遠藤憲一、久々の悪役に気合十分「子供たちがドン引きする(笑)」『竜の道』

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遠藤憲一西郷輝彦斉藤由貴細田善彦が、玉木宏主演のドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)に出演することがわかった。

同作は、養父母を死に追いやった運送会社社長への復讐を誓った双子の兄弟を描いたサスペンスドラマ。復讐のために心を捨て、顔も名前も変え、裏社会に身を投じた主人公・竜一を玉木が演じ、竜一の双子の弟で、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二を高橋一生、竜一と竜二の血のつながらない妹・美佐を松本穂香が演じる。原作は、2015年に急逝した作家・白川道による未完の同名小説。ドラマ版ではオリジナルの展開と共に、波乱に満ちた竜一と竜二による復讐劇を結末まで描いていく。

遠藤は、竜一と竜二の復讐相手となる、弱肉強食を地でいく強引な手法で、広島の小さな運送会社を全国規模の大企業へと育て上げたワンマン社長・源平を演じる。社員や家庭を顧みず、広島弁で話す態度は傲岸不遜。過去、竜一と竜二の育ての両親が営む運送会社に悪質な乗っ取りを行い、両親を自殺に追い込むが、本人は覚えてさえいない。やがて、裏社会の人間となった竜一と、国土交通省の官僚となった竜二による復讐の標的となるが、政財界や裏社会とのつながりをに利用しながら対抗していく。

鋭い眼光とコワモテから、かつてはVシネマでの悪役を数多く演じてきたが、近年ではそのイメージとのギャップを活かしたのある役や実直な役を演じることが多かった遠藤。今作で久々の悪役を演じることについては、「『もう一回やりたいなあ』と常に思っていました」と心境を明かした。そのうえで、「最近は自分でも『ウソだろ!?』って思うくらい小学生が慕ってくれるようになりましたが、まず子供たちがドン引きするだろうなあ(笑)」と、近年の出演作でのイメージが定着した子供たちへの影響を予想。「初回が終わった時に嫌われまくって、もう悪役しか来なくなっちゃったりして……(苦笑)」と冗談交じりに語る遠藤だったが、「精一杯悪に徹して嫌われるように頑張ります!」と気合十分。お茶の間を凍り付かせる怪演を見せる遠藤に大注目だ。

なお西郷は、政財界とつながり、裏社会で圧倒的な力を持つ巨大ヤクザ組織の会長・曽根村、斉藤は源平の貞淑な妻・芙有子、細田は源平と芙有子の長男・晃をそれぞれ演じる。

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