松坂桃李「これが、この年齢の恋愛のしかたなんだ」『パーフェクトワールド』最終回

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松坂桃李主演のドラマ『パーフェクトワールド』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の最終回が、6月25日に放送される。このほど鮎川樹を演じた松坂からコメントが到着。ラブストーリーの連続ドラマに初めて挑んだ感想や、最終回の見どころを語った。

本作は、女性コミック誌「Kiss」(講談社)で連載中の有賀リエによる同名コミックを原作としたラブストーリー。不慮の事故で突然車いす生活を送ることになり、生涯一人で生きていくと決めていた建築士・樹(松坂)が、高校の同級生・つぐみ(山本美月)と再会し、心を通わせる姿を描いていく。

先週放送した第9話では、互いの気持ちに正直になった樹とつぐみ。樹はヘルパー・葵(中村ゆり)に、つぐみは婚約までした幼なじみの是枝(瀬戸康史)に、自分たちの本当の気持ちを告げ、ついに結婚を決意。しかし、つぐみの父・元久(松重豊)だけは首を縦には振らない。何度も門前払いにあいながらも、樹が根気よく会いに行くと、ついに元久が「2人で話そう」と応じてくれたところで物語は終わった。果たして最終回で2人は何を話すのか? そして樹とつぐみは、幸せをつかむことはできるのか?

今作は、松坂にとって30歳になって初めて挑戦した連続ドラマであり、なおかつ連ドラでは初めて挑戦したラブストーリーになるが、改めて感想を尋ねてみると「以前に経験した恋愛映画は“好き、嫌い、別れる、イヤだ!”みたいな学園ラブストーリーだったので、全然違いましたね。今回のような大人のラブストーリーをやってみると、現実がついてくることによって、いろいろなことを考えなきゃいけない。“そりゃそうだ”という風に、ちゃんとリアルに置きかえて考えることが出来たので、すごくいい経験が出来たと思います。お付き合いをするということは、相手の先にある親だったり、子供だったりをいろいろと考えるということ。“これが、この年齢の恋愛のしかたなんだな”と、つくづく思いました」としみじみとした口調で語った。

最終回の見どころについては「タイトルに返っていくと思います。全員が思う、共通の“完璧な世界”というものはないれけど、2人だけが感じることのできる完璧な世界“パーフェクトワールド”っていうのは、もしかしたら見ることができるかもしれない。そのためには、いろいろな壁を乗り越えなきゃいけないんですけど。それを乗り越える意味があるのは、おのおのが欲しい幸せがあるからこそだと思ったんです。2人にしか分からない価値が、最終的にこのタイトルに繋がると思います」と語った。

さらに、このドラマを通して、伝えたいメッセージを尋ねると「“ひとりで頑張りすぎない”っていうこと。頼れるところは頼って。そうするともっとうまく、自分自身の気持ちが、互いのストレスになる事もなく、いろいろなことが豊かになっていって、いい人生が送れるのではないかなと思います」と、車いす生活を送る樹を見事に演じきった松坂ならではのコメントで最後を締めくくった。この先、どんなことがあろうと人生を共に歩む決意をした樹とつぐみ。果たして2人に待ち受ける未来とは?

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