三浦春馬、初の父親役の経験は“大きな財産”「忘れられない20代最後の夏になりました」

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三浦春馬が、9月17日に最終回を迎える主演ドラマ『TWO WEEKS』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の3か月に渡る撮影のクランクアップを迎えた。

同ドラマは、殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城大地(三浦春馬)が、白血病の娘・はな(稲垣来泉)の命を救うために挑む、2週間の逃亡劇を描くタイムリミットサスペンス。三浦春馬に加えて、検事・月島楓役として芳根京子、結城の元恋人・青柳すみれ役として比嘉愛未、刑事・有馬海忠役として三浦貴大、悪徳実業家・柴崎要役として高嶋政伸、国会議員・久我早穂子役として黒木瞳が出演している。

監督からラストカットのOKが出ると、スタッフからの「結城大地役・三浦春馬さん、オールアップです!」という掛け声とともに、現場は大きな拍手が。

現場に立ち会った芳根から花束が手渡された三浦は、続いて娘のはなを演じた稲垣が駆け寄ると、「おいで!」と稲垣を抱っこ。そして「皆さん、本当にありがとうございました。スタッフの皆さんのいつも和気あいあいとした空気感が、僕たちキャストにとっても本当に助けになりました。とてもやりがいもあったし、エネルギーを逆にもらえるような現場でした。(稲垣を見つめながら)はなちゃんにもすごく助けてもらいました」とあいさつし、稲垣も笑顔で「どういたしまして!」と答えると、頬を緩ませた。

さらに稲垣から、「パパに本当の子供ができるまでずっと娘でいさせてください」とかわいらしいメッセージが送られると、いとおしそうに稲垣を抱き締め、再び現場は感動の拍手に包まれた。

その後のインタビューで、三浦は稲垣の存在について、「もちろん大きかったです。月並みな表現ですが、本当に来泉がはな役を演じてくれて良かったですし、彼女しかあり得なかったなって思います!」と、父性愛を描く今作で稲垣と親子役を演じられたことに感謝。撮影を終え、「大きな達成感に包まれています。一番は娘というかけがえのない存在のために成長していく一人の男を演じられたことがとても財産になったと思いますし、今まで出会ったことのない感情に出会い、自分の芝居の可能性をこの作品によって広げてもらったなとも思っています」と振り返った。

さらに、「忘れられない20代最後の夏になりましたし、また自分は芝居が好きだなって思える現場をいただけたことをとてもうれしく思います」と、30代を目前に初の父親役に挑戦した本作への思いを語った。

娘の命を救うために繰り広げられた結城の2週間に渡る逃亡劇もついに完結。“純度100%の悪役”柴崎からの魔の手が迫る中、父性愛に目覚めた男は、娘との約束を果たすことができるのか、注目したい。

<最終話あらすじ>
すみれ(比嘉)の救出に奔走する結城(三浦春馬)を横目に、柴崎(高嶋)は、はな(稲垣)を病院から連れ出し監禁。結城が苦しむ姿を楽しむかのように、元恋人と娘、どちらを助けるか選べと迫る。

しかし当然、結城には大切な2人の命を天秤にかけることなどできない。答えを出せない結城は苦悶の表情を浮かべ、その場に立ち尽くしてしまう。するとそこへ、有馬(三浦貴大)から連絡が。「おまえははなのところへ行け」――その言葉に背中を押された結城は、すみれを有馬に託し、はなの元へ急ぐ。警察もまた、楓(芳根)の証言をもとに柴崎の逮捕に動き出し、早穂子(黒木)のもとにも大勢のマスコミが押し寄せる。

はなに襲いかかる柴崎の脅威を前に、8年の時を経て娘の存在を知り、一度は捨てたはずの人生に再び希望を取り戻した結城の願いは届くのか。2週間にわたる逃亡の末、結城を待っているのは幸せな未来かそれとも……!?

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