芦名星が妊婦役の小倉優香に掴みかかり絶叫!森田望智主演のホラードラマ『あの子が生まれる…』

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美恵は英子を退院させようとするが…
美恵は英子を退院させようとするが…

『リング』や『貞子』シリーズの作家・鈴木光司が原作・脚本を手掛け、女優の森田望智が主演を務めるオリジナルホラードラマ『あの子が生まれる…』(毎週金曜24:00~最新話配信)が、FODで配信中。森田が看護師の今泉菜央を演じるほか、小倉優香が身元不明の妊婦・英子を、芦名星が院長の一人娘で看護師長の河本美恵を演じている。#2「私は幽霊なのに…」では、菜央の勤務する総合病院で20年前に起きたある出来事が描かれた。

2015年の冬、郊外にある新生病院に手首を切った臨月間近の妊婦・英子が救急搬送される。産婦人科病棟で働く菜央は対応に当たるが、英子は一切しゃべらず、所持品も無かったため、身元が分からないままだった。

英子が入院してからというもの、病院には不穏な空気が流れはじめる。産婦人科医の河本秀明(市川九團次)は彼女の顔を見て驚き、院長の河本潤一郎(羽場裕一)は激しく動揺。そして、潤一郎の娘であり、秀明の妻でもある美恵は、英子に拒否反応を示し、自身が妊娠中にも関わらず妊婦の彼女を病院から追い出そうとする。

第2話では、英子が潤一郎と愛人の芙美子(泉はる)の子供だということが判明する。1996年の夏、芙美子は潤一郎の子供を身ごもるが、新生病院初代院長の一人娘・和代(山下容莉枝)の婿養子だった潤一郎は認知を拒否。芙美子は、潤一郎に当てつけるように手首を切り、新生病院に運ばれてくる。

芙美子とお腹の子供の存在が和代の知るところになると、麻酔科医の和代は嫉妬に駆られ、入院中の芙美子を薬で殺害。しかし、子供の命は助かり、和代は「この子の名前どうする? 私、英子がいいと思う」と潤一郎に提案する。

物語は病院関係者の過去を紐解きながら、英子を中心とした人間模様が展開。主人公の菜央は、英子の世話をする中で自身の高校時代のトラウマがフラッシュバックし、美恵は、英子の自分をあざ笑うかのような態度に憎悪を募らせていく。

『全裸監督』(2019年、Netflix)のヒロイン役で注目を集めた森田は、初主演となる本作で、英子に寄り添う責任感の強い看護師役を好演。高校時代のトラウマに触れた際の心の機微を表情のみで表現するという、高い演技力を披露。

また、英子役の小倉は、発するセリフこそ少ないものの、ニヤリと口角を上げたり、「フフフフ……」と笑い出してみたりと、得体のしれない気味の悪さを体現。一方で、潤一郎に対して「殺しに来たの? 私は幽霊なのに」と語りかける場面はどこか儚く、不気味なだけではない印象を与えている。

そして、美恵役の芦名も、これまで様々なドラマや映画で培ってきた演技力をいかんなく発揮。英子に対して、何かに取り憑かれたかのように「あんた、いつまでここにいるつもりなの!? さっさと出てけよ!」と掴みかかりながら退院を迫るシーンは緊迫感にあふれており、生身の人間の怖さや迫力をリアルに表現している。

物語はまだスタートしたばかり。ジャパニーズホラーの巨匠が書き下ろした新作ホラードラマに、インターネット上では配信前から「ネット限定ドラマの攻めた感じ……期待してます!」「楽しみ!」「題名だけで、とてもとても怖い」「良質なジャパニーズホラーが期待できそうです」などの声が挙がっていた。

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