山本美月、瀬戸康史演じる是枝とは「良き友達にはなっても、恋愛にはならない」『パーフェクトワールド』第9話

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松坂桃李主演のドラマ『パーフェクトワールド』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の第9話が、6月18日に放送。このほど、松坂演じる初恋の鮎川樹と瀬戸康史演じる幼馴染の是枝洋貴の間で揺れ動く、川奈つぐみを演じる山本美月からコメントが到着した。

本作は、女性コミック誌「Kiss」(講談社)で連載中の有賀リエによる同名コミックを原作としたラブストーリー。不慮の事故で突然車いす生活を送ることになり、生涯一人で生きていくと決めていた建築士・樹(松坂)が、高校の同級生・つぐみ(山本)と再会し、心を通わせる姿を描いていく。

先週放送した第8話では、長野県松本市で起きた地震が原因で連絡が取れなくなった樹をつぐみが見つけ、助けた。その一方、東京に住むつぐみの婚約者・是枝(瀬戸)と樹のヘルパー・葵(中村ゆり)は、急いで松本へと車を走らせるが、樹が助かったとの知らせを聞いても、心の中では別の不安を募らせていた。そんな思いをよそに、樹とつぐみは自分たちの意思で再会。樹が「後悔があるんだ」と言いかけたところで物語は終わった。

「鮎川君との恋愛と、ヒロ(是枝)との恋愛、それぞれに応援してくれる方がたくさんいると思います。心の中で鮎川君を消せないまま、誠実にヒロと向き合うのは難しかったです(笑)」と振り返った山本。さらに「ヒロとつぐみは似ている部分があって……。つぐみが鮎川君のことを想う気持ちと、ヒロがつぐみのことを好きで諦めないって想ってくれる気持ちが重なって、つぐみはプロポーズを受けたんだと思います」と分析した。

また、番組スタート当初、山本自身に鮎川派か、是枝派かを尋ねたところ、悩んだ末に鮎川派と答えていた山本だったが、あらためて尋ねると「鮎川君がいいです」とキッパリ。「前はちょっと迷いましたけど、今はまったく迷わないです。ヒロと居るとひたすらラクなんですけど……、それって恋愛じゃないんだなって気が付いたんです。また、つぐみとヒロみたいに、似た者同士は良き友達にはなっても、恋愛にはならないのかもしれませんね。でもあれだけつぐみを大切にできるヒロは幸せになるべきだな、とは思います」と答えた。

なお、自身に似ているタイプとの恋愛がよいのかを尋ねると「私自身は、ちょっと似ている部分も欲しいですがインドア派なので、相手はアウトドア派な方がいいかなと思います。キャンプとかにも行きたい気持ちはあるんですけど、なかなか……(笑)。なので行動力のある方がいいですね」と付け加えた。

そして終盤の見どころについては、「つぐみに関しては、いろいろな刺激を受けて、人として成長していく過程で自分の本当の気持ちに気付いていくところ。鮎川君に対して“大好き”というキラキラした部分だけではなく、高木夫婦と出会ったり、鮎川君から離れて生活したりすることで、つぐみは“恋は盲目”だけではなくなっていきます。仕事面での成長や、人としての深みに強さが加わるからこそ、鮎川君との関係も新たに生まれ変わっていくと思いますので、そこにも注目していただきたいですね」とアピールした。

<第9話あらすじ>
地震で資材の下敷きになり身動きが取れなくなった樹(松坂)は死を覚悟するが、つぐみ(山本)によって救出され、なんとか命の危機を脱する。同時に、再びつぐみに会えた喜びをかみしめる樹だったが、翌日、東京から駆けつけた洋貴(瀬戸)や葵(中村)の姿に、もう後戻りは許されないのだと思い知らされる。そして、つぐみとの関係をきっぱりと断つためにも、高木夫妻のマイホームの一件は、同僚の沢田(池岡亮介)に引き継ぐことに。しかし、地震を機に、一度は失ったはずの“生きることへの執着”が再び自分の中に芽生えていることに気づき、樹はそれまで胸に秘めていたある後悔を隠し切れなくなり、急いでつぐみの元へ向かう。同じ頃、つぐみもまた、自分たちの人生に悔いはないという圭吾(山中崇)と楓(紺野まひる)の言葉を聞いて、いても立ってもいられなくなり……。

自分の気持ちにうそをつけなくなった樹とつぐみは、周囲の人を傷つけることを承知のうえで、洋貴と葵、そして家族にも、正直な気持ちを打ち明けることに。ところが、つぐみが会いに行くより一足先に、洋貴は樹の元を訪ね「一回だけ殴らせてもらっていい?」と静かに怒りをあらわにする。

さらに、樹は葵に区切りをつけようと話を持ちかける。今の自分があるのは葵のおかげだとしながらも、正直に胸の内を明かす樹。しかし葵は樹の気持ちをさえぎるように食い下がり……。

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