奈緒「結婚をして家族を作るっていう方を選びたい」『まだ結婚できない男』第6話

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阿部寛主演の火9ドラマ『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の第6話が、11月12日に放送される。阿部演じる桑野信介の事務所で働くアシスタント役で出演中の奈緒荒井敦史が、リアルな結婚観について語った。

同ドラマは、2006年7月から9月にかけて放送された『結婚できない男』の続編。偏屈で独善的で皮肉屋……けれど、どこか憎めない独身の建築家・桑野が、さまざまな女性との出会いをきっかけに恋愛を意識し、結婚を真摯に考えるまでの日常をリアルに、そしてコミカルに描く。

9月に放送終了した『あなたの番です』(日本テレビ系)での演技が話題だった奈緒。今作でアシスタントの横田詩織を演じている。現在24歳だが今作の影響で結婚について考えるようになったといい、「桑野さんやまどか(吉田羊)さんは、まだ結婚はしていないけど、仕事も充実して、お友達と楽しそうにしているところが素敵で、とっても希望のあるドラマだなって思います。でもどちらかの素敵な人生を並べられた時に、私はやっぱり結婚をして家族を作るっていう方を選びたいなって思いました」ときっぱり。その理由として、奈緒は「例えばなんですけど、桑野さんだってとても素敵な男性で、じゃあもし桑野さんが家庭を作ったらどんな感じなんだろう? とか。いい人と出会って結婚したら、すごく面白い家庭ができるんじゃないか? とか。いろんな想像をさせてもらえて、どんなにわずらわしくて、めんどくさくても家族になりたいなっていうのは(ドラマを見て)すごく思いました」と、持ち前の想像力で独自の結婚観を語った。

一方、奈緒と同じくアシスタントの丸山裕太を演じている荒井は現在26歳。「ひとりは、良いことも沢山あると思うんです。なのであえて結婚しないというのにも肯定派ですね。ただ自分は、結婚は早く出来たらと思っているので、独りにならないようにしたいですけど……(笑)」と、結婚願望をのぞかせた。さらに「撮影中は阿部さんと塚本(高史)さんが中心になってくださって、自然とコミュニケーションがとれました。そのまま撮影に入っている感覚もありましたし……撮影前から事務所メンバーのあの雰囲気があった気がします」と語るように、ドラマににじみ出る現場の空気感も見どころの一つとなっている。

なお、第6話には、磯村勇斗が、桑野に振り回される弁護士のまどかのいとこ・矢野亮介役で出演。まどかに憧れて弁護士を目指し、司法試験合格に向けて頑張っているという設定で、まどかの事務所の手伝いのために上京してきたが、実はその裏で、まどかに恋人がいるのか確かめてほしいと、まどかの母の密命を受けていた! 果たして、亮介はまどかと桑野の関係を見て、どうするのか?

<第6話あらすじ>
桑野(阿部)を悩ませる“やっくんのブログ”が、ついに検索ランキングの3位に浮上。いまだ正体が分からず、このままでは1位になる日も近いと焦る桑野は、まどか(吉田)にいら立ちをぶつける。2人がいつものように言い争っていると、そこへまどかのいとこ・亮介(磯村)が現れる。亮介は弁護士を目指して勉強中で、忙しいまどかを手伝うために長野から上京してきたという。しかし実は、同じく弁護士で、娘に自分の事務所を継いでほしいと願うまどかの母から、まどかが地元に戻らない理由を探ってくるよう、密命を受けていた。

そんな母の魂胆を見抜いたまどかは、かつて母親との間に何があったのか、自分の過去を亮介に打ち明けることに。しかし、亮介を連れて有希江(稲森いずみ)の店に向かうと、間が悪いことに、そこには桑野の姿が。案の定、まどかの話を聞いた桑野は黙っていられず、いつものように皮肉を連発してまどかを怒らせてしまう。しかし、そんな2人のやり取りを見ていた亮介は、あることを思いついて……。

一方、以前から、同じジムに通う薬丸(デビット伊東)こそが“やっくん”ではないかとにらんでいた桑野は、英治(塚本)の手を借りて証拠集めに奔走する。やがて、疑惑が確信へと変わった桑野は、ジムのサウナで薬丸を追いつめる。

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