武田梨奈、藤ヶ谷太輔主演『ミラー・ツインズ』で空手アクション披露!「刺激がありすぎる」

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藤ヶ谷太輔Kis-My-Ft2)が主演を務める東海テレビとWOWOWの共同製作連続ドラマ『ミラー・ツインズ』(Season1は東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜23:40~/Season2はWOWOW、6月8日スタート、毎週土曜22:00~)に出演中の武田梨奈のインタビューが到着した。本作で武田が演じているのは、義感あふれる女性刑事・久能詩織。5月4日放送の第5話ではアクションシーンも披露する。

本作は、警視庁捜査一課の刑事・葛城圭吾(藤ヶ谷)が、20年前に起きた誘拐事件によって離れ離れになってしまった双子の兄・勇吾(藤ヶ谷/二役)と、存在意義をかけてぶつかりあう心理サスペンスドラマ。鏡のように裏表で反目し合う双子の運命を息もつかせぬ展開で描いていく。

そして第5話からは、いよいよ新章に突入。20年前の誘拐事件の真相が明らかになってくると同時に、圭吾と勇吾を巡る物語は混迷を深めていく。高橋克典演じる警部補の皆川耕作と共に、圭吾に協力する新人刑事の久能を演じている武田は、第5話で特技の空手を活かしたアクションにも挑戦。今回のインタビューでは、物語の見どころや、新境地ともいえる役柄などについて語った。


――毎話どんでん返しが魅力の『ミラー・ツインズ』。演じる上で気を付けていることはありますか?

結末をいったん消し去って演じています。今回は(高橋)克典さんとご一緒というのが本当にありがたいです。ワンシーンごとに克典さんが、「この場面は、あとであのシーンの重要な伏線になるから……」といろいろアドバイスを下さるんです。私がリハーサルで演じてみて、どうもしっくり来ない時があるんですけど、そういう時も克典さんがすぐ気付いて、相談に乗って下さるんです。
クランクイン前は「詩織は演じるのが難しい役になるだろうな」と、とても不安でした。
展開が分かっている上で、次々と衝撃の真実と対峙していかなくてはいけないので。監督や現場の皆さんと積極的に話をしています。

――詩織はどんな女性でしょうか?

この作品は、登場人物全員が何かしらの“闇”を抱えていて、詩織はそのひとつ一つを暴いていくポジションだと思っています。
父親が上司というのも大きいですね。<※詩織の父親は捜査一課長の久能源一郎(石黒賢)>父を尊敬はしているけれど、コンプレックスの原因でもあるので。「エリートの父親のお陰で、まだ若いくせに女だてらに刑事になれた」と周りから見られているのを、詩織はひしひしと感じているはずです。でもそう思われるのが嫌でしかたない。だから仕事ではお父さんとの接点をできるだけ持ちたくないのに、圭吾さんを助けるためお父さんに頼るんですよね。その複雑な心境をしっかり表現したいと思っています。

――女性キャストで一番の若手が武田さんになりますが。

そのことも詩織を演じる上で役立っています。と言うのも、詩織を演じる上で私の中で意識していたのが年齢と性別だからです。刑事課は女性も少ないし、若手もほとんどいません。克典さんをはじめ、ベテランの皆さんの中にいると詩織の「なめられたくない」、「早く認められたい!」という気持ちを自然に作ることができてます。

――詩織にも過去がある?

まだ明かせませんが、詩織にもいろいろあります。これからそのバックボーンが徐々に描かれていくので、「そんなことがあったの?」とぜひ驚いてほしいです。
監督からは最初、できるだけ子どもっぽさをなくし、新人刑事だけれど、「私はもう一人前だ」と思う気持ちを強く持つよう言われました。だから劇中でも上司の皆川さんに意見を言うとき、遠慮がないし口調も強くしています。さらに監督から声のトーンも少し低めにしてほしい、とのリクエストを頂いたので、「私は刑事」という思いを意識して声をワントーン低くしています。

――ところで圭吾と勇吾。武田さんはどちらがタイプですか?

圧倒的に圭吾さんを選びます! 誠実なところがいいです。女性って恋愛に刺激やスリルを求めるって言いますけど、私の仕事自体、刺激がありすぎるじゃないですか(笑)。スリルしかありません。プライベートでは心穏やかでいたいので、絶対圭吾さんです(笑)。

――ドラマのテーマの一つが登場人物の二面性。武田さんにも周りの人が驚くような一面はありますか?

藤ヶ谷さんと克典さんに「そういうタイプだとは思わなかった」と言われたんですが……克典さん演じる皆川さんとのシーンで、「行くぞ」「はいっ!」と歩き出す場面があったんですが、1回目はこけて、2回目は近くにあった車のミラーガラスにぶつかってしまって。お二人から、「すごくしっかりしている女の子だと思っていたけれど、違うんだね」と言われてしまいました。ちょっと恥ずかしかったです(笑)。

――物語はいよいよ新章に突入です。今後の見どころは?

前半の詩織はとにかくしっかりしていて、新人なのに自分から率先して捜査に加わっていきました。とても前向きですが、一方でなぜそこまで刑事という職業に固執するのが、謎でもあります。後半に向け、詩織の内面も描かれ、彼女の弱みも判明します。そこで頑なだった詩織の女性らしい一面も垣間見えるので、心境の変化も見て頂けたらうれしいです。果たして詩織はただ事件を追う者なのか、そこには何か別の意味もあるのか、という点も含めて。
克典さんからも、「結末がわかっているからあえて言うけれど」と詩織を演じる上でとても大切なことを教えて頂きました。話をうかがい、鋭いナイフのような克典さんの言葉に、ドキッとしたんです。その衝撃をぜひ視聴者のみなさんに届けたいと思っています。

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