天海祐希、20年後のサザエさんに!西島秀俊はマスオ役「温かい夫婦の形を築けたら」

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天海祐希が主演を務めるスペシャルドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』(フジテレビ系)が、11月24日(日)の20時から放送される。天海が演じるのは、20年後のサザエさん。ドラマでは、主人公であるサザエさんを中心に、歳を重ねた未来の“磯野家の人々”の姿を描いていく。

今年の10月にアニメ放送50周年を迎える『サザエさん』。その記念すべき年に、磯野家の20年後を描くスペシャルドラマの放送が決定した。すでに発表されている10年後の磯野家の姿を描く舞台『サザエさん』に続く試みとなり、サザエ役の天海の他、マスオ役の西島秀俊、カツオ役の濱田岳、ワカメ役の松岡茉優、タラオ役の成田凌、フネ役の市毛良枝、波平役の伊武雅刀の出演が決定。『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』や『HERO』の鈴木雅之が演出を手掛ける。

かつてドラマ化されたことはあっても、20年後を舞台にしたのは今回が初。いつも明るく笑い声の絶えなかった磯野家だったが、20年経ち、家族が一堂に会することも少なくなっていた。31歳になったカツオ(濱田)は、野球選手や漫画家などを夢見ては挫折を繰り返し、現在は商店街の洋食店でシェフをしているが、経営悪化によって幾度目かの挫折の危機に直面。妹のワカメ(松岡)も29歳になり、アパレル関係のデザイナーとして働いているが、なかなか自分のデザインが採用されずに悩んでいた。

また、23歳のタラオ(成田)は、就職活動中だが、やりたいことが見つからず面接で玉砕の日々。定年退職を迎えた波平(伊武)はカツオたちの将来を案ずる一方で、距離感の取り方がわからず、歯がゆい思いを抱えている。そんな夫と磯野家の人々を温かく見守るフネ(市毛)。そして、マスオ(西島)は出世したものの、中間管理職として板挟みの会社員生活を送っていた。

それぞれが悩みを抱えつつも、お互いを思い合うあまりにすれ違う磯野家の人々。そんな家族の仲を修復し、全員に笑顔を取り戻そうと、サザエ(天海)は町内の盆踊り大会に家族で出かけようと呼びかける。果たしてサザエの“おせっかい”はみんなの心に届くのか。天海の演じる誰も見たことのない20年後のサザエさんに期待したい。

そして、今回は出演者からのコメントも到着。それぞれがドラマへの意気込みなどを語った。

<天海祐希 コメント>
――国民的漫画の主人公“サザエ”を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

国民的な漫画のキャラクターなので、プレッシャーが半端ないです。でも私にと声をかけていただいたことに、少しでも応えられるといいなと思います。何よりもこんなチャンスはないので! サザエさんですよ!! すごくうれしいです。ご一緒させていただく、キャストの皆さん、スタッフの皆さんと“20年後のサザエさん”という世界を大切に積み上げて、皆さんにぜひ楽しんでいただけたらなと思います。

――“サザエ”の役作りで意識されていることはどのようなことですか?

(テレビアニメ『サザエさん』の声優を務める)加藤みどりさんにお目にかかり、サザエさんで演じる上で核になるようなお話を聞かせていただきました。本当にすごく素敵なことを教えていただけたので、そこを中心に大事に演じたいなと思います。(サザエさんの髪型について)ヘアメイク、監督、スタッフの方とすごく考えました。微妙にサザエさんに見える髪型、なじみの深い髪型ですからあれをどうするか、でもイメージを変えずにちょっと変化があったほうがいいんじゃないかとそこから話し合いを繰り返しました。賛否両論あるかと思いますが、私が考えるサザエさんはこのようになりました。ぜひ楽しんでいただけたらと思います。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします

日本のみならず、世界中に“サザエさん一家”のファンはたくさんいらっしゃると思います。その方たちにはもちろん、もしかしたらこの作品からサザエさんに触れてくださる方にも、皆さんにますますサザエさんを楽しんでいただけるよう心を込めて丁寧に演じていきたいなと思います。素晴らしいキャストの方たちと毎日楽しく撮影させていただいています。ぜひ楽しみにしてください。

<西島秀俊 コメント>
――“マスオ”を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

お人好しで気が弱く会社では損な役回りになってしまうこともあるマスオさん。その裏にある優しさを丁寧に演じたいと思います。原作では明るい“サザエ”とおっとりした“マスオ”の良い夫婦関係が描かれていますが、初共演の天海さんとも二人三脚でどこか温かい夫婦の形を築けたらと思います。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

サザエや家族たちが待つ家に帰ることで幸せを感じている“マスオさん”を視聴者の皆さんに共感してもらえるように演じられたらなと思います。

<濱田岳 コメント>
――“カツオ”を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

国民的漫画のキャラクターをやらせていただくことに、とても重く責任を感じています。そして、天海さんをはじめとする、すごく豪華なキャストの方の中に“カツオ”として混ぜていただいたことは一人の役者としてとても光栄に思います。20年後で31歳になっているので、その中でも“カツオ”らしさ、視聴者の方はアニメのまま進んでいると思いますが、その20年後も、アニメと変わらず温かい目で見ていただきたいです。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします

日本人の誰しもが見たことがある、茶の間でご飯を食べる家族団らんのシーンは、“あの磯野家に自分がいるんだ”と思うとすごくワクワクしたんです。このドキドキ、ワクワクを視聴者の方にも早くお見せしたいです。僕の世代ですらホームコメディドラマはあまりなかったので、王道なホームコメディドラマに出られたことがうれしいです。今の時代にやることにも意味を感じますし、懐かしくもあり、もしかしたら若い世代の方は新しさを感じるかもしれない。責任をもって、(視聴者の方に)お届けできるように頑張っているので楽しみに待っていて下さい。

<松岡茉優 コメント>
――“ワカメ”を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

撮影は順調で、現場で“ワカメさん!”と呼ばれることに慣れてきました。主演の天海さんはサザエさんのような人で、現場を明るく照らしてくださっています。パンツですか? 衣装合わせで提案してみたのですがやっぱりダメでした(笑)。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします

20年後ということで、ワカメちゃんは29歳になっています。就職もして、素敵な彼氏も居て。そんなワカメちゃんに大きな転機が訪れます。 将来への不安や悩みを抱えた磯野家の若者たちを、どうか温かく見守ってください。

<成田凌 コメント>
――“タラオ”を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

皆さんのイメージは3歳のタラちゃんのイメージですから、20年後のタラちゃんを演じることはとてつもない責任を感じています。日本中誰もが知っているタラちゃんを魅力的に演じられたらなぁと思いますし、皆さんの期待を裏切らないように(期待に)応えたいと思います。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします

日々楽しく撮影させていただいて、とっても楽しい作品になると思います。家族全員が揃った初日の撮影から、磯野家全員で話をして本当の家族みたいな雰囲気です。その空気感が伝わればなと思います。

<市毛良枝 コメント>
――“フネ”を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

昭和の、というより、明治、大正から、こういう女性はいたなぁと思うような庶民の母像ですから、令和の時代にどうなるのか? 悩みながらも、現代のお母さん、おばあさんとして普遍的な価値にせまれるようなフネさんでありたいと思います。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

今も続くサザエさんの20年後って……? 頭が混乱しますけど、磯野家のみんなで楽しく描いていきたいと思います。ぜひご覧ください。

<伊武雅刀 コメント>
――“波平”を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

ありがたいことです。この国民的漫画である“サザエさん”に出演できることの幸せをかみしめております。同時に、私に“波平”ができるのか? という多少の不安も感じています。楽しみなのは、お茶の間のシーンを演じることで、役者冥利に尽きる喜びです。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします

この磯野家の小さな物語をご覧になって、一家だんらんの素晴らしい絆を思い出して下さい。思いやり、いたわり、ゆずり合い、日本人の持っている素晴らしい国民性を思い出して下さい。

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