小池徹平、高岡早紀に子供の相談も「撮影中はとても恐怖」『リカ』第2話

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高岡早紀が主演を務めるオトナの土ドラ『リカ』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)の第2話が、10月12日に放送される。(放送時間繰り下げの場合あり)高岡演じる雨宮リカに“運命の相手”として付け狙われる、花山病院の副院長・大矢昌史役の小池徹平に心境を聞いた。

同ドラマは、純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう主人公・リカ(高岡)の、愛情への渇望を描くサイコスリラー。第2回ホラーサスペンス大賞を受賞したベストセラー、五十嵐貴久の「リカ」シリーズの中から、「リハーサル」「リカ」の2冊を原作に、常軌を逸した女・リカが周囲を破滅に追い込んでいく戦慄のエピソードを2部構成でドラマ化する。

第1話終了後から、「怖すぎる」「高岡さんの演技がリアル」などSNSでは、その“純愛モンスター”リカの怪演ぶりが早くも話題となっている同作。また、小池演じる大矢が子供の患者に対して優しい笑顔で接する姿に「こんな先生いたらいいな」と思った視聴者も多いのでは?

――撮影も進み、改めて大矢を演じての印象を伺いたいと思います。

リカが病院に勤務してから、次第に病院での怪事件はリカの仕業だと気づき、さらにリカが自分に好意を寄せているということがわかってからは特に、大矢の追い込まれっぷりが怒涛のように押し寄せてくるので、僕は結構、精神的に大変です(笑)。リカに追い詰められていく大矢の姿が客観的に見ても本当に可哀想だと思います。彼は本当にいい人なんですよ、でも、父親代わりの院長に(西岡徳馬)に真実を伝えたところで信じてもらえなかったりと、なにかと救いがない。唯一、婚約者の真由美(山谷花純)が大矢の心の支えになっているのは改めて感じています。

――リカに追い詰められていく大矢の姿からも、台本の面白さは感じられます。

次々事件が起きますし、いつどこでリカに見られているかわからないゾクゾクした面白さは、台本からも感じます。(撮影現場では)リカ目線のカメラで撮っている時もあり、とても臨場感が感じられる撮影をしていると感じます。常にどこかにリカがいるんじゃないかなと、見ている方もドキドキを感じられる作品かもしれないですよ。

――印象に残ったシーンを教えてください。

リカに仕組まれたある手術のシーンは台本を読んだ時から衝撃でした。リカの人としてのずれや、歪んだ愛ではないですが、正常な判断が出来なくなるサイコパスな部分にゾッとするシーンでした。

――高岡さん演じるリカに期待が増すばかりですが、共演してのご感想は?

高岡さんが演じるリカは、ホラー的要素は全くなく、その人自体が怖いというか、自然なリカというと変ですが、そういう高岡さんのお芝居がやはり凄いと思います。ちょっとした目線だったり、特徴的な腕の痣にしても、それがまたリカの恐ろしさを象徴するようで不気味なのですが、そのすべてがリカにとっては普通で当たり前という感じで生きてきたんだなと思わせるんです。

――撮影現場では、高岡さんとどのような話をしていますか?

僕は台本から先入観でリカを怖い人と見ているので、撮影中はとても恐怖です(苦笑)。ただ、現場を離れて休憩されている時の高岡さんはとても楽しい方で、いいお母さんだなと思います。たまに子供の相談をしたりしています。

――もし、リカのような人が現れたら……。

こんな人に僕は会ったことがないです(笑)。昔虐待されていたという親の影響もあるのかもしれないですが、ブレーキが利かない人というのはやっぱり危ないですし、生涯、絶対に出会いたくないタイプです。

――視聴者の方にメッセージをお願いします。

サスペンスやホラー感が強くて、純粋に怖いと思います。地上波ドラマのギリギリを攻めていると思いますので、その辺のスタッフの意気込みも含め、ドラマ好き、ホラー好きの皆さんに注目していただけるような作品になっています。間違いなく面白いと思います!

――大矢先生が追い込まれる様も、見どころのひとつですね。

リカにどんどん追い込まれていく姿は本当に可哀想。優しい先生で何もしていないのに……(笑)。僕のことを可哀想だなと思っていただけたら、役に貢献できたかもですね。

<第2話あらすじ>
院内では、看護師長の小山内(池谷のぶえ)が階段から転落し、植物状態になってしまったことに、皆ショックを受けていた。しかし院長の大次郎(西岡)は、病院の落ち度が世間に公表されることを恐れ箝口令を敷く。一方、リカ(高岡)は、大矢(小池)に接近するために更なる手段を取る。リカに翻弄されていく大矢……。

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