もその煽りを受けた。賑やかだった店は静まり返り、客足も遠のく。

そんな中、新が41歳の誕生日を迎え、店ではささやかな誕生日パーティが行われた。みな久々に盛り上がれたものの「みんなに話したいことがある。この店の今後についてだ」と蛇ノ目幸吉(品川徹)。こうした状況の中でも店を開けてきたが、もって半年。彼から「無念だが、この店を閉めることにした」と告げられた。

「OLD JACK&ROSE」閉店の日。従業員は正装でその日を迎える。退職金を渡していく中で、エリー(中田喜子)、ナマコ(久本雅美)、ひなぎく(草村礼子)が店の思い出を振り返っていく。新は「もう泣きません。そんなヤワじゃありません!」と言いつつも、みんなで号泣した。

故郷へ帰った新のもとに、ブラジルにいる音信不通だった白浜峻輔(竹財輝之助)から手紙と荷物が届く。彼の手紙には、ジルバの夫の兄・賀太郎の消息が書かれていた。内容を見て自分だけでは抱えきれないと、新は再び東京に。

メンバーを集め手紙を読んでいく。賀太郎が、身寄りのない日系人の福祉施設にいて2010年に亡くなったこと、亡くなる直前まで「日本は戦争に勝った」と言っていたことなどが綴られていた。さらに、ジルバの実の兄と姉が施設をたびたび訪ねていたという。最後にジルバについては「誇りに思っている」と……。

手紙を読んだあと、新は「マスター。私がこの店を続けます。お客さんが来なくてもいい。ここへいて、店を開けて、どなたか一人でも来てくださるのを待ちます。だってこの店はジルバの店だから」と宣言した。

x年後、スミレたちの子供も大きくなり、コロナも明けた頃、久慈きら子(草笛光子)の誕生パーティが「OLD JACK&ROSE」で開かれた。もちろん、従業員もマスターもみんな一緒だ。盛大に開催される中、店に白浜がやって来る。

ネット上では、最後まで前向きで、希望を感じる内容に「じんわりとしみじみとグッとくる」「最終回の脚本とっても良かった。希望のある物語」「最後もハッピーで最高!」「コロナが終わった世界まで見せてくれて嬉しかった」との声があった。

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