松本まりか、周囲を振り回すわがまま悪女役への思いを告白「この人のことを引きずると思う」『竜の道』

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女優の松本まりかが、玉木宏主演のドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)に出演中。玉木演じる竜一と、高橋一生演じる竜二の復讐相手の娘を演じる松本は、8月11日放送の第3話から本格的に物語に参戦することになる。

本作は、養父母を死に追いやった運送会社「キリシマ急便」の社長・霧島源平(遠藤憲一)への復讐を誓う双子の兄弟を描いたサスペンスドラマ。復讐のために心を捨て、顔も名前も変え、裏社会に身を投じた主人公の竜一と、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚となった弟の竜二が、様々な手を使い源平に近づいていく。

第3話では、源平が息子の晃(細田善彦)の代わりに、政略結婚によって娘のまゆみ(松本)の婿養子を新たに後継者に据えようと画策。その動きを知った竜二は、まゆみに対して積極的にアプローチをかけていく。婿養子の候補は、竜二と同じ国交省の役人で有力政治家を父に持つ三栗谷仁志(尾上寛之)という人物。竜二は、三栗谷に先駆けてまゆみを口説き落とすため、ある行動を取る。

松本は、美しい見た目とわがままな言動で周囲を振り回すまゆみについて「言葉も態度も超ド級」と表現。クランクイン前のインタビューでは「このまゆみという女性を完遂したい。こんなにも大きな宝と興奮をもたらしてくれたこの悪女の本性に、皆さまの心がザワッとしてくだされば本望です」と抱負を語っていた。

しかし、コロナの影響によって撮影は中断。松本は「その喪失感たるや、絶望感たるや……。もしかしたら、もうやれないんじゃないかという不安もあって、本当にショックでした」と、当時の心境を明かした。

また、自身の演じるまゆみという役については「自粛期間中も、ずっと『竜の道』のことは私の隣にありましたが、一切台本を開かず、一切何も入れない時期を作ったんです。そんな“熟成期間”をおいて再び台本を読むと、まゆみという人間が全然違って見えたのは、すごく良かったと思っています」と語り、中断期間中を経たことによって、役を膨らますことができたことを喜んだ。

6月の再開以降は順調に撮影が進み、7月下旬にはクランクアップ。松本は、思い入れの強い役を無事に演じきった喜びとは異なる感情も湧き上がったようで、「彼女は私を最後まで悩ませましたね……。それほど掘っても掘っても答えが見つからない、表面じゃわからない中の部分がなかなかつかめない役でした」と告白。

そして、「私はゴールテープを切っていないと思います。たぶん、この人のことを引きずると思いますし、いつかどこかで“そうだったのか”と理解する気がするというか、それほど私に問いを与えてくれました」と打ち明けた。

松本が全身全霊で挑んだまゆみという悪女が、竜二との出会いによって、復讐計画にどのように関わってくるのか? その行動、その言葉の一つひとつに注目したい。

<第3話 あらすじ>
源平(遠藤)の息子である晃(細田)の信頼を勝ち取り、計画通り「キリシマ急便」の経営コンサルタントの座についた竜一(玉木)。一方の竜二(高橋)は、源平が娘のまゆみ(松本)の婿養子として、有力政治家を父に持つ同じ国交省の三栗谷仁志(尾上)を迎え入れ、晃に代わる後継者にしようとしていることを知り、まゆみへ積極的にアプローチをかけ始める。

そんな中、竜二は大臣が絡む重要なプレゼン案件を任される。復讐のために出世を狙う竜二は精力的に取り組むが、なぜか不可解なトラブルが続発。そんな竜二の元を三栗谷が訪ねてきて……。

一方、竜一と竜二の妹である美佐(松本穂香)は、SNS上での生徒のトラブルについて相談するため、竜一がなりすましている“和田猛”の会社を訪れる。

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