沢村一樹『絶対零度』オールアップで感謝「井沢範人はなかなか巡り会えない役」

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3月16日に最終話を迎える沢村一樹主演のドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)の撮影がついにオールアップ。沢村は、撮影完了に際して、キャストやスタッフへ感謝のメッセージを伝えた。

本作は、2018年7月クールの月9ドラマとして放送された人気作品の新シリーズで、あらゆるビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)の活躍を描く刑事ドラマ。

前回放送の第10話でテロ計画の黒幕が篠田浩輝(高杉真宙)だと分かり、物語はいよいよクライマックスへ。井沢範人(沢村)らミハンメンバーは、篠田の暴走を止めるために動き出す。果たして、井沢は篠田とどんな言葉を交わすのか。直接対決の行方に注目したい。

そんな最終話の撮影が終わると、沢村は「ミハンチームが始まって、2年半以上が経ちます。横山裕さん、本田翼さんとは前作から一緒にやってきました。そして、今回の続編では水野美紀さんら新メンバーにご参加いただいた中、(前作の)柄本時生さんからバトンタッチのような形で、お父さんの柄本明さんに加わっていただくなど、面白い巡り合わせもありました(笑)」と、これまで一緒に撮影を乗り越えてきたキャスト陣に言及。

さらに、「4か月以上に及ぶ長い撮影でしたが、まだ経験の浅い若いスタッフの日々の成長を見ながら、一方で、プロフェショナルとして信頼するベテランスタッフ・キャスト、そして自分自身も『絶対零度』という作品・現場を通じて、少しずつ成長しているんだなということを実感しました」と感想を述べた。

また、前作から演じ続けた“井沢範人”という役には相当な思い入れがあるようで、「この仕事をやっている中でも、なかなか巡り合うことができないという思いです」と感慨深げ。最後は“座長”として、「世間が色々と大変な状況の中でしたが、撮影を無事に終えられたことはすごいことです。みなさん、本当にお疲れ様でした」と全員の苦労をねぎらった。

<最終話(第11話)あらすじ>
井沢(沢村)たちは、テロ計画の黒幕と思われた水島歩の正体が篠田(高杉)だったことに気づく。そのとき、ミハンが加賀美(柄本)を危険人物として検知した。26年前、映画館で起きた神経ガステロの際に、犯人の息子である歩を救った加賀美は、彼にミハンのことを話していた。加害者家族ゆえに激しいバッシングに遭いながら生きてきた歩は、ミハンに強くひかれ、この世から犯罪をなくしたいという思いに囚われて暴走したのだ。加賀美がミハンに志願したのも、そんな歩を自らの手で葬るためだった。井沢と吉岡は、拳銃を手に篠田が入院している病院へ向かう加賀美を止めるために駆けつける。

一方、山内(横山)は、クラッカーの諏訪(松尾諭)が刺殺されていた篠田のアジトで捜査一課の早川(マギー)らに合流する。そこで早川は、諏訪が篠田を拳銃で撃ったものの反撃にあって刺殺されたこと、そして小田切(本田)の骨伝導ベルトに精巧な盗聴器が仕掛けられていたことを山内に告げる。無線で香坂(水野)を呼び出し、射殺したのも篠田だった。香坂の死で自分を責めていた小田切は、監察官から聴取を受け、警察を辞める決意をする。

そんな折、ミハンが篠田を危険人物として探知。篠田は、元傭兵の里谷(高岩成二)と行動を共にしていた。篠田がまだ爆弾を所持していることを知った井沢たちは、すべてを終わらせるために動き出す。

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