中村ゆり「いい意味で嫌われたら…」松坂桃李&山本美月の仲を大いにかき乱していく!

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松坂桃李主演のドラマ『パーフェクトワールド』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の第4話が、5月14日に放送。このほど、過去に樹(松坂)の自殺を止め命を救った長沢葵を演じる中村ゆりからコメントが到着した。

本作は、女性コミック誌「Kiss」(講談社)で連載中の有賀リエによる同名コミックを原作としたラブストーリー。不慮の事故で突然車いす生活を送ることになり、生涯一人で生きていくと決めていた建築士・鮎川樹が、高校の同級生・川奈つぐみ(山本美月)と再会し、心を通わせる姿を描いていく。

第3話では、ひかれ合う樹とつぐみをはばむ障壁が次々とあらわれた。つぐみの父・元久(松重豊)とタイミング悪く鉢合わせしてしまった樹の印象は悪く、交際を知った元久とつぐみは気まずい雰囲気に。また幼なじみでつぐみに思いを寄せる、洋貴(瀬戸康史)は、かいがいしく世話を焼くつぐみを見ていられず、ついに、つぐみを抱きしめてしまう。さらに「俺はつぐみが好きだから」と樹に宣戦布告……と衝撃的なシーンで終わった。第4話では、受傷直後の樹を叱咤激励し、支えてきた葵と樹の過去を知ったつぐみは、次第に葵の代わりに樹を支えたいと強く思うようになり、介護の勉強を始める。あきれつつも、そんなつぐみを支えたいと洋貴はさらに距離を縮めていく。その一方で、樹は体の不調をうったえるが、その相手とはつぐみではなく……?

第3話で描かれた回想シーンで、自殺しようとする樹を葵が止めたシーンは印象的で、SNS上でも「ただ優しいだけよりも長沢さんのようなキツめの看護師って必要だ」「長沢さん、ただの悪役じゃないのね。つぐみにきつく当たった後に後悔しているのは意外」といったコメントが寄せられ、話題となっている。

そんな葵について、演じる中村はどのような印象をもっているのだろうかーー。

中村は、「自分の解釈としては、葵は葵なりの仕事に対するプライドがあったり、一番現実を見てきた立場ならではの正義があったりするなとは思いながらも“結構なことするな”という印象です(笑)。ドラマのスパイスとして受け取っていただき“いい意味で嫌われたらいいかな”と思います。本当にこじらせていますよね(笑)。越えてはいけない線を越えていますが、人間臭さとして“彼女も全然完璧じゃない”っていう意味でとらえてもらえたらうれしいですね」と語った。

さらに「共感とまではいかないかもしれませんが、働く女性としてプロに徹しているところは理解できます。人の生死や挫折、再生などを間近に感じるとても大変なお仕事ですし、強くなければ持てない慈愛もあれば、きれいごとではすまされないストレスもあるだろうと思います」と葵について分析。役について意識していることを尋ねると「ラブストーリーに必要な、“ちょっと邪魔するポジション”も見せつつも、葵の中での“好き”という気持ちも大事にしています。また、つぐみにひどいことを言っている自分に対しての、恥ずかしさや悲しさもあるでしょうから、ただのキャラクターにならないようにしたいと思います。1話の終わり、樹にボディータッチをすることに対して少し抵抗があったのですが、実際、看護師の方にお話を伺ったときに“患者さんを安心させるために触ることもある”ということを教えてもらって、ふに落ちたのを覚えています。そういった現場の方の声も意識したいと思いますね」とプロ意識の高さをのぞかせた。

最後に見どころについては、「ラブストーリーでありながら、漫画とは思えないくらい、深いところまで踏み込んで描いていることにびっくりしましたし、知らないこともすごく多かったです。この作品がドラマになることで、大事なことが知られていくというのは、素晴らしいことだと思いました。本当に美しい2人のラブストーリーだから、なるべくかき乱したくないんです。でも、葵は大いにかき乱していくので、“不器用な人なんだ”と、面白がって見守ってあげてください(笑)」と笑顔で答えた。

<第4話あらすじ>
樹(松坂)と葵(中村)の間に自分が入り込む余地はないことを悟り始めた、つぐみ(山本)。それでも、恋人として樹と過ごす時間はなにより幸せで、つぐみは次第に自分が葵に代わって樹を支えたいと思うようになる。一方で、つぐみが献身的に樹を思えば思うほど洋貴(瀬戸)の一途な思いも膨れ上がり、つぐみを思わず抱きしめてしまう。洋貴はついに「俺はつぐみが好きだ」と樹に宣戦布告をする。

樹の生活をもっとサポートしたいと考えたつぐみは、毎日仕事帰りに樹の家へ。「毎日来てくれなくてもいいんだよ」と気遣いを見せる樹に対し、「会いたいから来てるの」と答えるつぐみだったが、冷蔵庫に葵が作った総菜を見つけてしまい思わず嫉妬してしまう。

さらにつぐみは樹に内緒で介護の勉強を始めていた。連日深夜まで猛勉強する姉を見たしおり(岡崎紗絵)は尽くしすぎだとあきれ気味。見かねた洋貴も介護セミナーを終えたつぐみを食事に誘うが、お互いを意識する2人の間には、気まずい空気が流れ……。

一方、感覚がないはずの足に激痛が走り眠れずにいた樹。次第に増す痛みに我慢ができなくなり助けを求め、ある人物に電話をかける。

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