葉山奨之、木村佳乃のチンピラ弟役で『後妻業』出演!『仁義』シリーズの竹内力を参考に…

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葉山奨之が、2月12日放送の木村佳乃主演のドラマ『後妻業』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)の第4話から登場。物語の後半で重要なカギを握るキーマンを演じる葉山だが、このほど行われた取材会で、木村と高橋克典に「基本、どつかれてますね」とエピソードを明かした。

同ドラマは、資産家老人を狙って遺産相続目当ての結婚詐欺を行う“後妻業”をなりわいとする女性・武内小夜子(木村佳乃)、結婚相談所の社長であり、実は“後妻業”の黒幕・柏木亨(高橋克典)、父親が“後妻業”のターゲットとなり、小夜子と敵対する中瀬朋美(木村多江)、朋美の大学時代の先輩で元マル暴刑事の私立探偵・本多芳則(伊原剛志)が巻き起こす痛快サスペンス。

葉山が演じるのは、小夜子の弟で、刑務所から出所したばかりのチンピラ・黒澤博司。博司は小夜子と柏木が“後妻業”で悪事を働いていることに気づき、金を無心する。葉山はそんな博司を演じるにあたって、「自分の引き出しにはない役だったので、それを表現するのが難しくて、ひたすらヤクザ映画を見たなっていう印象です」と明かした。

『仁義なき戦い』や『仁義』シリーズの竹内力を参考にしたといい、「王道中の王道です。竹内力さんの顔マネを(笑)。顔にドーンとインパクトを残せるような表情をしたいなと思って」と怖く見せるよう試行錯誤したと語りつつ、「博司の登場シーンはインパクトを残したいなと思って竹内力さんっぽくやったんですけど(笑)。撮影初日は現場の空気感をつかむのがまず大変だったので、自分が思う竹内力さんができなかったなって思います」と笑わせた。

また、撮影現場の様子については「皆さん、すごくアイデアが豊富なので、現場で変わるというのもよくあって。一緒にやっていて勉強にもなりますし、いい空気感だなというのはすごくありますね」としみじみ。

初共演だという木村佳乃については、「本当に元気な方。いつもニコニコされていて、それにとても助けられてますね」と印象を語り、一緒のシーンも多いという高橋からは「基本、どつかれてます(笑)」とまさかの告白。

高橋とはドラマ『モンテクリスト伯ー華麗なる復讐ー』(フジテレビ系)以来の共演。「その時と、今回の『後妻業』のお互いの役柄がわりと関係性が近い感じなので、僕、最初この役のオファー頂いた時、『モンテクリスト伯』を見て、オファーされたんじゃないかなって思ったくらいで(笑)。克典さんと2人のシーンは、息が合うというか、一緒にやっていて、いいコンビだなという感じがしますね」と白い歯を見せる。

さらに、印象的なシーンについて聞かれると「克典さんと木村佳乃さんに、どつかれるシーンが多いです(笑)。毎回ある気がしますね。僕が変なことを言うと……『なんでやねん!』って大阪人独特のツッコミが入ったりとか(笑)。どつかれてますね、僕は基本」とエピソードを語った。

“悪い”キャラを演じることが多いが「悪い役の幅は増えたかなと思いますね。二面性だったり、腹黒いやつだったり、詐欺師とかもあって……。その中の悪いジャンルが今回で1つ増えた感じがしますね」と語り、さわやかなイケメン役と比べると「悪い奴の方がやっていてやりがいがあるなと思いますね。役で遊べるので面白いです。この仕事をやっていて、よかったなっていう瞬間でもありますし、幸せな時間ですね」と笑顔で振り返った。

最後に今後の見どころについて、「僕と小夜子さんの関係性が少しずつ分かっていきます。僕が小夜子さんに“何か”をします! そこが重要になってきます。あと、映画と原作にはない終わり方をするので、それがこのドラマの魅力かなと。また主題歌が印象的なので、僕も毎回、どこで主題歌が入るのかなって思ってみています。シリアスなところで流れますが、僕のシリアスなシーンが後半出てくるかもしれないので、そこで宮本(浩次)さんの主題歌が流れたらいいなあって思っています」と熱いコメントを寄せた。

<第4話あらすじ>
小夜子から、これまで自分が後妻に入った資産家の老人すべてが“孤独”を抱えていたと聞かされ、さらに、亡き父が“死を望んでいたこと”を知った朋美は動揺。一方、ひとまず朋美の追及を逃れた小夜子は、早速、大手外食チェーンの会長・富樫幹夫(佐藤蛾次郎)にアプローチ。遺言公正証書にサインをさせようと動き出すが、認知症を患っている幹夫には思うように話が通じず、さすがの小夜子も手を焼く。

そのころ、本多は、小夜子が早くも次のターゲットを見つけたことを突き止め、“後妻業”の黒幕である柏木に接触。朋美に雇われた探偵だと身の上を明かしたうえで、小夜子について探りを入れるが、当然、柏木はそう簡単に口を割らない。そこで、小夜子が公正証書を作成する際に証人となり、“後妻業”の片棒を担いでいる司法書士・新井欽司(河本準一)に揺さぶりをかけ、小夜子が今までのように簡単に公正証書を作れないよう、手を回す。

やり手の本多が現れたことで、次の手を考える柏木。そんな中、刑務所から出所したばかりの小夜子の弟・黒澤博司が突然訪ねてくる。行くあてのない博司は、金の無心をするため、柏木から小夜子の居場所を聞き出そうとして……。

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