草笛光子“きら子”、妊娠&結婚に戸惑う江口のりこ“スミレ”への金言が「演技を超えた説得力」

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池脇千鶴が9年ぶりに連ドラ主演を務めるオトナの土ドラ『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)の第8話が、2月27日に放送。インターネット上では、涙、涙の結婚式シーンに対する反響の声が多数あがっていた(以下、ネタバレが含まれます)。

「第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞した有間しのぶによる話題作が原作。人生を諦めかけていた40歳の笛吹新(池脇)が、超高齢熟女BAR「OLD JACK&ROSE」の扉を開き、どんな時代も明るくポジティブに生きてきた熟女ホステスたちの影響をうけ、前向きに歩み始める物語。

浜田スミレ(江口のりこ)が、出張中の石動良一(水澤紳吾)と“1日半”連絡が取れないこともあって落ち込んでいた。毎日最低20回はメールのやりとりをしていたが、妊娠していることを告げた途端に連絡が途絶えたのだ。それに加え、もともとは新を好きだったこと、プレゼントしてくれた花束も新にあげる予定だったことを知ってしまうスミレ。いてもたってもいられず帰ろうとすると、石動の姿が。どうやら出張先で携帯電話を失くしていたらしい。怒りに震えるスミレは、そのまま出て行った。

石動は、彼女を追いかけ「こんなところ(道端)でなんですが……結婚していただけますか。結婚しましょう」と指輪を差し出す。スミレは、一瞬トキめいた表情を見せるも「こんなところで言うな!」と走り出してしまった。

後日、新が職場に退職の挨拶を済ませ、スミレのところに向かうと、彼女は、結婚をとりやめたと告白。「焦って先走った。私に結婚なんて無理」と言い、子供も一人で育てるという。新が「どうして意地をはるの。そんなんじゃ、いつまでたっても幸せになれないよ」と感情を露わにすると、スミレは「わかったような口を叩くんじゃねーよ!」と声を荒げる。「アララ(新)みたいに幸せな家族の中で生まれた人間に私の……」と言いかけたところで「長い間、ご苦労さん。アララと一緒に仕事ができてよかったよ」とポツリ。その場をあとにした。

スミレには両親がおらず、施設で育ったこと、頼れる親戚がいないことなど、事情を聞いたきら子(草笛光子)は、新を介してスミレを「OLD JACK&ROSE」に呼び出した。「あなた幸せになるのが怖いのね? 今までたった一人でたくさんの辛い思いをして……。もう我慢しなくていい。誰でも幸せになる権利はある。だから、勇気を持って、目の前の幸せに飛び込みなさい。人を信じるのよ。それでうんと幸せになってちょうだい」と言い、二人して号泣。見守っていた新とも仲直りした。

後日、「OLD JACK&ROSE」でスミレと石動の結婚式が行われた。幸せな空間に包まれる中、最後に二人から挨拶。「今日、このときを僕たち夫婦は一生忘れません。私たち、内気なんで歌います」と言い、THE BLUE HEARTSの「人にやさしく」を熱唱した。

ネット上では、感動に包まれたスミレの結婚式ときら子の言葉に「なんて愛のこもった手作りの結婚式」「演技を超えた説得力と圧倒的な存在感! 草笛光子さん、改めて凄い女優だ」「深夜に号泣しすぎてしまった」「包容力があって本当に素敵」との声があった。

次回は3月6日に放送。結婚式できら子が倒れる……。スタッフもバタバタと休み始め「OLD JACK&ROSE」にピンチが訪れる。

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