田中みな実「過呼吸になって心もぐちゃぐちゃ」『絶対正義』で演じることの辛さを告白

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山口紗弥加主演のドラマ『絶対正義』(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜24:00~ ※通常は23:40~)に出演しているフリーアナウンサーの田中みな実からコメントが到着。3月9日(土)の第6話放送を前に、現在の心境を語った。

本作は人間の本質をえぐり出す「イヤミス」小説の新旗手として注目を集める秋吉理香子の同名小説を原作とした心理サスペンス。間違ったことや法を犯すことを許さない主婦・高槻範子(山口)の狂気じみた正義感が、高校の同級生である西山由美子(美村里江)、理穂・ウィリアムズ(片瀬那奈)、今村和樹(桜井ユキ)、石森麗香(田中)の4人を振り回していく。

本作が女優デビューとなる田中だったが、ここまで麗香役を熱演。リアリティーのある演技がSNSを中心に話題を集めている。田中はこれまでを振り返り、「最初の方に撮影したシーンを観ると、もう一度撮りたいと思ってしまいます」と告白。「現場の空気にようやく馴染むことができているので、今、撮っていただいたら、もう少しどうにか出来るのではないかと思ったりします(苦笑)」と打ち明けた。

緊迫感の増す物語本編とは打って変わって、「とても良い雰囲気の中、和気あいあいとやらせていただいています」という田中。主演の山口との仲も良好なようで、田中は「山口さんが現場にいらっしゃると、周りの皆が無条件に笑顔になるような、そんな方です」と絶賛。「“みな実ちゃんイチゴ好きでしょ”と、私のマネージャーさんに山口さんおすすめのイチゴを渡してくれていたり、とにかくとても温かい方です」と現場での微笑ましいエピソードを語った。

そして、クライマックスに向けて物語が大きく動き出す第6話についても言及。この回では、“正義のモンスター”だった高規範子を殺めてしまい、苦悩する4人の姿が描かれる。自首しないことと、秘密を誰にも話さないことを誓い合った4人だったが、理穂は疑心暗鬼に、同じく由美子たちも範子の幻覚を見るなど、精神的に追い詰められつつあった。

田中は、「6話はより、ストーリーが怖くなっていると思います。範子を殺めてしまったことで、みんなが範子に対する懺悔の気持ちにもがき苦しみ追い詰められていくんです」と解説。「もともと気弱な麗香が、果たしてその重圧に耐えられるのかということもそうですし、その気持ちの弱さから亮治さん(神尾佑)に真実を話してしまうことで、今後の2人の展開がどうなっていくのかにも注目していただきたいです」と見どころを語り、「私も演じていて過呼吸になってしまったり、心がぐちゃぐちゃになってしまうほど、精神バランスを崩してしまった人を演じるというのはとても辛かったので、そういう追い詰められる登場人物を見て、視聴者の皆さんも怖がっていただけたらと思います」とアピールした。

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