田辺桃子ら若手俳優の精神状態にゾクゾク…大谷亮平主演のホラーサスペンス『GHOSTTOWN』

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妻と娘に夕方までには帰る約束をした山本(大谷亮平)だったが……
妻と娘に夕方までには帰る約束をした山本(大谷亮平)だったが……

今年3月にフジテレビで放送された大谷亮平主演のオリジナルドラマ『GHOSTTOWN』のノーカット完全版が、動画配信サービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」にて配信中。Episode1「あと三日で消滅する場所」では、水の底に沈む予定の広大な樹海を舞台に、最初の事件が起きるまでが描かれた。

本作は、大谷演じる地質学の教授・山本太陽とそのゼミ生が、広大な神木ヶ原樹海に迷い込み、奇怪な出来事に巻き込まれるサバイバルホラーサスペンス。ゼミ生には、FODのオリジナルドラマ『こんな未来は聞いてない!!』で主演を務め、瑞々しい演技をみせた田辺桃子や、『アンナチュラル』(TBS系)で殺人犯を演じて話題になった尾上寛之など、注目の若手俳優が集結した。

物語は、山本のゼミ生の1人で、オカルトマニアの由利(菅谷哲也)が、ダム建設によってあと3日で水の底に沈む神木ヶ原樹海に、GHQの接収した“M資金”が隠されているという噂話を持ってくるところから幕を開ける。金塊や宝石を夢見て、「一緒に探しに行きませんか」と山本に持ちかける由利。ゼミ長の新見(尾上)を中心とした他のゼミ生は冷ややかな反応を見せ、クールビューティーの才女・麗(田辺)も「アホらし」と一蹴。しかし、山本は、フィールドワークの一環として全員で樹海へ行くことを決意する。

山本は妻の夕夏(星野真里)と娘に、「夕方までには帰ってくるよ」と告げ、7人のゼミ生と樹海へ向かう。雨が降る中、山本は「1時間だけ」と時間を区切って調査を開始。しかし、うっそうと樹木が生い茂る樹海では、携帯電話の電波が入らず、一行は方向感覚を失ってしまう。

途中、謎の動物の死骸や、自殺体を発見してしまい、焦りを募らせる一行。そんな彼らの前に、ある廃村が現れる。「ネットで有名な杉沢村」だとはしゃぐ由利。この村に“M資金”が隠されているという由利の言葉を受けて、我先にと地面を掘り始める中岡(水石亜飛夢)。しかし、何も見つからず、ふてくされた中岡は、交際中の晴日(水上京香)をほったらかしにして、新入生のギャル・咲(中川可菜)にちょっかいを出す。

そんな中、由利が村の中で失踪。山本や新見、中国人留学生の張(大地)らで、由利を探していると、中岡と江原が首のない由利の死体を発見する。「つまんねぇ冗談……」と、由利の死体に触れた中岡は、なぜか両腕に力が入らなくなってしまう。さらに、その中岡に触れた晴日も、同様に腕の自由を奪われてしまい……。

ドラマは現在、Episode4まで配信中。ダムの放水が迫る中、山本らは、果たして無事に樹海から抜け出すことができるのか。極限状態で乱れ始めるゼミ生の精神状態と、露わになっていくそれぞれの本性。併せて、ゾンビのような怪奇現象や増え続ける犠牲者、次々と襲いかかる不可解な出来事や深まる謎に、視聴者はゼミ生とシンクロするかのような恐怖を覚えるはず。まるで海外ドラマのような重厚な構成と音楽、仕掛けに富んだストーリーは、サスペンスファンならずとも必見だ。

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