女優の広瀬アリスが、今夏に放送される『世にも奇妙な物語 ’20夏の特別編』に出演することがわかった。広瀬は、4つのエピソードのうちの1話となるホラーサスペンス『しみ』で主演を務める。
ストーリーテラーのタモリと豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版がこの夏に放送決定。今回の放送で30周年という大きな節目を迎えることもあり、いつも以上に力の入った4つの物語が予定されている。
例年であれば「春の特別編」として放送されているが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、「夏の特別編」としてオンエア。広瀬が主演を務める『しみ』も、緊急事態宣言発令前の都内で、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で行われた。
広瀬が演じるのは、物語の舞台となるクリーニング店の一人娘・三浦あずさ。ある日、ふらっと店を訪ねてきた黒ずくめの謎の女(関めぐみ)に、シャツについたチョコレートのしみを取って欲しいと依頼されたあずさは、チョコレートならすぐに取れるだろうと作業を開始する。
しかし、しみはなかなか落ちず、終いには人間の顔の形のように見え始め、あずさの父親・五郎(宮川一朗太)が突如死亡してしまう。両親が何か隠し事をしているのではないかと感じたあずさは、母親の康子(山口香緒里)を問い詰め、父親の五郎が過去に友人を助けるために殺人を犯し、隠蔽していたことを知る。そして、あずさ自身もその事件に関わっていたことが判明し、やがて物語は予想もつかない方向へと転がっていく。
ホラーだけではなくサスペンスの要素もふんだんに盛り込まれた本作は、最後まで目が離せないストーリー展開が見どころの一つ。また、主演の広瀬はもちろん、脇を固める実力派俳優たちの熱演にも注目したい。今回は、広瀬からコメントも到着。以下に紹介する。
<広瀬アリス コメント>
――『世にも奇妙な物語』への出演が決まった感想は?
10代の頃から観ていたのでとてもうれしかったです。少し現実離れしたお話が多く、その中でもいろいろなジャンルがあるので、どのテイストのお話をやるんだろうと楽しみにしていました。
――最初に脚本を読まれた時の感想は?
ゾワゾワしました。映像になった時にどういう感じになるのかな、と。ここ最近はホラーテイストの作品を演じる機会が少なかったので、撮影が楽しみでしかたなかったです。
――どのように演じられましたか?
思いきり演じた方が、緩急があって良いなと思い、たくさん大声を出しました(笑)。最後の最後でしっかりオチているのが、私はたまらなく好きなので、しっかり盛り上がるようにお芝居しました。
――『世にも奇妙な物語』に出てくるような現代の科学では説明できない現象などは信じますか?
信じます。怖いのは苦手ですが、異世界の感じは、とても好きです。
――視聴者にメッセージをお願いします。
たくさんの方から愛されてきた『世にも奇妙な物語』、私自身、最近コメディータッチのものが多かったので、シリアスな新たな一面を見て頂けると思います。ぜひ、夏にゾワゾワしてください。