本上まなみ、“テヘペロ”に苦戦「そもそもウインクができないかも」『パパがも一度恋をした』第3話

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小澤征悦が主演、塚地武雅ドランクドラゴン)が“ヒロイン”を務めるオトナの土ドラ『パパがも一度恋をした』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)の第3話が、2月15日に放送される。

「オトナの土ドラ」24作目にして初のコメディ作品となる本ドラマは「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載された阿部潤による同名コミックが原作。妻が亡くなって以来、ショックで3年間引きこもり中の山下吾郎(小澤)の前に現れた不審な中年男が実は吾郎を心配するあまり、けなげにもおっさんの姿になって生まれ変わってきてくれた妻・多恵子(本上まなみ)の姿だったという奇想天外なストーリーが魅力のラブコメホームドラマ。塚地は“おっさん多恵子”役で、キャリア初のヒロインを演じる。

第2話では、吾郎を心配して現れた多恵子の生まれ変わり、おっさん多恵子を本気で愛そうとする吾郎の葛藤が、昭和の下ネタ全開、コメディ要素全開のストーリーで描かれた。そして第3話では、多恵子の父・十郎(山田明郷)が突然山下家にやってきたことで、吾郎はおっさん多恵子を連れて多恵子の実家を訪れる展開に……! 本作で塚地と“ダブルヒロイン”を演じている本上に、現場でのエピソードや、共演者についてなど今の思いを聞いた。

――亡くなった多恵子さんがおじさんの姿を借りて蘇った、おっさん多恵子役の塚地武雅さんとの“W多恵子”が話題です。

私は塚地さんが作られた多恵子像に寄り添う形で演じています。塚地さんの多恵子はうんと女性らしくて、とにかく可愛すぎます(笑)。それだけに、塚地さんが終わったその続きのシーンを私がやることも多いので、どうしよう……と思うことも。特に困惑したのは、多恵子特有の仕草でもある、“テヘぺロ”を塚地さんがウインクをしながらやったと聞いた時でした。「ちょっと待って、私そもそもウインクができないかも!」とてんやわんやしていたら、小澤さんに「不器用か!」と突っ込まれたりして。本当に塚地さんの多恵子は愛らしいので、後からやる私は、正直苦戦しながらやっています(笑)。

――「人は見た目か、中身か?」。このドラマを通じて考えたことがありましたら、教えていただけますか?

仕事を終え自宅に戻って、夫や子供たちと日常を過ごしているとき考えてみたのですが、正直なところ6歳の息子がおじさんの姿で膝に乗ってきたら仰天しますよね。普段は強がりなんだけど実はぬいぐるみを抱っこして寝てて、おどけた様子で踊って歌って、笑ってもらえて大満足しているその姿が別人だったら? やっぱり戸惑うとは思います。でもその仕草の端々に彼だと確信できる何かがあったらきっと信じられる。この作品のように、大切な人にもう一度会えるならどんなカタチでもいいです。そして、愛する人たちと平和に過ごせている今このときを、もっともっと大事にしたいと思うきっかけになりました。撮影現場では、スタッフの皆さんも出演者の方たちも本当によく笑って、よく泣いているんです。ひとつの家族みたいになっている。素敵な良いチームだなあと、参加できたことを幸せに思っています。

――視聴者の皆様にメッセージをお願いします。

週末の深い時間ですが、一週間の疲れを癒してくれる作品だと思いますのでぜひ楽しく見て頂けたらと思います。笑って温かい気持ちになって、自分にとっての大切な人を思い浮かべてもらえたら嬉しいです。

<第3話あらすじ>
おっさん姿の妻(塚地)にようやく慣れ始める吾郎(小澤)とトモ(福本莉子)。そんな中、新たな騒動が巻き起こる。妻・多恵子(本上)の父・十郎(山田)が突然やってきたのだ。謎のおっさんと暮らす吾郎に怒りを爆発させる十郎。昭和のプロレスラーらしく吾郎をコブラツイストで締め上げるが、そこで吾郎はおっさんが多恵子であることを叫んでしまい......。

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