小川紗良、乳房全摘を告げられるがん患者役で出演『アライブ がん専門医のカルテ』

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『連続テレビ小説 まんぷく』などで注目の若手女優・小川紗良が、2020年1月9日スタートの松下奈緒が主演の木曜劇場『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~)の第2話(1月16日)からレギュラー出演することが決定。小川は乳がん患者の佐倉莉子を演じる。

日本のTVドラマとして初めて腫瘍内科(メディカル・オンコロジー)を舞台にし、圧倒的にリアルながん治療の現状を取り扱う、医療ドラマとして全く新しい意欲作であると同時に、内科医の恩田心(松下)と外科医の梶山薫(木村佳乃)という2人の医師を中心に、腫瘍内科の研修医である結城涼(清原翔)、同じく研修医の夏樹奈海(岡崎紗絵)、腫瘍内科医の光野守男(藤井隆)、腫瘍内科部長の阿久津晃(木下ほうか)ら、がん治療の最前線で闘う医師と患者の姿を、あふれるほど情感豊かに描く、この冬最も温かいメディカル・ヒューマンドラマ。

今回小川が演じる莉子は、ごく平凡な会社員。壮大な夢があるわけでもなく、かと言って毎日が楽しくないわけでもない。休日は友人と遊んで、いつか結婚をして……そんなふうに暮らしていた莉子だが、ある日、乳がんが見つかる。横浜みなと総合病院で、心の診察を受ける莉子。心は莉子に乳房の全摘手術の話をするが、莉子は、自分の乳房が無くなるという現実が受け入れられず、心に「手術を遅らせるとかアリですか?」と質問する……。

女優、映画監督、文筆家と多彩な顔を持ち、各方面から今後の活躍を最も期待されている小川。女優としては『連続テレビ小説 まんぷく』(2018年10月~2019年3月)で主人公の長女役を演じ、その芝居と存在感が日本中の注目と話題をさらったことは記憶に新しい。そんな小川は本作がフジテレビ系ドラマ初出演であると同時に、医療ドラマにも初出演となる。乳房全摘という女性にとって断腸の選択を迫られる中、心や薫とともに女性としてだけでなく1人の人間として人生を見つめ直し、希望を見つけて出していく莉子の姿に注目が集まる。

<小川紗良 コメント>
――『アライブ』ご出演の話を聞かれた際の感想をお願いします。

医療ドラマに出演するのは初めてなので、2020年を新たな挑戦でスタートできることが嬉しかったです。腫瘍内科という部署や、がん専門医の仕事など、知らない世界が脚本の中に広がっていたので、ひとつひとつ学びながら読み進めていきました。重く深刻になりがちなこの題材を、優しく包み込むストーリーにとても共感できました。

――莉子を演じていく上での思いをお願いします。

いつも逃げてばかりだった自分と、乳がんをきっかけに向き合わざるを得なくなる。心と身体は密接に繋がっていて、病気は人を逃さないということを強く感じました。しかしだからこそ、病気を克服しようとすることは自分自身を克服することにもなるのかもしれないと、少しだけ希望が持てました。その希望を頼りに、莉子と一緒に歩んでいけたらと思います。

――視聴者へメッセージをお願いします。

今や誰もがなり得る病気、がん。誰にとっても人ごとではない物語だからこそ、優しく温かく、ポジティブな力を持ったドラマとなっています。今日を生き、明日に繋ぐエネルギーが湧くような作品となれば嬉しいです。

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