上野樹里、単独月9初主演『監察医 朝顔』時任三郎と父娘役で共演

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上野樹里が、7月スタートの月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)で主演をつとめることがわかった。上野は、玉木宏とのダブル主演作『のだめカンタービレ』(06年10月~12月)以来、13年ぶりの月9ドラマ主演であると同時に、初の月9ドラマ単独主演となる。

同ドラマの原作は、漫画「監察医 朝顔」(原作:香川まさひと、漫画:木村直巳、監修:佐藤喜宣)。06年から「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)で連載が始まり、6巻以降は電子版のみでの発刊となるも人気を博し続け、13年発刊の30巻をもって完結をした医療漫画。上野が演じる万木朝顔(まき・あさがお)は、死因を明らかにし、遺体の“生きた証”を見つけ出すため、時に自身の仕事の範疇(はんちゅう)を超えてまで懸命に、そして真摯に遺体に向き合う新米法医学者。そんな朝顔に、父としてだけでなく仕事相手としても寄り添うのが、時任三郎演じるベテラン刑事・万木平(まき・たいら)。朝顔は解剖で、平は捜査で、遺体の謎を解き明かしていくさまをサスペンスフルに織りなすと同時に、遺体から見つけ出された“生きた証”が生きている人たちの心を救っていくさまをハートフルに描いていく。

一方、朝顔と平はとある過去を抱えており、それは11年3月11日に発生した東日本大震災。今なお行方不明者がいる中、朝顔の母もその1人。存在自体が“生きた証”である母の遺体が震災で奪われてしまった中、朝顔は誰かの“生きた証”を見つけ出す法医学者の仕事に打ち込み、平は時間があれば遺体を探しに東北へ向かう。

本作では、各話でさまざまな事件を扱いながら、全話を通して、ぽっかりと空いた母の穴を少しでも埋めようとするかのように肩を寄せ合い、笑顔と涙を繰り返して、少しずつ前へ進んでいく父娘のかけがえのない日々を、あふれるほど情感豊かに紡いでいく。

今回の発表を受け、上野と時任からコメントが到着。以下に紹介する。

<上野樹里コメント>
――初の月9単独主演となる本作の話を聞いて抱いた思いを教えてください。

初めての主演ドラマは月9『のだめカンタービレ』でした。長期に渡って演じさせていただいたので、たくさんの思い出がありますし、いろんな経験をさせていただきました。そんな特別な思い入れのある枠に、また出演することができて大変うれしく思います。

――主人公の万木朝顔を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

法医学者であり、震災で母を亡くした娘を演じます。刑事である父とともに事件と向き合い、被害者のご遺体に残されたメッセージと心から向き合います。太陽とともに咲く朝顔の花のように、辛いことがたくさんあっても明るく前向きに生きている主人公を演じていけたらと思います。

――時任さんとの共演に向けての思いを教えてください。

大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』では、実の父上を演じていただいた時任さん。ですが、共演するのは今回が実質初めてとなります。今回は、震災で母を亡くした父娘という役どころですが、8年前に震災があった時も父娘という役どころだったことに、何かご縁を感じます。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

新元号から始まる最初の作品ということもあり、皆さんの心に残る素敵な作品になるよう、精一杯頑張りたいと思います。

<時任三郎コメント>
――10年ぶりの月9出演となる本作の話を聞いて抱いた思いを教えてください。

ほんとに時が経つのが早いなと(笑)。10年ぶりの月9が、くしくも同じ“法医学”をテーマにしたドラマだということに驚いています。自分自身も人生の最終コーナーにさしかかる年齢になり、“生きるということ”をもう一度、このドラマを通して考える機会になればと思っています。

――万木平を演じていくにあたっての意気込みを教えてください。

誰に対しても同じように“平”に接するようなキャラクターでいけたらいいなと思っています。

――上野さんとの共演に向けての思いを教えてください。

以前から勝手に親近感を抱いていた方だったので、共演がとても楽しみです。

――視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

“死”をテーマにしたドラマですが、半面的に“生きることの素晴らしさ”をお伝えできたらと思っています。また、エンタテインメントとしても楽しんでいただけるよう頑張りますので、ぜひご覧ください。

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