遠藤憲一、田中美里とのラブシーンで熱くなり過ぎた?「見えちゃっていたみたいで」

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8月3日にスタートするオトナの土ドラ『それぞれの断崖』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)の制作発表が31日、都内で行われ、主演の遠藤憲一、共演者の田中美里田中美佐子が出席した。

社会派ミステリーの名手として知られる小杉健治の同名小説をドラマ化。家庭内暴力をふるう不登校の中学生の息子が、13歳の同級生に殺害され、事件に翻弄される父の恭一郎(遠藤)が、加害者の母親・八巻はつみ(田中美里)と禁断の恋に落ち、やがて家族を崩壊させていく姿をミステリアスに描く。

劇中では田中美里とのキスシーンやベッドシーンもあるといい、遠藤は「58歳にもなってこういう恋愛と向い合う役が来るなんて思いもしなかった」と照れ笑い。妻の志方雪子を演じる田中美佐子からは「会うたびにもうキスした? やっちゃった? って……」と冷やかされたと明かした。

遠藤は続けて「キスシーンは実はこれから。その前のやっちゃったシーンから先に撮った」とユーモアを交えつつラブシーンを振り返ると、「俺はこの年なんで、醜くならないよう、行為が美しくなるようお願いして撮ってもらいました。(行為の最中)カーってなりすぎて、ブラジャーまでとっちゃって、そこはカットになっていると思います。見えちゃっていたみたいで……」と振り返ると、田中美佐子は横から「見えちゃったの?」と嬉しそうに横やり。これに遠藤と田中美里は恥ずかしそうな表情を浮かべていた。

遠藤は「とりあえず激しさと美しさを表現しました」と述べ、田中美里も「そのシーンはとにかく綿密に。そういうシーンは動作とか作業が多くて格闘技みたいなものです。気持ち的にはとにかく遠藤さんがちゃんと(役の中で自分を)好きになってくれるようにって思いながら演じていました」と振り返った。

一方、田中美佐子演じる雪子は、夫を“加害者の母”に寝取られ苦悩する。撮影中も役に入り切って感情が表に出てしまうことが度々あったといい、「そんな時は遠藤さんが優しいんです。わたしがひどいことを言われて泣きそうになると、撮影が終わったとたん、大丈夫? 大丈夫? って近づいてくるんです。わたしは終わったら、もうすぐに次のシーンのこと考えるから全然平気なのに、遠藤さんのほうが引きずっちゃっていて……」と指摘。「こっち来るんじゃねぇって撮影の時、わたしが怒って突き放したら、遠藤さんが本当に泣いちゃったこともあります」と明かすと遠藤は思わずため息。「現場で3人そろうといたたまれない気持ちになる。それくらいみんな役に入り切ってやっている」と話していた。

会見には、今作で10年ぶりのドラマ主題歌を担当するCHEMISTRYも出席。主題歌「Angel」を生披露した。

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