田中美里、遠藤憲一と禁断愛!主題歌はCHEMISTRY『それぞれの断崖』

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田中美里田中美佐子が、8月3日スタートの遠藤憲一が主演を務めるオトナの土ドラ『それぞれの断崖』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)に出演することが決定した。

原作は社会派ミステリーの名手として知られる小杉健治の同名小説。物語は家庭内暴力をふるう不登校の中学生が殺害されるところからスタート。加害者は13歳の同級生だが、殺人を犯しても少年法で守られていて罪には問われない……。悲劇の夜、被害者の父である恭一郎(遠藤)は、酒に酔い、怪しげな店で遊んでいたことが発覚。妻や娘たちに恨まれ、警察からも疑いをかけられる。さらに、加害者少年への怒りを爆発させたことで、人でなし呼ばわりされ、世間から容赦ないバッシングを受ける。

田中美里が演じるのは、“被害者の父”である恭一郎と禁断の愛に墜ちていく、“加害者の母”八巻はつみ。デビュー作の連続テレビ小説『あぐり』(NHK、1997年)のヒロイン役以降、清純なイメージが未だ失われていないが、今作では“殺人者の母”という難役を艶っぽく演じる。

一方、田中美佐子が演じるのは、恭一郎の妻・志方雪子。遠藤とは映画『ミックス』(2017年)以来、再び夫婦を演じる。最近はバラエティ番組でも飾り気のない笑顔で人気だが、今回は一転シリアスな役。母親役の経験は多いが、「子を殺された母」は初めてとなる。

また志方家の長男・恭介を渡邉蒼、長女の真弓を仁村紗和、次女の真紀を永瀬莉子、恭介を殺してしまうはつみの息子・満を清水大登が演じる。

さらに、CHEMISTRYが主題歌「Angel」を担当する。同曲はドラマのために作られた書き下ろしで、CHEMISTRYがドラマの主題歌を担当するのは約10年ぶりとなる。

田中美里、田中美佐子からコメントが到着。以下に、紹介する。

<田中美里 コメント>
オファーをいただいた時、すごく難しい役だけど、こんなにやりがいのある役は滅多にないので絶対やりたいと思いました。母親は何度も演じてきましたが、「殺人者となる子を持つ母」というのは初めてなので想像してもし尽くせず。また禁断の愛に堕ちる役というのも初めてで、単に艶っぽいというだけでなく、そういったシーンに葛藤や悲しみ、それこそ純粋さも入り混じったような感情も含めて表現しなければならないので、とても難しいと思っています。

遠藤さんとは19年ぶりの共演です。先日そのドラマを見返して、遠藤さんが多くを語らず憂いを目で表現していて、改めて志方役にぴったりだと思いました。田中美佐子さんとは初共演です。すごくナチュラルに繊細な部分まで表現される方なので間近で見て学びたいです。役柄上、少し先となりそうですが、一緒にお芝居する日が楽しみです!

<田中美佐子 コメント>
オファー時、主演が遠藤憲一さんと聞いて、すぐ「やりたい!」と答えましたが、その後、企画書を読んでものすごい話だな、と。同世代の娘をもつ身としては「子を殺された母」なんて現実には絶対あって欲しくないですね。今まで色々な役をやってきて「こんな人間、現実にはいないでしょ」という人物像でも、私は「世の中に絶対1人はいる」と信じて演じてきましたが、今回それが初めて揺らぐかもしれません。

私が思う遠藤憲一さんの一番の魅力は、気が弱いところ。若い頃は前に「出ることができないタイプ」で苦労されていて、だからこそ今、必死に自分を表現している姿がすごく素敵だなと思います。田中美里さんとは、名前が一文字違いゆえ一緒にキャスティングされることはないかなと思っていたので、今回実現できて良かったです。実は美里さんがご自身のラジオ番組で話した内容に対し「この前の(ラジオ)面白かったです」「ファンになりました」と、言われることが度々あり、それだけ人気のある方なので私はトクをしていました。でも今回の脚本を読むと……この夏きっと演技上でバチバチあるかもですね(笑)。

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