山崎紘菜、夫役・笠松将とのシーンに胸キュン「女性はやっぱり結婚指輪を選ぶのは嬉しいんだなって」

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3月18日から5夜連続で放送される深夜ドラマ『平成物語 ~なんでもないけれど、かけがえのない瞬間~』(フジテレビ系、18日は24:50~、19日~21日は24:35~、22日は25:05~)に主演する山崎紘菜が同ドラマの見どころなどを語った。

本作は、昨年3月に放送されたスペシャルドラマ『平成物語』の第2弾。数百人のオーディションを勝ち抜いた山崎ほか、笠松将清水くるみの3人のキャストを中心としたストーリーが展開する。テーマは「平成で一番綺麗だった日」で、平成最後の日に、最愛の人と突然の別れがあり、そこから話を重ねるごとに時間軸がさかのぼっていくという異例の構成の中、山崎演じる主人公・芽生(めい)の日々を描く。

山崎は本作で連続ドラマ初主演。「台本を手にしたときは嬉しくて。撮影をすぐにでも始めたい気持ちでした」と心境を明かす。「初めての主演で、オーディションで選んでいただいて、わたしでいいのかなって。プレッシャーはすごくあります。美しい物語なので、それに負けないようにしないという気持ちもありました」と撮影前の心境も振り返った。

演じる芽生については「掴みどころがない、ただの女の子。秀でているものもない、たくさんいる人の中の一人の女の子という感じ。キャラクターづくりは難しかったです。皆さんの期待に応えられるよう、ひたすら芽生ちゃんと向き合った時間でした」と述べ、「セリフも“うん”とか“はい”とか短い単語が多くて。自分なら日常会話でどうしているかなって。間の詰め方とか、日常生活の会話を強く意識して、リアルさを追求しました」と工夫を明かした。

台本を順々に撮っていくのではなく、撮影はランダムに進行したといい、「出会ってから6年くらいたった状態の演技をした後で、出会う前の演技をしたりするのも難しかったです。芽生の約9年くらいの変化を描いていて、その微妙な変化をつけるのがたいへんでした」とも。

同ドラマのスタッフ、キャストはすべて平成生まれでそろえられているが、監督も21歳の松本花奈。山崎は「監督が21歳なのはびっくりしました。撮影中、誕生日を迎えられて、みんなでお祝いしたんですけど、信じられなかった。お互いリスペクトして仕事をしていたので年齢は意識していなかったんですけど、ただ若いなって」と驚いたという。「他の現場では若いねって言われるんですけど、この現場ではわたしより年下の人が多くて、監督が年下なのも初めてでした」とにっこり。監督の印象についても「迷いのない監督で、すごく頼もしかったです」と信頼を置ける相手だったという。

笠松は芽生の夫で、作家の貴大役。笠松との共演については「彼はリアル貴大のような存在。貴大がそこにいるという感じでやりやすかった」と振り返り、「初デートのシーンや、貴大と指輪を選ぶシーンは楽しかったです。女性はやっぱり結婚指輪を選ぶのは嬉しいんだなって」と笑顔で語った。また、撮影が終わった時は「さみしかったです。スタッフさんが若い人が多くて、アットホームな現場だったので離れがたかった。達成感というより、終わった実感もしない。さみしい気持ちでいっぱいでした」と山崎。

また、ドラマの最大のテーマは「平成」。その「平成」が終わることについてもコメント。「まだ新しい時代は始まっていないですけど、わたしが生まれてからずっと今まで平成。わたしの青春は平成にあって、平成を振り返る時はきっと青春時代を思い浮かべるんだろうなって思う」と感慨深げに語っていた。

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