カンチとリカが“既読スルー”ですれ違う!ネットでは「スマホやSNSが上手い具合にハマってる」の声『東京ラブストーリー』第3話

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完治は三上とさとみの前でリカとの仲を否定し…
完治は三上とさとみの前でリカとの仲を否定し…

伊藤健太郎石橋静河清原翔石井杏奈が出演するドラマ『東京ラブストーリー』の第3話と第4話が、FODで配信中。第3話「逢えない時間」では、伊藤演じる永尾完治と、石橋演じる赤名リカの関係を中心とした物語が展開。スマホ時代ならではの“すれ違い”が繰り広げられた。

本作は柴門ふみの同名漫画を原作に、4人の若者の恋や葛藤を描くラブストーリー。織田裕二鈴木保奈美の共演でドラマ化された1991年版と同様に、それぞれのキャラクターが魅力的に描かれている。

特に、仕事や恋に一生懸命なリカは、本作を象徴するキャラクターで、第1話と第2話で表現されてきたストレートな性格描写は第3話でも健在。一夜を共にしながらも、無神経な言葉を発した完治には「カンチって、本当に何も見えてないんだね」と怒りを露わにする一方で、後日、素直に謝る完治を笑顔で許している。

仕事中に足場から転落して救急搬送されたリカは、病院に駆けつけて心配する完治に対し「カンチはもうすぐ私を好きになるよ」と予言。その言葉どおり、完治はリカのことを強く意識するようになっていく。

完治は、思いを寄せていた同級生の関口さとみ(石井)や、関口と交際している三上健一(清原)の前では、リカとの仲を否定するが、リカから「あの日まで引き返そっか。あの日から今日までのこと、全部なかったことにしてあげる」と持ちかけられると、動揺してしまう。さらにリカの福岡出張が重なり、会えない日々が続く。

LINEでメッセージを送っても、リカは“既読スルー”ばかり。そして、出張から帰ってきたかと思えば、今度は有休消化のため、ニューヨークに旅立ってしまう。会えずにすれ違うことで、彼女への思いをはっきりと自覚した完治は、これまで躊躇していた「リカに会いたい」という素直なメッセージを送るのだった。

本作では、1991年版には存在しなかったスマホやSNSが、完治とリカだけではなく、三上と関口にまつわるストーリーでも効果的に使われている。三上が試験勉強中のため会えない日々が続く中、さとみは甲斐甲斐しくLINEでメッセージを送るが、三上は“既読スルー”。その間三上は、大学の同級生・長崎尚子(高田里穂)と2人きりで食事に行っていて……。

インターネット上では「携帯電話がある今は男女のすれ違いを描くのは難しいと言われてますが、“既読スルー”という最強のモヤモヤがありますからね」「既読スルーに着信無視、かと思えば書いたメッセージを送れない、という形ですれ違う現代なのね」「原作の時代にはなかったスマホやSNSが上手い具合にハマってる」と、2020年版ならではの演出に感心する声が溢れていた。

また、俳優陣の演技に対しても、絶賛の声が続々。「伊藤健太郎くん、演技の幅が加速度的に広がってきて非常に良き」「伊藤健太郎のカンチが最高すぎる」「石橋静河さん演じるリカがとても愛しいし心揺さぶられる。石井杏奈さん演じる関口も支えたくなる感じがいい」「清原翔くんはチャラい役も似合う!」などのコメントが多数投稿されていた。

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