吉田羊演じるまどかの結婚観に変化が!?「私が生涯独身だったら、桑野さんのせい(笑)」『まだ結婚できない男』第9話

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阿部寛主演の火9ドラマ『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の第9話が、12月3日に放送される。主人公の桑野(阿部)と同じく独身の弁護士・吉山まどかを演じる吉田羊からコメントが到着した。

同ドラマは、2006年7月から9月にかけて放送された『結婚できない男』の続編。偏屈で独善的で皮肉屋……けれど、どこか憎めない独身の建築家・桑野が、さまざまな女性との出会いをきっかけに恋愛を意識し、結婚を真摯に考えるまでの日常をリアルに、そしてコミカルに描く。

第9話は、桑野がカフェ店長・有希江(稲森いずみ)と思いがけずデートをするが、その様子が気になってしまうまどかの姿が描かれる。有希江のことになると助けたり、店の看板をプレゼントしたり、どこか気になるそぶりを見せる桑野。そんな2人がデートをする展開に、まどかはどんな気持ちで見守っているのか?

その心境を吉田に尋ねると「喧嘩ばかりだと思っていた相手が、実は本音でぶつかり合える貴重な存在だったと気付いた時、途端に相手を意識してしまうってことありますよね。まどかはこれまでも、実はちょこちょこと桑野さんに“おや?”と引っかかることはあったんですが、まさかそれが“良い意味で”だったとは彼女自身も自覚がなく。そういう意味で第9話は、まどかが自分の気持ちに気付く回です。ただ、年を重ねた大人の恋心は複雑で、友情が絡めばなおさら。本心とは裏腹な、まどかさんの不器用さにも注目してください。また、前作ファンにはたまらない最大の仕掛けも9話にはあります。お楽しみに」と、純粋に好きだけでは動けない、ある種繊細な大人の恋愛事情について分析した。

撮影開始当初は「作品や役に対する、プレッシャーのようなものがあった」と話していた吉田。撮影をふり返って「“この作品は阿部寛さんである”これに尽きます。最初こそ感じていたプレッシャーでしたが、毎度桑野さんに巻き込まれていたら自然とあの掛け合いになっていて。“ああ、1人で気負わなくても良かったんだ”と途中から肩の力が抜けたのを覚えています。私も含め現場にいる全員が桑野さんのことを大好きでワクワクしていました。けれど毎回、その期待を超えてくる阿部さんの役作りの繊細さと緻密さに、俳優として沢山の学びをいただけたのも、この作品に参加できた大きな意味となりました。しかし、まどかはつくづく桑野さんに振り回されましたが、“振り回されることを幸せに感じる”というのは、やはり私が桑野さんのファンだったからかもしれません(笑)」と撮影後の心境を明かし、作品への愛情をにじませた。

そんな阿部との撮影エピソードで、一番面白かった撮影はどんなシーンだったのか尋ねると「第6話。弁護士事務所でのやっくん(※)との対決シーン。やっくんの気迫に押されて私の背後に桑野さんが隠れるのは阿部さんのアドリブですが、それに私も乗っかって、2人で画面から消えていくのは最高に面白かったです。阿部さんの発想力には、毎回本当に助けていただきました。私が一番好きなのは、第3話冒頭の桑野さん。健康器具に乗っかって、ブルブルと震えながら豆乳を飲もうとして諦める、アレはもう永久保存版に面白い。この先、嫌なことがあったらアレを見返して元気をもらいたいと思います」とコメント。

ちなみにこのドラマを機に、自身の結婚観に変化はあったのかを尋ねると「これまでは、人生で1度は結婚したいと思っていましたが、今回、桑野さんのセリフには共感しかなく、まして桑野さんが幸せそうなものだから、このまま1人でも楽しく生きられそうだなと思ってしまいました。私が生涯独身だったら、桑野さんのせいです(笑)」と笑顔を浮かべた。アドリブを含めての阿部との共演は、吉田自身も楽しかったようだ。

物語も終盤に近づき、いよいよ残り2話になった同ドラマ。最終回への見どころを尋ねると「皆様の最大の関心事はやはり桑野さんがいよいよ結婚するのかどうかだと思いますが、その前に先ずは、桑野さんが自分の好意に気付くかどうかが問題です。相手が有希江さんにしろ、まどかさんにしろ、1人も楽しいけど2人だともっと楽しいと思うのはどっちなのか、はたまたやっぱり一人がいいと再確認するのか。その揺らぎ方も、全く桑野さんらしいです。第9話から最終回へ、距離を縮めたと思ったらまた離れてまた縮めて…どうぞ最後の最後まで桑野さんに振り回されてくださいね」と締めくくった。

果たして桑野は自身の気持ちに気付くことが出来るのか? そして、その結果、独身のままか、それとも……!? 第9話から来週の最終回にかけ、大人の三角関係がいよいよ決着する!

(※)桑野を中傷するブログを書いていた人物。

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