男子高校生同士のBLバンドストーリー『ギヴン』スタート!立夏と真冬の出会いに注目

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男子高校生同士のBLアニメ『ギヴン』が、フジテレビの運営する動画配信サービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」で配信中。#1「Boys in the Band」では、高校生の上ノ山立夏(CV/内田雄馬)と佐藤真冬(CV/矢野奨吾)の出会いが描かれた。

今作は「シェリプラス」(新書館)で連載されているキヅナツキの同名コミックを原作としたBLアニメ。立夏と真冬の関係を主軸に、バンドに情熱を注ぎ込む人々の物語が展開していく。

高校生離れしたギターの腕前を持ちながら、ギターを覚えた頃の情熱を忘れかけていた立夏は、ある日、昼寝をしようと立ち寄った階段の踊り場で、気弱で無口な青年・真冬と出会う。

真冬はなぜか赤いギターを持っており、立夏はそのギターの弦が錆びていることを指摘。そして、ギターのことを何も知らない真冬の代わりに弦を張り替え、チューニングを行い、一つのコードを鳴らしてみせる。立夏の奏でたその音に衝撃を受けた真冬は、「俺に、それの弾き方を教えてください」と懇願。その日から立夏を慕うようになる。

「他を当たれ」と、真冬からの頼みを断り続ける立夏。それでも付きまとってくる真冬に根負けする形で、音楽スタジオにいた自身のバンドのメンバーであるドラムの梶秋彦(CV/江口拓也)と、ベースの中山春樹(CV/中澤まさとも)を引き合わせる。

立夏の兄貴分的な存在の秋彦と春樹は、初心者の真冬を前にして、「とにかくカッコつけたい」「嵐を呼びたい」と気合十分。しかし、いざバンド練習が始まると、立夏は2人以上にノリノリのギター演奏を披露し、真冬を圧倒する。

自分でも気づかぬうちに真冬の情熱に感化されていた立夏。そして、立夏の渾身の演奏に衝撃を受けた真冬。その帰り道、改めて教えを乞う真冬に、立夏は「とにかく、ためしに軽音部見てこい。いじわるとかじゃなくて、お前のために言ってんの」と諭す。

後日、スタジオで立夏と再会した真冬は、自分で弦を張り替えられるようになったことを告げ、「軽音部とか行ったんじゃなかったのかよ」と尋ねる立夏に対し、「行ったよ。いろいろそろってたし、楽しそうだったけど、上ノ山くんのほうがカッコよかったよ」と告白。そして、「だから、もっとギターを教えてください」と立夏に笑顔を向けた。

物語はまだスタートしたばかり。立夏と真冬の関係がどのように発展していくのか。初心者の真冬がなぜギターを持っているのか。春樹や秋彦は物語にどう関わってくるのか。なお、同アニメはフジテレビの「ノイタミナ」枠でも放送中。「ノイタミナ」枠では初となるBLストーリーの今後に注目したい。

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