中井貴一、亡くなる直前の母を前に泣き崩れた理由とは?『直撃!シンソウ坂上』

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9月12日放送の『直撃!シンソウ坂上』(フジテレビ系、毎週木曜21:00~)では、明日13日(金)公開の映画『記憶にございません!』で主演を務めている、国民的俳優の中井貴一を特集する。

同番組は、世間を騒がせた「人・事件」などの“今”を、MCの坂上忍が追跡&直撃し、真相を突き止めていく“ジャーナリズムバラエティ”。大久保佳代子オアシズ)と児嶋一哉アンジャッシュ)がゲスト出演する。

坂上は中井の招待を受け、神奈川県葉山町にある中井行きつけのレストランへ。意外にも初対面となる2人、まずは過去の中井主演ドラマの視聴率ランキングを懐かしい映像とともに振り返っていく。当時、大きな話題となりシリーズ化された『ふぞろいの林檎たち』(TBS系、1983年)では、“鬼演出家”と恐れられた鴨下信一に文字通り朝から晩まで怒鳴られ続けたというエピソードを披露する中井。また、わずか25歳で主演に抜てき(放送時は26~27歳)された大河ドラマ『武田信玄』(NHK、1988年)の裏話も語る。

中井の父は、映画『君の名は』(1953年)などで知られる二枚目トップスターの佐田啓二さん。佐田さんは撮影所近くの食堂で働いていた益子さんと結婚、貴惠、貴一という2人の子供に恵まれ、公私ともに充実した日々を過ごしていた。しかし1964年の夏、中井が2歳11か月の時に悲劇は突然訪れた。佐田さんは車で仕事に向かう途中、交通事故で死亡してしまったのだ。原因は、なんと運転手の居眠り運転。佐田さんという大黒柱を失った益子さんは、貯金を取り崩しながら女手一つで貴惠と貴一を育てることに。成長した中井が、父が亡くなった事故の原因を尋ねても「運命だったのよ」と答えるだけだったという益子さん。なぜ母は父の死の真相を息子に伝えなかったのか。そこには、大人になった今だからこそ分かる、母から子への“教え”があったと振り返る中井。果たして、益子さんが事故の原因を息子に伝えなかった真意とは?

家族でたった1人の男性となった中井を、幼少の頃から厳しく育て上げた益子さんは3年前に他界。益子さんは中井が『ふぞろいの林檎たち』、大河ドラマ『武田信玄』、映画『ビルマの竪琴』(1985年)といったヒット作品に次々と出演しても、その演技について、「俳優として、まだまだ」と一切褒めてくれなかったという。そんな益子さんが亡くなる直前、中井は母と一対一で向き合い、あることをお願いする。そこで、母について「殴られた思い出しかない」と語ったほど厳しく育て上げられてきた中井は、この時、不覚にも泣き崩れてしまったと告白。これまで家族にも話してこなかったという特別なエピソードが初めて明かされる。

さらに中井が語ったのは、日本では2004年に公開された中国映画『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』に日本人としてたった1人だけで参加した際のエピソード。中国西部の新疆ウイグル自治区で撮影された作品だが、その過酷な環境やスケジュールに俳優人生最大の挫折を味わったと当時を振り返る。ついに我慢も限界を超え、撮影途中だったにもかかわらず帰国を決意しホテルで荷物をまとめていた際に、日本から一本の電話がかかる。電話をかけてきたのは、超大物俳優T。彼に「こらえろ」と諭された中井は、荷物を戻し最後まで撮影を乗り切ったという。中井が“第二の父”と慕う、その超大物俳優とは一体誰なのか!? そして、その超大物俳優からもらった「宝物」に込めた、中井の特別な思いとは!? 坂上との対談で、中井の知られざるエピソードが次々に明らかになる。

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