アンガールズ田中が『THE W』の審査員を務めた理由とは?“ジャンガジャンガ”の誕生秘話も

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漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインがMCを務める『久保みねヒャダこじらせナイト~こじらせデストピア編~』が、FODで配信中。「こじらせライブVOL.28」#13と#14では、ゲストにアンガールズ田中卓志が登場し、自身が審査員を務めた『THE W』の話題や、持ちネタの“ジャンガジャンガ”の誕生秘話で盛り上がった。

近年はお笑いに対する分析力が高く評価されている田中。能町は「最近、知的なほうでも活躍するじゃないですか。ちゃんと後輩芸人にも理論で説明している」と指摘。田中が『そろそろ にちようチャップリン』や『ゴッドタン』(共にテレビ東京系)などで見せる“お笑い評論家”としての顔は、視聴者も注目していたようで、番組には「田中さんの批評は、玄人目線でかつ的確で、とても面白いなと思っている」というお便りが届いていた。

その流れで、田中が2019年に審査員を務めた女芸人によるお笑いコンテスト『THE W』の話題に発展。田中は「ちょっと早すぎないですか、俺?」と、当初は審査員を務めるには経験も年齢も足りないのではと戸惑ったという。そんな田中は自分が審査員を引き受けたときの“方針”を説明。基本的にはネタの良いところを褒めることにしているそうで、「“ここが作るの難しい”とか“笑いの起き方が珍しい”とか、そういうのが言いたいなと思っていて」と田中ならではの“目線”を明かした。

さらに田中は「厳しいこと言うのもありだと思うんですけど、(自分が)良いこと言って、(その芸人の)今後の仕事につながってほしい」と心情を吐露。そんな芸人思いの田中に、久保は「ビジョンが良い!」と感心していた。

続いては、視聴者からの「“ジャンガジャンガ”誕生秘話を教えてください」というリクエストを受け、田中が自身のデビュー時を述懐。当時、同じ事務所にアンガールズの同期として、ロッチを結成する前のコカドケンタロウがおり、“ジャンガジャンガ”は、コカドの元相方である“キラくん”によるギターのメロディが元になっていることを打ち明けた。

また、“ジャンガジャンガ”の両手を広げるポーズは、プロレスラー・武藤敬司の「プロレスLOVE」のポーズを参考にしていると告白。”ジャンガジャンガ”をきっかけとしたアンガールズの大ブレイクについては、「“いいじゃん”みたいになっちゃって、“ジャンガジャンガ大旋風”みたいのが来ちゃって」と振り返っていた。

その後、久保から「“ジャンガジャンガ”教えてくれませんか?」とお願いされた田中は「聞いてどうするんですか、もう誰もやってないことを……」と辞退。しかし、「だからこそ、私達は語り部として後世に伝えいくために!」と語気を強める久保の熱意に押されて、ショートコントの講義などを交えながら“ジャンガジャンガ”をレクチャーすることに。教えを受けた久保は「すごい嬉しい! こういうカルチャースクールがあったら通いたい!」と感激していた。

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