遠藤憲一、息子を殺された父親役で主演!加害者の母親に心惹かれ…『それぞれの断崖』

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遠藤憲一が、8月3日スタートのオトナの土ドラ『それぞれの断崖』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~)で主役を務めることがわかった。遠藤は、14歳の息子が同級生に殺され“被害者の父”となった志方恭一郎を演じる。

原作は社会派ミステリーの名手として知られる小杉健治の同名小説。物語は家庭内暴力をふるう不登校の中学生が殺害されるところからスタート。加害者は13歳の同級生だが、殺人を犯しても少年法で守られていて罪には問われない……。悲劇の夜、被害者の父である恭一郎(遠藤)は、酒に酔い、怪しげな店で遊んでいたことが発覚。妻や娘たちに恨まれ、警察からも疑いをかけられる。さらに、加害者少年への怒りを爆発させたことで、人でなし呼ばわりされ、世間から容赦ないバッシングを受ける。

そんな恭一郎が怒りの矛先を向けたのは、“加害者の母”である八巻はつみ。はつみは儚げな美しさを持つシングルマザーだった。恭一郎は、法律に守られた加害者少年の行方や、少年を育てた母親の動向を知るため近付いていくが、自分と同じ苦しみを見て、次第に心が揺さぶられていく……。

大ブームを巻き起こした『真珠夫人』『牡丹と薔薇』など、昼の帯ドラマで数々のヒット作を生み出したプロデューサーと演出家が再び集結。究極の愛を描き、世の女性たちを魅了した精鋭たちが、今回は骨太な社会派ドラマに挑む。もがき苦しむ人間の有り様をどう描くのかに注目だ。

主演の遠藤からコメントが到着。以下に、紹介する。

<遠藤憲一 コメント>
今回は、かなり骨太な社会派ドラマ。出演依頼を受けたとき、まずは「主人公の感情の変化が複雑で、かなりハードルが高い役。心して演じなければと」と思いました。さらに、許し合えるはずの無い2人が心を重ね合うという展開に「フィクションとはいえ、感情面はリアルに丁寧に表現したい」とも思いました。

見てくださる方の立場によって、それぞれの役に共感できたり反感を持ったりすると思いますが「登場人物の行く末を見てみたい!」と思ってもらえるよう、キャストやスタッフのみんなで頑張って作り上げていきたいです。

「オトナの土ドラ」には2度目の出演となりますが、この枠って深夜ならではの今まで見たことが無い、思い切ったストーリーを楽しめる枠ですよね。今回の作品は、ヒューマン・サスペンスの側面があり、登場人物が思わぬ方向に舵を切ったりします。「そっちに行っちゃだめ!」と毎回ハラハラしながら見てもらえたら嬉しいです。

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