テレ東・佐久間宣行プロデューサーが明かす『ゴッドタン』名物企画の戦略とは?「マイルドヤンキー的な…」

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佐久間宣行プロデューサーをゲストに迎えてトーク
佐久間宣行プロデューサーをゲストに迎えてトーク

テレビ東京の佐久間宣行プロデューサーが、FODで配信中の『久保みねヒャダ こじらせナイト』#536にリモートで出演。MCを務める漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインと、自身の手掛ける番組に関してのトークを繰り広げた。

自宅から収録に参加した佐久間プロデューサーは、『ゴッドタン』や『あちこちオードリー』などの人気バラエティを担当するテレビ東京の名物プロデューサーで、この日も『ゴッドタン』にまつわる裏話を披露。これまでに数々の人気企画を生み出してきた『ゴッドタン』だが、中には反応の悪かった企画もあったそうで、特に「アイドル飲み姿カワイイGP」に関しては「お笑いファンからは、めちゃくちゃ評判悪いんですよ」とぶっちゃけた。

佐久間宣行プロデューサーの本音に大盛り上がり!
佐久間宣行プロデューサーの本音に大盛り上がり!

この企画は、アイドルがお酒を飲んでいる姿の可愛さを競うという恒例企画で、今年はリモートで開催。お笑い要素が薄いこともあり、お笑いファンには刺さっていないが、一方で大学生などからは放送を熱望する声が届いていたそうで、佐久間プロデューサーは「お笑いファンとは別の、マイルドヤンキー的なファンを連れて来てくれるんですよ、あの企画は」と打ち明けた。

さらに佐久間プロデューサーは、「お笑いを存分に語れるBAR」など、コアなお笑い好きに向けた企画の方が評判は良いが、もしその企画の人気がなくなってしまったときに番組自体が終わってしまうと説明。「評判が悪くても、全然違う顧客の球を入れておくっていうことをやっている」と、番組存続のための戦略を語り、3人を感心させていた。

ここで能町が「正直、私もタレントの仕事語りみたいなのが、ちょっと飽きている感じするんですよ」と告白。佐久間プロデューサーは、お笑いやテレビ番組などの仕組みそのものを語る企画や番組が増えていることについて、「解体して解体して、たぶん次のものが生まれるんじゃないかと思っています。逆に言うと、ネタバレしないものはバズんなくなってきちゃっているんですよ」と、持論を展開した。

続けて、視聴者が“テレビの嘘”を嫌う傾向になってきたと分析。そこに合わせるように、裏側を見せる番組が増えてきたと語る佐久間プロデューサーに、ヒャダインも「ここ10年くらいの(視聴者の)嘘嫌いは顕著ですからね」と同調し、能町も「もうちょっと嘘だらけのでいいと思うんですけどね」と反応した。

最後は、佐久間プロデューサーが「ケンコバ(ケンドーコバヤシ)さんくらいですよ、ずっと嘘ついているの」と笑わせると、ヒャダインも「くっきー!さんとケンコバさんはフィクションに生きている」と指摘。裏側を見せない芸風を貫く2人の話題で盛り上がっていた。

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