浜辺美波『大奥』出演の夢叶い歓喜「最終章に間に合って良かった」

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木村文乃が主演を務める、3月25日(月)放送のフジテレビ開局60周年特別企画『大奥 最終章』(フジテレビ系、20:00~)に、小池栄子浜辺美波南野陽子岸井ゆきの松坂慶子鈴木保奈美が出演することがわかった。

『大奥』シリーズ完結作となる『大奥 最終章』は、幕府財政の再建を目的とした享保の改革を行い、「徳川中興の祖」と称され、「暴れん坊将軍」としてもあまりに有名な徳川第8代将軍・徳川吉宗の時代を舞台に、「家族」をテーマに描かれる。主演の木村は、夫・吉宗を献身的に支えた側室・久免(くめ)を、また大沢たかおが吉宗を演じる。

そして、このほど新たに6人の出演が決定。小池は、『大奥~華の乱~』(2005年10月クール)に出演しているものの、小池以外の5人は今回が『大奥』シリーズ初出演となる。

小池は、徳川第6代将軍・徳川家宣の側室であり、第7代将軍・徳川家継の生母・月光院(側室時代の名前はお喜世)、浜辺は、権大納言・清閑寺熈定の娘・竹姫、南野は、大奥総取締・高瀬、岸井は、女中の多喜、松坂は、吉宗の生母・浄円院、鈴木は、家宣の正室・天英院を演じる。

小池演じる月光院と鈴木演じる天英院の骨肉の争いをはじめ、シリーズ完結作となる『大奥 最終章』で繰り広げられる女性たちの火花散るバトルから目が離せない。また、『大奥~華の乱~』で、視聴者に大きなインパクトを残した“お伝の方”を演じた小池はもちろん、木村、大沢同様に『大奥』シリーズ初出演となる浜辺、南野、岸井、松坂、鈴木が、シリーズ完結作を舞台にどのような芝居を披露するのかにも注目が集まる。

そして主題歌は、独自のハーモニー・世界感が評価され、日本だけでなくアジアでも活動し注目を集めている新人アーティストRoys(ロイス)が担当、菅野美穂主演の『大奥』(2003年6月~8月)で主題歌として歌われていた「I Say A Little Prayer」をカバーする。

以下に新たに出演が発表されたキャストたちからのコメントを紹介する。

<小池栄子 コメント>
――『大奥~華の乱~』(2005年10月クール)以来の『大奥』シリーズ出演となりますが?

声をかけて頂いて本当にうれしかったです。『大奥~華の乱~』は、自分自身のキャリアを振り返るとターニングポイントとなった作品です。『大奥~華の乱~』以降、お芝居の仕事が増えましたので、感謝の気持ちでいっぱいです。当時のスタッフさんと、またお仕事ができるのもうれしいです。

――初共演の鈴木保奈美さんと激しくぶつかり合うことになりますが?

今回の『大奥 最終章』に限った話ではありませんが、『大奥』の物語の中心は若い女性たちで、そこから先を行ってしまっている女性同士なので、激しいバトルというよりもお互いむなしさも感じられるようなバトルなのかもしれません。今回のお相手が、ずっと共演を夢見ていた大好きな鈴木保奈美さんですので、“私がどうやろうではなく、どういうお芝居が目の前で見られるんだろう、そしてどう受けることができるんだろう”と、今からすごく楽しみです。

――演じられるキャラクターについて

最初に台本を読んだ時には、天真らんまんな久免を見て、自分の小ささを感じるような気持ちは生まれなかったのですが、林監督とお話しさせて頂き、『大奥』らしく、例えば自分より若い久免のちょっとした言葉にイラッとするようなキャラクターになっていくと思います。月光院は自ら攻撃するというよりは、相手から受けて何かを返すという役どころですので、今後の撮影で林監督と相談しながら作り上げていきたいです。

――ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ

今回、最後の『大奥』ということで、皆さん期待して下さっていると思います。その皆さんに対しては、自信をもって“期待していて下さい!”と言いたいです。『大奥~華の乱~』で演じさせて頂いた“お伝の方”で私のことを知って下さった方もたくさんいらっしゃると思いますので、今回の『大奥 最終章』で『大奥』への恩返しをしたいと思います。

<浜辺美波 コメント>
――『大奥』シリーズ初出演となりますが?

ずっとマネージャーさんに、着物を着て『大奥』に出たいと言っていたので、お話を頂いた際は本当にうれしかったです。今回、“最終章”ということで、年齢的にもギリギリ間に合って良かったです(笑)。

――過去の『大奥』シリーズの印象は?

全ての作品ではありませんが、よく家族で拝見していました。『大奥』シリーズは、血の出ない女性同士の激しい戦いというイメージですが、その戦いが逆に美しいと思っていました。今回、姫という役柄なので、バチバチとした戦いにはならないと思いますが、撮影の際に有名な女優さんたちがズラッと並んだのを見て、その中に入っていくのは“ただではいかない、力のいる作業”と感じましたので、最後まで撮影を頑張りたいです。

――演じられるキャラクターについて

お姫様ですがいろいろな不幸が重なって、ずっと一つの場所に閉じ込められているために、自由へのあこがれが強い女性だと思います。だからこそ、吉宗さんに思いを寄せることで希望を見出すのですが、そういった竹姫の思いが見て下さる方々に伝わるように演じられたらいいなと思っています。

――ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ

『大奥 最終章』に出演できるということで、私自身とてもうれしく感じています。その気持ちを精一杯、“大奥”での戦いにぶつけたいと思っています。

<南野陽子 コメント>
――『大奥』シリーズ初出演となりますが?

大奥で生きる女性は何作か参加していますが(天英院も演じたことがあります)、この“the大奥”は初めてでとても楽しみにしていました。

――過去の『大奥』シリーズの印象は?

豪華で魅力的なキャスト、スタッフ、衣装、セット……、どの作品も見ごたえがありますね。

――演じられるキャラクターについて

大奥総取締として、そこ(大奥)が特別な空間であることをいろいろ表現できたら……と言葉にフシをつけたり……マユゲも落としました(笑)。“わかりやすく……でもわかりにくく……”、見て下さる方に楽しんでいただけるように最終日まで考えつづけます。

――ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ

シリーズ最終章です。見おさめです。この世界をどっぷり楽しんで下さい。

<岸井ゆきの コメント>
――『大奥』シリーズ初出演となりますが?

歴史ある『大奥』シリーズに参加できること、大変うれしく思っています。新しいドラマに参加するのとはまた違って、皆さんが時間をかけて作り上げてこられたというところで、いい意味で緊張感も感じています。

――過去の『大奥』シリーズの印象は?

“女性の一生”というイメージです。“江戸”という時代を生き抜かなければならなかった人たちの強くてあでやかな世界、そして華やかなだけではない部分もしっかり見せてくれるドラマだと思っています。

――演じられるキャラクターについて

多喜は、ずっと願っていたひとときを手に入れますが、その後、孤独や圧力と葛藤することになります。ふと舞いこんできた“喜びの先のはかなさ”のようなものを背負っていると思います。

――ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ

スペシャルな共演者の皆様、スタッフの皆さんと一緒に作っていく、『大奥』の世界。私も完成した作品を見るのが今からとても楽しみです。たくさんの方に、ご覧頂ければうれしいです。

<松坂慶子 コメント>
――『大奥』シリーズ初出演となりますが?

『大奥』シリーズは、視聴者としていつも楽しみに拝見していましたので、今回参加させて頂けることとなって本当にうれしいです。木村文乃さんとは久しぶりの共演になるので<『長谷川町子物語~サザエさんが生まれた日~(フジテレビ系/2013年11月29日)>、とても楽しみです。

――過去の『大奥』シリーズの印象は?

“大奥”という普通の人ではのぞけない世界のお話で、そこを舞台にどんな絵巻物が繰り広げられていくのか、そしてお着物などの絢爛豪華さを楽しみにしていました。登場人物も個性的で、女優として演じ甲斐のある女性がたくさんいらっしゃいますので、等身大の現代劇を演じられている時とはまた違う出演者の方々の魅力が出ている作品だと思います。

――演じられるキャラクターについて

浄円院は、身分の高い生まれ育ちではなく、だからこそ優しさや奥ゆかしさ、そして庶民感覚を持っている女性で、そこがステキだなと思いました。木村文乃さん演じる久免が、大奥でもしっかり生きていけるように陰で支え、息子の吉宗、そして孫たちのことも守って励まして、という役柄になります。

――ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ

木村文乃さん、大沢たかおさんをはじめ、本当に魅力的な俳優さんたちが、大きく華やかにそれぞれの登場人物を演じられています。私自身も、ステキな俳優さんたちと1シーン1シーン撮影していくことがとても楽しいです。是非お楽しみに。

<鈴木保奈美 コメント>
――『大奥』シリーズ初出演となりますが?

シリーズ全てではないのですが、瀬戸朝香さんが“お万の方”を演じられた『大奥 第一章』がすごく好きで拝見していました。結構、ツッコミどころが多くて、“それは、ないでしょう”なんて言いながら楽しんでいました(笑)。『大奥』シリーズは、作品としてとても興味深かったですし、『恋のパラダイス』(1990年4月クール)や、『東京ラブストーリー』(1991年1月クール)などでご一緒させて頂いた林監督と、またお仕事できるのが楽しみです。

――初共演の小池栄子さんと激しくぶつかり合うことになりますが?

何度か舞台を拝見していて、小池さんはとっても大好きな女優さんです。テクニックとパワーのある女優さんだと思っていますし、今回小池さんのメイクや衣装が濃厚だそうなので負けないように頑張りたいです(笑)。

――演じられるキャラクターについて

天英院は大奥の中になじめず、孤独な人だと捉えていますので、表現の一つとして公家言葉を強調して使いたいとお願いしました。彼女が抱える孤独が、さまざまな事件の引き金になっているようにも感じています。自分なりに彼女のことを調べたのですが夫の家宣とは仲が良かったという記述もあり、だからこそ彼の死後、大奥内でなじむことができず、孤高のプライドだけを頼りに生きた人なのかなとイメージしています。木村さん演じる久免のことをいじめるつもりはなく、天英院としては決して保身ではなく“徳川家”継続のために至極まっとうな正論を言っているに過ぎないと思っています。吉宗や浄円院、そして子供たちと家族で生きることを楽しんでいる久免と、夫を亡くし子供もおらず孤独で、生きることに興味のない天英院との対比をうまく表現できればと考えています。

――ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージ

私自身もかつて『大奥』視聴者として、激しいストーリー展開などにツッコミながら楽しんでいましたので(笑)、皆さまにも『大奥 最終章』を楽しんで頂けたらと思います。

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