矢沢永吉、キャロル秘蔵映像に「バンドというのはこういう風に始まるんだな」と懐かしむ『MUSIC FAIR』

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矢沢永吉が、9月7日と14日の2週に渡り、音楽番組『MUSIC FAIR』(フジテレビ系、毎週土曜18:00~)出演。14日に、70歳の誕生日を迎えるロックンロール界のレジェンド、矢沢を大特集する。

番組では、1973年当時のキャロル時代の数少ない貴重なテレビ出演映像から、ソロになってから幾度も出演した『MUSIC FAIR』の過去出演映像まで、若かりし頃の矢沢の秘蔵映像をたっぷり紹介。さらに、9月4日に発売されたばかりの最新アルバム「いつか、その日が来る日まで...」からの楽曲やその他往年の代表曲を披露。矢沢一色のスペシャルな30分を2本立てで伝える。

7日の放送では、2010年6月に発売されたアルバムから矢沢らしいロックンロール全開の楽曲「サイコーなRock You!」で幕を開ける。司会の仲間由紀恵軽部真一アナウンサーとのトークでは、矢沢がキャロル時代に初めてテレビに出演することになったというフジテレビの番組『リブ・ヤング!』(1974年4月~1975年1月)について、出演に至るまでのいきさつや、プロの歌い手として生きていくことになった原点について熱く語る。『リブ・ヤング!』に初出演した際の映像は残念ながら見ることができないものの、キャロルとして2度目に出演を果たした際の映像(1973年10月21日OA)には、キャロルを代表する楽曲「ファンキー・モンキー・ベイビー」を歌う若かりし日の矢沢が映っている。久しぶりに見る自身の映像に、「これからやるぞ! という感じ。バンドというのはこういう風に始まるんだな」と当時を懐かしんでいた。

番組後半では“フジテレビ秘蔵アーカイブ集”と称し、ソロシンガー“矢沢永吉”として走り出した矢沢の蔵出し映像が登場。長い時間をかけて作り上げられてきた歌唱スタイルについて仲間が質問すると、YAZAWAタオルを肩にかけて歌うことになった経緯や、独特のマイクパフォーマンスの誕生秘話などについて語る。番組の最後には、マイナーコードの切なさがよく出た大好きな曲の一つだという、1988年に発表されたアルバム「共犯者」から「ニューグランドホテル」をシックに歌い上げる。

続いて14日の放送では、メモリアルな日にふさわしくスタジオで司会の仲間、軽部アナから矢沢に真紅の大きな花束が手渡された。70歳の誕生日を迎えた感想を聞かれると、矢沢は「信じられません」と一言、噛み締めるように答えた。そして長寿番組『MUSIC FAIR』ならでは、恒例の過去出演時の映像が登場。番組初登場の1979年から、2014年の前回登場時の映像まで、長い歴史を通して進化していく矢沢の姿を見て、「男としてカッコよく年を重ねることができる秘訣は?」と司会の軽部アナが尋ねると、「本当になりたかった、歌を歌うという仕事を全うしようとしたことかな」と持論を語った。

歌うのは、「南米のにおいが少しして、曲を書いたときから好きだった」という1992年のアルバムに収められた楽曲「長い黒髪」と、発売されたばかりで7年ぶりという最新アルバムから「ヨコハマ Uō・Uō・Uō」を披露。70歳という節目を迎え、「まだ歌えるまで歌うぞ、ステージに立つぞ」という今の思いがアルバムのタイトルに込められているという。

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