新木優子、高良健吾

木曜劇場『モトカレマニア』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~)が10月17日からスタート。瀧波ユカリの同名コミックを原作に、元カレ・斉藤真(通称:マコチ)を引きずるあまり、“モトカレマニア”になってしまった難波ユリカの混乱と暴走と試行錯誤を描くラブコメディ。このぶっ飛びOL・ユリカを新木優子さん、つかみどころのない好青年・マコチを高良健吾さんが演じます。

今作で新木さんはプライム帯ドラマ初主演、そして高良さんはラブコメディに初挑戦。そんなおふたりに、ドラマの見どころや“過去との向き合い方”について伺いました。

――今作で初共演となりますが、お互いの印象は?

高良:僕はもともと“印象”を持たないタイプではありますが、新木さんは凛とした、目が強い方だなと思っていました。まだお会いするのが2回目(取材は8月中旬に実施)なので、これから知っていきたいなと。自分も含めて“座長”なので、支えていけたらと思います。

新木:私は高良さんにはクールな印象を持っていたのですが、お会いした時に「4か月よろしく」とサッと手を出してくださって。共演する方と最初に握手を交わしたのは初めてだったので、頼もしいな、ついて行きたいな、と思いました。

――主人公・ユリカは、元カレを引きずり続ける女の子です。

新木:ユリカは、悪く言えば過去にとらわれている。それは周りの人からするとマイナスなことですが、ユリカはそれをポジティブにできるフィルターを持っているんです。彼女みたいに、生きる糧になる恋愛なら引きずっても良いのかなと思えるし、“恋は盲目”の素敵な在り方。ユリカを見ているとどんなときでも明るく生きられそうな気がしています。

――マコチは、そのユリカに“神”と崇められる存在ですね。

高良:マコチの性格は、優しいとかまっすぐとか単純なものではないと思うんです。彼と女性の価値観にはズレがあって、ユリカをかき混ぜるところもある。優しさや可愛さも必要だけど、そこではないところも表現していきたいです。

――原作を読まれた感想は?

新木:この作品は今までにないぶっ飛んだ漫画だなと思いました。それなのに、どこかリアルでおもしろくて、そこが読む方を惹きつけているんだろうなって。私は、“脳内会議”の場面がすごく好きです。ドラマにも出てくるので、是非注目していただきたいです。

高良:他人の元カレ・元カノへ普通は興味を持てないことなのに、『モトカレマニア』だとなぜかそう思えない。そのおもしろさは絶対に大切にしないといけないし、そこは原作に寄せていきたいですね。でも、生きている人間が演じるので、ただセリフや表情を再現するだけではもったいないとも思います。あとは原作が3巻までなので、原作を超えて新しい物語ができていくというところも楽しみです。

――高良さんは初めてのラブコメ出演ですが、オファーが来た時にはどんなお気持ちだったのでしょう?

高良:仕事選びに対して、僕はじっくりと慎重なんですが、15年間役者をやってきて、ラブコメを一度も経験していないっていうのは違うと思っていたし、いつかチャレンジしたいジャンルだったんです。

――新木さんはシリアスな作品が続いていた印象がありますが、今回は“変顔”なども登場するコミカルな役どころですね。

新木:振り切らないといけないところは、エネルギーをたくさん使って振り切りたいなと思っています。ラブコメの魅力は、ヒロインの豊かな表情にもあると思っているので、できるところまで精一杯表現したいです。

――ユリカは元カレマニアですが、おふたりは何のマニアですか?

新木:アイドルがすごく好きなんですけど、ただの“アイドルマニア”ではなくて、とにかく現場に行くことが好きなんだと、最近気づきました。だから、“現場マニア”(笑)。その場の空気や一体感が好きなので、現場に行くことにこだわっています。

高良:それを聞くと、僕も“現場マニア”かもしれない。(撮影)現場に行くのがすごく好きだし、作品という物作りに入っていくときが、一番生きている気がするっていうか。現場にいる時の自分が好きだったりするので、マニアかな。あとは、昔から旅行が好き。クランクイン前にも、8日間くらい一人旅をしてきました。

――ユリカはマコチを引きずり続けていますが、過去は引きずるタイプですか?

新木:恋人だけではなくて、過去に大切にしていた“何か”に対する思いは、その後に影響してきたと思います。その時に別れを経験したからこそ、今、こういう気持ちになれるんだなって思う瞬間もありますね。プラスになることは引きずりたいけど、マイナスになるようなことは引きずらないように、と意識しています。

高良:過去は歴史だから大事です。過去は失敗だらけで、それを生かすために今がある。だから、過去を完璧に忘れることはできないですね。すべての過去が今に影響しているし、忘れる必要もないと思っています。

――では、もしも元カレ・元カノに再会したら?

新木:一対一で再会したら、懐かしく2人の時間を共有したいとは思いますけど、誰かと一緒にいたら、私は声をかけないと思いますね。今までと違う人に見えちゃいそうで……。私が知らない人生を歩んでいることが寂しいので……。

高良:僕は、当時から変わっているのが普通だと思う。あの時から、ずっと止まっていなければいいなって。その人がどうなっていたであれ、幸せであったらいいなと思います。

――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

新木:ユリカは、今までのラブコメにはいないタイプの主人公。一見かわいそうな女の子だけど、そういうものをすべて吹き飛ばして、自分のことを肯定して生きるのはすごく楽しいんですよね。私自身、“人生は自分のものなんだ”と改めて実感していますし、ドラマを少しでも楽しんでいただいて、見てくださった方の人生に良い影響が与えられたら嬉しいです。

高良:台本を読んで感じたのは、共感してもらえる人には共感してもらえるし、そうでない人にもおもしろがってもらえる作品だということ。それを僕たちが楽しんで、ふざけながらやれたら成功かなと思っています。おもしろいドラマになると思うので、期待していてほしいです!

(写真・文:勝浦阿津希)

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