阿部寛演じる桑野の恋の行方と結末は不器用な男のブルースが炸裂!?『まだ結婚できない男』最終回

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阿部寛主演のドラマ『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の最終回が12月10日に放送。インターネット上では、最後まで桑野(阿部)らしいオチと結末に反響の声が多数寄せられた(以下、ネタバレが含まれます)。

同ドラマは、2006年7月から9月にかけて放送された『結婚できない男』の続編。偏屈で独善的で皮肉屋……けれど、どこか憎めない独身の建築家・桑野が、さまざまな女性との出会いをきっかけに恋愛を意識し、結婚を真摯に考えるまでの日常をリアルに、そしてコミカルに描く。これまで独身を謳歌してきた桑野と、ケンカしながらも関係を深めてきたまどか(吉田羊)、桑野を好意的に見守ってきた有希江(稲森いずみ)の三角関係の行方と、桑野が最終的に出す答えに注目が集まった。

最終回では、桑野が家の設計を担当している木村(伊藤正之)と離婚しようと思っている妻が建築差し止めの訴訟を起こし、夫側の証人として出廷することになった桑野。しかも妻の弁護人はまどかで、法廷で2人は対峙することになる。

有希江や早紀(深川麻衣)が見守るなか開かれた裁判では、一同が心配した通り、桑野とまどかの論争がヒートアップ。夫婦それぞれの気持ちを代弁するようで、お互いの価値観をぶつけあう討論となるが、まどかの「誰かと暮らしたい、一人が寂しいという感情は人として自然な感情でしょう」という訴えが桑野の胸に響く。

2人の様子を見ていた有希江は、まどかに「桑野さんとあんなにちゃんと喧嘩できるのはあなたしかいない。私が桑野さんと仲良く見えたのは私が合わせていただけ」と伝え、三角関係から身を引く。

そんななか、長野で暮らす母親の体調が良くないと知ったまどかは、地元に戻って母親の弁護士事務所を継ぐべきか迷っていた。一方、事情を知らない桑野は「見てほしいものがある」と、書き換えた設計図を見せる。実は桑野は、法廷でのまどかの発言を受け、木村夫婦それぞれの主張を叶えた2人で住む家の設計に作成し直していたのだ。それをまどかから見せられた木村夫婦は、離婚を取りやめ新しい家で一緒に暮らすことを決意する。

終盤、長野行きが濃厚となったまどかが、「こんなとき、誰かが“帰るな”と言ってくれたら良いのに……」と桑野に本音を漏らす。それを聞いた桑野は、素直な気持ちをいつになくストレートに打ち明け感動のクライマックスとなるはずだったのだが……?

ネット上では、気丈なまどかが見せた弱さに「きゅんてした。ひっさしぶりにきゅんてした」「久々にドラマしっかり見た。おかげで、しっかり向き合える誰か、ケンカ出来る誰かが欲しくなったな……」といった声が。また、桑野が寝ずに考えたという一世一代の告白には、「桑野さんの引き止めるシーンが好きすぎてほんま可愛い、まじであれは色んな意味できゅんってするわあああ」「最終話よかったなー。不器用な男のブルース、阿部寛の演技に泣かされました」といったコメントの一方で、「桑野さん良いこと言ったなぁ~~~~~って思ってたら最後のオチそれかよ!そりゃあ、まどかさんキレるわ!つか、みんなキレるわ!笑」「やはり最後はああでなくちゃ。桑野さんまた会う日まで。」と、桑野らしい一幕に笑いの声も。

また、最終回ということで、「桑野さんロス。明日から何を楽しみに頑張ればいいんだぁ」「面白かったし終わるの早すぎるしなんか寂しい」「もう少し2人が距離を縮めていく過程が描かれてたらグッときたのになぁ。やはり全12回は欲しかった」と終わりを惜しむ声と共に、『まだまだ結婚できない男』『もっと結婚できない男』『もう結婚できた男』『やっと結婚できた男』など、次回作のタイトルを予測するツイートで盛り上がった。

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