遠藤憲一、息子を殺した13歳少年を激しく糾弾『それぞれの断崖』第2話

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遠藤憲一が主演を務めるオトナの土ドラ『それぞれの断崖』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)の第2話が、8月10日に放送される。

原作は社会派ミステリーの名手として知られる小杉健治の同名小説で、物語は家庭内暴力をふるう不登校の中学生が殺害されるところからスタート。加害者は13歳の同級生だが、殺人を犯しても少年法で守られていて罪には問われない……。悲劇の夜、被害者の父である恭一郎(遠藤)は、酒に酔い、怪しげな店で遊んでいたことが発覚。妻の雪子(田中美佐子)や娘たちに恨まれ、警察からも疑いをかけられる。さらに、加害者少年への怒りを爆発させたことで、人でなし呼ばわりされ、世間から容赦ないバッシングを受ける。

第1話を見た視聴者からは「展開がしんどすぎるな 胸が苦しめられるドラマ」「エンケンが、したいみつけたときにでた声、なんかリアルだよなあ」「納得いかない気持ちがわかり過ぎる 今後のドラマの展開はわからないけど私も被害者の父親の気持ちがわかる」などの声が。また、恭一郎の息子・恭介を演じる渡邉蒼について「渡邉蒼くんの表情に、声に、全てに惹き込まれた」と、その名演技を絶賛する声が寄せられていた。

<第2話あらすじ>
息子・恭介(渡邉)を殺したのが同級生の八巻満(清水大登)であること、少年法上まだ13歳の満は犯罪者にはならないということを知り、激怒する志方(遠藤)。さらに、不登校や家庭内暴力などの問題があった恭介の側にそもそも事件の原因があったのではという憶測記事が出て、志方や雪子(田中美佐子)、真弓(仁村紗和)らは怒りに震える。

志方は出版社に勧められて、反論の手記を出すことに。満に対し殺意むき出しで激しく糾弾する内容と、さらには編集部が企画した座談会でも満への憎しみを感情的にぶちまけたことで、世間から猛烈なバッシングが巻き起こる。恭介側の家庭の問題や、事件当夜に志方がいかがわしいデートクラブにいたことも発覚し、志方家や職場にまでマスコミが押しかける事態に発展してしまう。

一方、満の母・はつみ(田中美里)は、息子が犯した罪に打ちひしがれながらも、せめて志方家に謝罪したいと申し出るが、満の弁護士・若菜(内田滋)に「その必要はない」と止められる。警察は、高城秀子という女性に対する暴行事件にも満の関与を疑っていた。はつみは、理解しているつもりでいた息子の得体のしれない部分を突きつけられ、戸惑うばかりだった。

志方は、事態を重く見た会社から休職を命じられる。雪子もフラワーアレンジメントの講師を辞めざるをえなくなり、真弓は婚約者の父親から婚約破棄を告げられてしまう。恭介の事件と、志方の言動が引き起こしたバッシングは、志方家に大きな暗い影を落としていた。

そんな中、満が高城秀子への暴行を認めたという知らせが入る。満は、恭介と共謀してやった、10万円を恭介に脅し取られた、と供述していると言う。信じられない志方だったが、恭介の部屋を探すと供述通りの10万円が見つかり、呆然とする。恭介は、秀子に憧れてラブレターまで書いていたのだ。彼女を襲ったりなどするはずがない。恭介のことは信じている。真実を求めて、志方はある無謀な行動に出る。

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