竹内愛紗&板垣瑞生&武田玲奈&ゆうたろうが語るドラマ『シックスティーン症候群』撮影裏話!“16歳”のときの悩みや葛藤、恋愛観も語る

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左から武田玲奈、竹内愛紗、板垣瑞生、ゆうたろう
左から武田玲奈、竹内愛紗、板垣瑞生、ゆうたろう

――今作では4人それぞれが悩み、傷つき、葛藤していますが、ご自身は16歳当時、どんなことで悩まれていましたか?

竹内:私は14歳の時にスカウトしていただき、15歳で上京して仕事を始めたんですけど、それから1年目くらいは、色々とうまくいかない時期ですごく悩んでいました。学校と仕事、両立のバランスをとるのが難しくて。そんな不安や親に会えない悲しさとか……。そこを乗り越えて今があるんですけど、その時期はすごく葛藤していました。

板垣:僕は16歳の時、すごく暗かったんですよ(苦笑)。

竹内・武田:へー!

ゆうたろう:そうそう。僕は板垣くんが17歳の時にイベントで初めて会っていて。共通の友人がいて挨拶したんだけど、そのときは「はい、はい……」と割と暗い感じで(笑)。

竹内:全然見えない!

ゆうたろう:(笑)。僕はそこの1回だけの挨拶からの今回の共演で。当時から1、2年しかたっていないけど、今回会ったときは「オッス! オッス!」みたいな感じで、同一人物とは思えないくらいガラッと変わってましたね(笑)。

竹内・武田:(爆笑)。

板垣:高1、2の頃は、あまり覚えてないんだけど、本当に暗かったですね(笑)。でも、暗かった頃の自分を知っている人が1人でもいるのはやりやすい。

武田:やりやすいの!?(笑)。

竹内:大丈夫です! 今は明るくてド天然ですよ(笑)。

武田:私は16歳の時はまだ芸能のお仕事はしていなくて、地元の福島で高校に通っていて。バイトをしたり、友達と遊んだり、フワフワしてましたね(笑)。でも漠然と「このままでいいのか」という思いはありました。

――16歳はいろいろ考えてしまう時期ですよね。

板垣:そうですよね。ゆうたろう君は?

ゆうたろう:僕は高校に行かずに、広島から大阪に出てバイトして生活していました。新しい世界に飛び込むのは、すごく不安じゃないですか? 僕は当時、服屋で働いていましたが、服は好きだけど知識もないし、このままでいいのか……って、楽しいこともある一方、漠然とした不安とプレッシャーに襲われていて。フワフワしていて深いことは考えてなかったですね。でも16歳という1年間があったからこそ、今があると思っていて。無駄だったかもしれないけど、無駄じゃなかったのかもしれないです。

――今作では三角関係、四角関係と4人の思いが複雑に交錯しますが、ご自身がこの状況になってしまったらどうしますか?

武田:真ん中には挟まれたくないかも……。

板垣:たしかに。

ゆうたろう:(息吹役の竹内を差して)ここでしょ?

竹内:ならない方がいいです。絶対(苦笑)。

ゆうたろう:苦しそうだよね。原作を読んだ時も「息吹~!」てなったもん!

武田:真ん中は大変だよね。

――息吹はめい、浅田、直の3人から好意を寄せられますが、竹内さんは息吹を演じていていかがでしたか?

竹内:最初、浅田のことを拒否していたのに、息吹はだんだん好きになってきちゃう。一方で、めいと少し距離をとりたい気もしているけど、息吹はめいの過去のトラウマを作ったことに責任を感じていて……。そこの葛藤が苦しかったですね。

――浅田のような押しの強い男性には弱いですか?

竹内:「やめて」と言えないので、弱いかもしれないです(笑)。(板垣を見ながら)でも、嫌だったらうまくかわします!

板垣 どういうこと!?(笑)。

竹内:いや、浅田のことです!(笑)。

武田:私は押されるよりは押したいかな。流されやすいかもですけど(笑)。目標は、いい感じに少しずつ押したいです(笑)。

板垣:大人! 僕はぐいぐいはいけないかな(苦笑)。

ゆうたろう:僕もいけない……。直くんと一緒で、僕も割と男として見られないので、そこが悩みで。自分が告白した時に、相手が恋愛とは違う好きで、友達としての関係が終わる可能性があるのが怖いんです。だったら今の友達としての良好な関係を望みたいタイプですね。

竹内:うわ~、切ない……。

ゆうたろう:僕は「好き」っていう気持ちがあっても、押し殺せるんです。振られても諦められるので、押さないですね。直くんとは似てるかもしれないです。でもフワフワとアプローチして、意識はさせたいという思いはあります! 

板垣:僕は無理! 自分からいけないよね……。

竹内・武田:意外!

板垣:相手からきてくれればいけるのかもだけどね。

ゆうたろう:草食だね(笑)。

――今作では「守る」という言葉が頻繁に出てきますが、今「守りたい」ものはありますか?

竹内:自分です。人間観察が趣味で、目に入った人を観察したり分析したりするのが好きなんですけど、ふと自分を見ていなかったなと思って。自分の骨格ってこうだったんだとか……。

板垣:骨格!?(笑)。

竹内:笑わないでくださいよ(笑)。体型だけでなく内面とかも自分を俯瞰して考えると、なんであの時こんなに悩んでたのかなとか思ったりもするし。自分をちゃんと見つめて、今の生き方や考え方を大事にしたいですね。

――自分を顧みることで成長できそうですしね。

板垣:僕が守りたいものは睡眠です。最近は、睡眠の質をいかによくするかということに凝っていて。アロマディフューザーを使ったり、アイスまくらを使ったり色々しています。季節の変わり目は本当にダメで。最近は4時くらいに起きちゃう……。

武田:私が守りたいものは、今の平穏な生活(笑)。最近、平穏な日々がすごい幸せだなと思うんです。美味しいご飯を食べて、寝て。そういう幸せな生活ってありがたいですよね。

ゆうたろう:僕は家族です。6人家族で兄弟が多いことと、15、16歳の時、進路で家族に心配と迷惑をかけたので。今は家族全員、東京に来ているので、ちょっとずつその時の恩返しができてるのかなと思います。家族は大事にしたいですね。好感度は上げておきます(笑)。

武田:上げたね~!(笑)。

――爆上がりです(笑)。では、最後に作品の見どころを兼ねて、竹内さんから視聴者にメッセージをお願いします!

竹内:16歳ならではの悩みや葛藤、視野の狭さがリアルに描かれている作品です。4人の悩みがそれぞれ違うので、色々な人が共感できると思います。4人が葛藤しているところに注目して、楽しんで見てほしいです!

(取材・文・撮影:高山美穂)

■竹内さん
スタイリスト:Cheran Kan(neutral)

衣装クレジット
イヤーカフ 右耳¥12000  左耳¥12000 KNOWHOW(KNOWHOW JEWELRY)03-5771-2500
バングル¥23000  JOHN LAWRENCE SULLIVAN(KOH’S LICK CURRO)03-6427-1405

■板垣さん
衣装クレジット
ジャケット¥42000 パンツ¥26500(共にヒューミス)
シャツ¥39000(ディスカバード)
シューズ¥29000(ファクトタム/ファクトタム ラボ ストア)

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