石原さとみ主演、共演に田中圭&西野七瀬ら『アンサング・シンデレラ』いよいよスタート!

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石原さとみが主演を務める木曜劇場『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~※15分拡大SP)が、7月16日からスタートする。石原が取材に応じ、撮影再開後の心境や医療従事者への思い、そして視聴者に届けたいメッセージを語った。

本作は、連ドラ史上初となる病院薬剤師が主人公の医療ドラマ。石原演じる萬津(よろづ)総合病院薬剤部の病院薬剤師・葵みどりが、患者に処方される薬の製剤や調剤を行う病院薬剤師として、患者の“当たり前の毎日”を取り戻すために奮闘する姿を描いていく。石原のほか、西野七瀬成田凌桜井ユキ井之脇海金澤美穂真矢ミキ迫田孝也池田鉄洋でんでん田中圭らが出演する。

第1話には、安藤美優永瀬莉子が1型糖尿病で入院している患者役で出演する。

<石原さとみ コメント>
――ステイホーム期間を経て撮影再開しましたが、今のお気持ちはいかがですか?

自粛中は“いつ撮影を再開できるんだろう”という不安がありました。新型コロナウイルスに関する情報が多すぎて何を信じて良いのか分からない、というのが不安の要因だったと思います。ようやく撮影再開したその日からは、“もし私自身が油断したらまた撮影が中断して迷惑をかけてしまう”という緊張感、怖さを感じながら撮影に臨んでいます。撮影している時に限らず、プライベートの時間でも気を張っています。それこそ、今は友達に会いたいと思っても、その方がどういう意識を持っていて、どのような対策をしているのかが分からないので。一人ひとりの自覚の問題だとは思いますが、常に緊張を強いられていますね。

――ステイホーム期間中、作品への思いをどのように維持されましたか?

プロデューサーやスタッフの方々とやり取りはさせてもらっていました。そして、視聴者のみなさんに『アンサング・シンデレラ』という作品を忘れられないように“何かしたい”と思っていました。ただ、このような状況なので、このドラマに関わってくださっている医療従事者の方々に負担をかけるわけにはいかない。さまざまなアイデアを巡らした結果、スペシャル動画の制作を提案させていただきました。それが『葵みどりのお薬講座』(公式HP掲載中)です。そしたら、出来上がった台本がとても長くて……(笑)。でも、そういう取り組みもあって、“セリフを覚えて演技をする”ということをステイホーム期間中も忘れることがなくて良かったです。衣装も着て葵を演じていたので、撮影が再開しても“久しぶり”という感じにはならなかったですね。

――再開後、撮影現場に変化はありましたか?

撮影が再開したら湾岸スタジオの中が“萬津総合病院”になっていました(笑)。今までロケで撮影していたシーンが、スタジオ内で撮影できるようになったのはとてもありがたいです。換気もしっかりされていますし、スタッフのみなさんがそれぞれに工夫をして、私たちがお芝居をしやすい環境を整えてくださっています。ロケでなくては撮影できないシーンもありますが、高い意識を持って、みなさんにご迷惑をかけないようにしていきたいと思います。

――共演者のみなさんと再会されて、いかがでしたか?

すごく不思議なんですけど、2か月間会っていなかったのに前より仲良くなっているんです。キャスト同士の会話もすごく多くなりました。会えない時間に愛を育んでいたわけではないんですけど(笑)、ステイホーム期間を一緒に乗り越えた仲間として、信頼感がより深まったのかもしれません。安心感、居心地の良さが増して、お芝居もナチュラルになっていると思いますね。

――薬剤師、医療従事者のみなさまへメッセージをお願いします。

目に見えないウイルスと戦うのは、すごく怖くて不安だと思います。そんな中、寝る時間を割いて、そして自分の命を懸けて多くの患者さんを救ってくださっているみなさんには、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいになります。薬剤師のみなさんも防護服を着用されていることと思いますが、着ている間は水も飲めない過酷な現場なのだそうです。検査や治療のAI化も進んではいますが、やっぱり人は人にしか救えないんだと思います。薬剤師の友人は、治癒された患者さんからお礼を言われた時、涙が流れたと話していました。ドラマを通じて、以前にも増して医療従事者のみなさんへの感謝と尊敬を形として表すことが出来たらと思っています。

――ドラマのスタートを楽しみにしている視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。

“お待たせしました”という気持ちでいっぱいです。きっとみなさんも薬剤師や医療従事者の方々への思いが、ステイホーム期間を経て変わったのではないかと思います。私自身、今放送することに意味のある作品にしたいという思いで、日々がんばって撮影しています。薬剤師のみなさんには是非ご覧いただきたいです。今すぐではなくても、お仕事が落ち着いた時で構いません。薬剤師というお仕事は本当に“尊くてかっこいい”ということを伝えたいですし、みなさんを少しでも励ますことができる作品になっていたら良いなと心から思います。話数が進むごとに本当に面白い台本が出来上がっているので、私自身どうなるのかワクワクしています。毎週木曜日はみなさんも一緒にワクワクしていただけたらうれしいです。

<第1話あらすじ>
葵みどり(石原)は萬津総合病院薬剤部で働くキャリア8年目の病院薬剤師。同じ薬剤部の刈谷奈緒子(桜井)の指示のもと、羽倉龍之介(井之脇)や工藤虹子(金澤)ら病院薬剤師たちが、山のように舞い込んだ処方箋を一つひとつ確認し、調剤、監査といった膨大な作業量をスピーディーにこなしていく。ある日、そんな薬剤部に新人の相原くるみ(西野)がやってくる。人手不足に頭を抱える薬剤部にとっては明るいニュースだが、「向いてなかったら辞めようと思ってます」ときっぱり言い切るくるみ。薬剤部部長の販田聡子(真矢)がくるみを連れて院内を案内していると、救急センターに心停止の急患が運ばれてくる。そこでくるみは、医師や看護師と連携して緊急処置に当たる病院薬剤師・瀬野章吾(田中)とみどりの姿を目の当たりにする。

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