玉城ティナ、現役女子高生の監督ぶりに「違和感なかった」誕生日サプライズも『受験ゾンビ』

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玉城ティナ坂東龍汰堀田真由が10月4日、フジテレビで行われた「ドラマ甲子園」第6回大賞受賞作品『受験ゾンビ』(フジテレビTWO ドラマ・アニメにて10月20日23時から放送)の完成披露試写会に登場した。

「ドラマ甲子園」は、フジテレビONE/TWO/NEXTが、演出家の才能発掘のため2014年にスタートした脚本コンクールで、6回目となる今回は名古屋大学教育学部付属高等学校3年生の伊藤佑里香さんが脚本を手掛けた『受験ゾンビ』が大賞を受賞。舞台は山奥にある高校。受験を控えた三年生の夏休みに、文化祭の準備のため学校に集まったあかり(玉城)たちをゾンビが襲う。次々にゾンビ化していく生徒たちを描きながら、受験に対する悩み、苦しみなどあらゆる感情を切り取ったリアルな現代の高校生たちの人間ドラマとなっている。

監督も務めた伊藤さんは「自分で言うのもあれなんですけど、すごく面白くて感動しました。特にラストの玉城さんと坂東さんのシーンが熱気のあるシーンに仕上がった」と満足気にコメント。趣味で自主映画を制作したことはあるが、プロのスタッフやキャストに囲まれての撮影は初めてのこと。「暴力描写とかゾンビメイクとか、やりたいことを全部やらせてもらった作品。ぜひ楽しんで見てもらえたら」とアピールした。

勉強ができる優等生タイプの主人公・野口あかりを演じた玉城は、現役女子高生が監督を務めたことについて「全く違和感はなかったです。せりふもリアリティの作り方も自然でした。困ることもなくて、スムーズでした」と伊藤さんの監督ぶりを称賛。「ゾンビものはあり得ないと思う人もいるかもしれませんが、受験という誰もが通ったことのある道を重ねることによって、こういう世界もあるんじゃないかって思わせてくれるところが面白い」と見どころを話した。

坂東は撮影現場でのエピソードとして「監督は、いい芝居をしたときは“よかったです”ってすぐ言ってくれるんです。普通言われないんですよ! あり得ないことなのでうれしかったです」とニッコリ。あかりに好意を持つ無難に生きたいタイプの同級生・深瀬玄を演じたが「自分とは真逆の役なので理解するのが難しかった」と役作りに苦労した様子。

また、あかりの友だちで人には言えない癖を持つ加藤瀬那を演じた堀田は、「監督とは歳もあまり変わらないので、ある意味初心に戻ることができました。ちょっと遠いところで撮影していたんですけど、絆もぐっと深まりました」と振り返っていた。

イベントの最後には、10月8日に誕生日を迎える玉城をサプライズでお祝い。特製ケーキと花束でお祝いされた玉城は「これからも経験を重ねていい女優になりたい」と決意を新たにしていた。

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