光石研、林遣都と父子役に!木村拓哉主演ドラマ『教場』小日向文世ら豪華キャストが集結

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木村拓哉が主演を務めるフジテレビ開局60周年記念特別企画『教場』(2020年新春、二夜連続放送)に、小日向文世佐藤仁美和田正人石田明NON STYLE)、高橋ひとみ筧利夫光石研が出演することが明らかになった。

ベストセラーとなった長岡弘樹の『教場』シリーズが原作の本作は、警察学校が抱えるリアリティーを描ききる衝撃の問題作。脚本・君塚良一、演出・中江功という最強の制作陣を迎え、木村演じるカリスマ教官・風間が教壇に立つ教場(警察学校教室)、通称“風間教場”に集う多種多様な生徒役として、工藤阿須加川口春奈林遣都葵わかな井之脇海西畑大吾富田望生味方良介村井良大大島優子三浦翔平といった豪華キャストが集結する。

今回発表された小日向は、本作の舞台となる神奈川県警察学校の学校長・四方田秀雄(よもだ・ひでお)を演じる。淡々と校内の生徒を見守る学校長である四方田は、風間を陰で支え、校内で唯一風間の過去を知る人物。四方田とのやりとりの中で風間の不可解な行動の謎が少しずつ明らかになり、物語のキーマンでもある。

佐藤は、風間教場の副教官で座学を担当する服部京子(はっとり・きょうこ)を演じる。取り調べを行う上での基本的な知識やルールを教える教官でありながら、生徒から「お酒を飲み過ぎたようだ」と言われる場面も!?

和田は、風間教場の副教官で術科を担当する須賀太一(すが・たいち)を演じる。機動隊出動服を着ての訓練や警察の術技を任され、時に威圧的な態度や発言で生徒たちを攻め立てる教官の一人だ。

石田は、風間教場の生徒の一人、樫村卓実(西畑)の大学の先輩で、横須賀白澤署の警察官・尾崎賢治(おざき・けんじ)を演じる。

高橋は、神奈川県警察学校で事務員を務める小野春江(おの・はるえ)を。筧は、警察学校の初任科教官・植松貞行(うえまつ・さだゆき)を演じる。

光石は、風間教場の生徒である平田和道(林)の父親であり、現役警察官の平田国明(ひらた・くにあき)を演じる。和道のクラスメートの宮坂定(工藤)が大学生だった頃にある事故で知り合い、定の警察官になろうと思ったきっかけを作った人物でもある。今回の発表を受けて、キャスト陣からコメントが到着。以下に紹介する。

<小日向文世 コメント>
この作品のお話をいただいた時、監督が中江功監督だと聞いて、やっとご一緒できるという事が非常にうれしかったです。またこれまでと違ったシチュエーションで木村君と共演できるのも、とても期待が膨らみました。この作品を知るまで、警察学校の世界というのは全く知らない世界でした。警察官として社会に出る直前に半年間、『教場』という場所での学びを(警察官になる)全員が受けているという事を知らなかったので、街の警察官の方々への見方が随分変わりました。“あそこを乗り越えてきた人たちなんだ”と痛感し改めて敬意を表します。今回の現場での木村君は今まで見たことのない木村君で、とても新鮮でした。この作品で、木村君はまた新しい役に出会い、これまでとは違った人物像を確実に作り上げていました。また、彼らを本当に警察学校の生徒だと思ってしまうくらい必死に警察訓練を受けて臨んでいる生徒役の若い役者陣も常に緊張感をもって真剣に演じているので、見ごたえのある作品になるのではないかと思っています。中江監督はとても穏やかでいつもニコニコして、撮影の現場を本当に楽しんでいるように感じました。時間をかけて現場を味わってひとつひとつ丁寧に作品を積み上げていく方だと思いました。見たことのない“警察学校”という世界はビックリすると思いますがそれぞれの役者が輝いている作品になっていると思うので、どうか楽しみにしていてください。

<佐藤仁美 コメント>
ドラマのお話をいただいた時は“あ! また、監督と仕事できる!”でした。木村さんは、教官役ということもあってなのか、生徒たちに時には厳しく、時には優しくと、生徒たち中心の気遣いがすごかったです。もう、教官やん!! という感じでした。それに、ちゃんとついていこうとする生徒たちしかいませんでした。いつもいい緊張感の中での撮影だったと思います。小日向さん、筧さん、和田正人(昔からの友人)がいると、私の緊張を解いてくれた気がします。だって、いつもふざけてる(笑)。

<和田正人 コメント>
自分は中学・高校の保健体育の教員免許を持っており、教育実習では教卓に立ち、体育館やグラウンドでも体を張って生徒と向き合うという経験をした事がありました。こうした経験はそのまま活かせるだろうと高をくくっていましたが、警察学校の教官という役は、これから我が国の治安を守っていく若者たちの、模範となるべき立場を演じるということ。作品へのプレッシャーはもちろんのこと、それ以上に大きな“職務”を背負わなければいけないという重圧が頭の中には常にあり、同じ指導者の立場でもまるで違うということを実感しました。撮影に入る前に行われた警察官の所作訓練では、生徒役の全員が本気で声を掛け合い、互いに叱咤激励し合い、また主演の風間教官を演じる木村さんが、すでに役柄を身に纏わせた状態で生徒たちにぶつかっていく姿を目の当たりにし、心が震える程の刺激を受けたことを覚えています。この『教場』という現場では、一瞬でも気を抜いてはいけない、教官と生徒の本気のぶつかり合いが求められる場であるとも思いました。初めての中江組への参加でしたが、ドラマ作りの心構えや、苦労の中から得られる充実感など、改めて実感させていただけた現場です。生徒の皆さんの訓練の成果、そして、教場に関わる全ての人が注ぎ込んだ作品への情熱が、どのような形で画面に映し出されるのか。本当に楽しみです。

<石田明 コメント>
“木村拓哉さん主演のドラマ『教場』のオファーがあったんですけど、石田さんどうします?”とマネージャーに聞かれて“出るに決まってるやろ!”と純度100%でつっこんでしまいました。断るバカがどこにおんねんと。舞台で共演した味方良介さんや木崎ゆりあさんと同じドラマに出られることもうれしかったです。木村さんと絡むシーンは残念ながらなかったんですが、僕の撮影初日にお会いすることは出来ました。が、緊張であいさつが精一杯で話しかけることすらできない自分が本当に情けなかったです。不慣れな現場で右も左もわからない僕でしたが、キャストもスタッフもみなさん優しく、楽しくやることができました。さらに役に合わせて髪の毛を切るという経験も初めてして俳優気分を存分に堪能させてもらいました。なので、もう思い残すことはありません。台本だけ見ても面白かった『教場』がどんなドラマになっているのが本当に楽しみです。

<高橋ひとみ コメント>
『フジテレビ開局60周年特別企画』というドラマに出演できるなんてとそれはもううれしかったです。脚本、演出、キャスト、スタッフのお名前を見ただけでワクワクしました!『教場』というあまり知らなかった世界を描くこともとても興味深かったです。警察官の方はこんなに大変な訓練をされている事を知り驚きました。それからは近所の交番の警察官の方に気楽に「おはようございまーす」と言っていたのを「お・は・よ・う・ご・ざ・い・ま・す!!」と言ってしまいます。撮影はスタジオのみでしたが、最初の教室のシーンでは生徒の方々が正しい姿勢で「よろしくお願いします!!」とあいさつして下さり、もうそこはすでに警察官の卵たちがいるようでした。なんだかとても気持ち良かったです。私の役の“小野さん”は事務の女性ですが、ドラマの所々でクスッとできる登場をします。短いト書きでもこんなに面白く膨らむのかと監督の演出がとにかく楽しかったです。キャストの印象はとにかく豪華だなと思いました。撮影も終盤のころに衣装合わせをしていたキャストを見て、「ん? どこに出演するのだろう」と思っていたら、「まさかここに!?」と思うほどのキャストでした!!

<筧利夫 コメント>
今回お話をいただき脚本に目を通した瞬間に悟りました。これはもう金字塔といっても過言ではないと思います。そしてそれを凌駕せんと緊張感MAXで挑む木村拓哉さん。すさまじい規律の中ジリジリと、そして確実に撮影は進行していきました。前後左右どこにも逃げ場のない、助けるものなど誰一人いない自分自身と向き合うしか道のない演技という名のトライアスロン。中江功監督の「カットOK!」の声を聞いた瞬間、その安堵感からバッタバッタと演者はその場に倒れこんでいきました。この衝撃は言葉で説明することなどできません。この志は必ずや映像に刻み込まれているのだと信じています。今回の現場は若者たちにとって今までにない試練の場であったと思います。しかし多くのことを学び、掴み取ったことは間違いないでしょう。まさに『教場』!!! こうであったとしか言いようがありません。

<光石研 コメント>
久しぶりの中江組、緊張と楽しみで、ナチュラルハイでした! 中江さんといえば、業界でも有名なこだわりの方ですが、本当に優しく、まずは役者の気持ちを1番に優先してくれる方。今回も、役者それぞれに丁寧にバックボーンを話していただき、ワンシーンワンシーン納得のいくまで、ディスカッションしながら撮ってらっしゃいました。僕は今回、残念ながら木村さんとは共演シーンが無かったのですが、ごあいさつした時に、そのお姿を見て、役に対する熱量を感じました! 僕を迎え討つは、若手筆頭のお二人、工藤君と林君! お二人とももっと若い頃から知っているのですが、ここ最近の伸びたるやすごい事に。本当に刺激になりました! スタッフの皆さんも、中江さんの世界観を創るため集まった精鋭ぞろいでした。とにかく、完成を楽しみにしております!

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