玉木宏&高橋一生が『竜の道』クランクアップを報告!見どころは「ちょっとカワイイ2人の肩もみシーン」

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玉木宏主演ドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の撮影が7月24日にクランクアップ。双子役を演じた初共演の高橋一生と取材会に登壇し、ドラマの見どころを語った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により初回放送が当初の4月から延期され、7月28日(火)に初回2時間スペシャルでスタートすることが決定した同ドラマは、養父母を死に追いやった運送会社社長への復讐を誓った双子の兄弟を描いたサスペンスドラマ。復讐のために心を捨て、顔も名前も変え、裏社会に身を投じた主人公・竜一を玉木が演じ、竜一の双子の弟で、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二を高橋が、竜一と竜二の血のつながらない妹・美佐を松本穂香が演じる。原作は、2015年に急逝した作家・白川道による未完の同名小説。ドラマ版ではオリジナルの展開と共に、波乱に満ちた竜一と竜二による復讐劇を結末まで描いていく。

当初予定していたストーリーを短縮することなく、撮影を終えたことについて玉木は「今までは『始まれば当然撮影は終わる』ということが普通だと思っていたのですが、まさかこういうことになるとは思っていませんでした。無事に撮影を終えることが出来て、ひと安心しています。僕らだけでなく、スタッフの皆さんの協力があって乗り越えられた部分もたくさんあったと思います。それぞれが注意しながら、最初のメンバー全員でゴールを迎えられたというのはすごく安心しましたし、楽しみに待っていた皆さんにお届け出来てよかったなと思います」とコメント。

高橋は「刻一刻といろんな事が変わっていく中で、目まぐるしく対応に追われながら皆さん作品を作られていたと思います。感染者が出てしまったら作品自体ダメになってしまう可能性もはらむ中でここまで出来たのは、このチームの士気が高かったからだと思います。ある意味、奇跡的にこのドラマを撮り終えることが出来て、皆さんに届ける素材がそろったというだけでも喜ばしいことだと今は思っています」と、心境を語った。

復讐に挑む双子の兄弟を演じた2人だが、印象に残るシーンについては意外にもシリアスなシーンではなく、玉木が「僕はこのドラマの中で双子であっても“触れる”ということを大事にしたいと思っていていました。一つ挙げるとすれば、(竜一と竜二の)肩もみのシーン。そこはちょっと安堵できるような空気になっていると思います」と兄弟の仲の良さが表れるシーンを挙げると、すかさず高橋も「肩もみのシーンです! そこに尽きるんじゃないかなと」と反応すると、記者からは笑いが。

玉木が「ハードルが高かったんですけど、自然とそこに持っていくような流れを作りながらやってきました」と撮影を振り返ると、高橋も「基本、照明などもハードボイルドなんですね。ピンク色の照明、青い照明が窓から差し込んでいるような中で肩もみをするという……ちょっとカワイイ2人なんですよね」と、そのシーンを説明した。

そんな2人は今作で初共演。同世代の男性俳優として刺激を受けることも多かったそうで、玉木は「セリフのトーンであったり、言葉の攻め方とか受け方とか、間近でやらせていただいて勉強になりました。今のタイミングでご一緒できてよかったなと思います」とコメント。高橋は「僕もご一緒できてよかったということに尽きます。1話のピークのシーンで、玉木さんと初めてお芝居を交わしたんですが、感動しましたね。力強さというか全幅の信頼を置ける感覚というのは、玉木さんが培われてきたことでしょうけれども、とても信頼できることだと思い、この人と一緒に1クールご一緒できるんだということで期待も膨らみました」と、初共演シーンで感じた衝撃について語るものの、高橋にはある後悔も……。

「玉木さんに、自分のあまり見せなくてもいいようなところを見られている毎日でした……。『よく食べるね』って言われたり、よくしゃべるっていうことも見られたり……、あとはよく寝る! 僕が大口を開けて前室で寝ているところを玉木さんに見られてしまいましたし、あまり僕が見られたくないところを見せてしまっていたのかもしれない(笑)」と、心を許すからこそ見せてしまった行動に苦笑い。そんな高橋について、玉木も「そういうところを見せる人なんだなと安心した記憶があります」と優しくフォローした。

最後に、初回放送について、玉木は「1話と2話がドッキングされて2時間放送になったことで、より『竜の道』の世界観を視聴者の方にお届けできるというのはプラスのことだと思います。僕自身、出来上がりを楽しみにしています。ぜひ皆さんもしっかりとご覧ください」とコメント。高橋は「冒頭に皆さん驚くと思います。新番組で何が起きてるんだってことに衝撃を受けると思うので、そこからおもしろくなってくるんじゃないかと思っております。僕自身も楽しみにしているので皆さんも楽しみにしていただければと思います」と期待を寄せた。

<第1話あらすじ>
1997年、福岡。幼いころに実の両親に捨てられ、小さな運送会社を営む吉江夫妻の養子として引き取られた双子の竜一(少年時代:阪本光希)と竜二(少年時代:阪本颯希)は、夫妻の実の娘である5歳の妹・美佐(幼少期:宮地美然)と仲良く暮らしていた。しかし、全国への事業拡大を企むキリシマ急便の社長・霧島源平(遠藤憲一)の悪質な乗っ取りに遭い、多額の借金を抱えた養父母は自殺。養父母が源平に追い詰められる姿を間近で見ていた竜一と竜二は、源平への復讐を誓い合う。

それから7年後の2004年。22歳の竜一は、たばこの不始末による火事で突然帰らぬ人となってしまう。ところが、その数か月後、竜二(高橋)の前に現れたのは、顔も名前も違う竜一を名乗る男(玉木)だった。竜一は裏社会の人間として、竜二は国土交通省のエリート官僚として、源平やキリシマ急便の周辺の情報を探っていく。成長した美佐(松本)にも本当のことを告げず、復讐計画を進めていく2人は、ついにキリシマ急便の不祥事のネタをつかむが……。

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