瀬戸康史、松坂桃李の恋敵役で『パーフェクトワールド』出演!「プライベートでは仲良くしたい」

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瀬戸康史が、4月16日からスタートする火曜よる9時ドラマ『パーフェクトワールド』(カンテレ・フジテレビ系)に出演することがわかった。瀬戸は、松坂桃李演じる主人公の恋敵として山本美月演じる幼馴染に片思いをしているアプリ制作会社の社長・是枝洋貴役で登場する。

主人公・鮎川樹(松坂)は大学時代に事故に遭って、脊髄を損傷し、車いすに乗っている建築士。この物語は、生涯一人で生きていくと決めていた樹が、高校の同級生・川奈つぐみ(山本)と再会し、心通わせ合うことで変化が訪れていくラブストーリー。原作は有賀リエが描く、女性コミック誌「Kiss」(講談社)に現在連載中の「パーフェクトワールド」で、累計部数170万部を超えている話題作。脚本は、『隣の家族は青く見える』『ラストシンデレラ』などを担当した中谷まゆみが務める。

ドラマのオファーを受けた瀬戸は「ラブストーリーはそんなに経験がないので、照れくさい部分はありました。しかし、一人の人間としても役者としても経験を積んで、今こういった作品と巡り会えた事には意味を感じます。僕が演じる是枝は、内なる炎は燃えたぎっているのに恋に関して積極的にいけない、そして人に寄り添う事のできる優しい人物です。しかし彼の中にも攻撃的な部分はあり、人として醜い部分も垣間見えてきます。そこに人間味を感じるので僕は好きです。そういった部分をしっかり演じていくことで、30代前後という大人だけれど、まだどこか幼い中途半端な年齢ならではの恋愛模様が描けるのではないかと」と率直な感想と役への意気込みを述べた。また原作の感想や作品の見どころについては「まず『パーフェクトワールド』という題名に衝撃を受けました。人間誰しも自分の中で思い描く“パーフェクト”を目指して日々生活していると思いますし、この作品は健常者であろうが障がい者であろうがそんな事は関係なく、すべての人間に問いかける作品だと思います」と話している。

また今回、初共演となる松坂の印象や共演で楽しみにしていることを尋ねると「本当にいろいろな顔を持っているなと思います。僕は彼の目が好きで、目だけで役を演じられる人だと思っています。今作では一人の女性に恋をした男と男の心の探り合い、ぶつかり合いが楽しみです。しかし“昨日の敵は今日の友”……奇しくも松坂さんとは実年齢が同い年なので、プライベートでは仲良くしたいですね」と共演自体を楽しみにしている様子だ。また片思いを続けている同級生・つぐみを演じる山本とは以前にも共演をしており、山本の印象を尋ねると「同郷ということもあり、以前ご一緒した時からとても接しやすい印象です。山本さんは一見強そうなイメージがありますが、とても繊細な心の持ち主だと思うので、つぐみの心の動きを正直に丁寧に表現されると思います」と期待を寄せた。

最後にドラマを通して伝えたいメッセージを尋ねると「我々は生きていく上で課題みたいなものを与えられて生活していると思います。その中で自分の気持ちに嘘をついたり、隠したり、また相手に対してとりたくもない態度をとってしまったり……僕も経験があります。それは本当に苦しいし、人生を振り返ってみても決して良い思い出ではありません。でも、このラブストーリーを通して、物事に対して正直になることの大切さを教えてくれている気がします。後悔してからでは遅い。後悔しない生き方を僕も学びたいと思います」と熱いコメントで締めくくった。

つぐみと幼なじみであるが故になかなか「好きだ」と言い出せない是枝は、視聴者からも共感されやすい。樹のために頑張りすぎるつぐみを見守ったり、居心地のよい関係を壊したくない気持ちと葛藤したり、片思いをしたことがある人間であるならば誰しも共感できる部分を持つ是枝。果たして瀬戸はどんな是枝を演じるのか? 松坂、山本、瀬戸、同世代の俳優たちが出演する『パーフェクトワールド』から目が離せない。

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