野島健児&佐倉綾音、 劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス』完成に感慨「すごい作品になっている」

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劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰』の初日舞台あいさつが25日、都内で行われ、メインキャストである宜野座伸元役の野島健児、霜月美佳役の佐倉綾音、本作のメガホンをとった塩谷直義監督が登壇した。

本作は、人間の心理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台にしたオリジナル SFアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の最新作。『PSYCHO-PASS サイコパス』Next Projectとして5人の主要キャラクター、霜月美佳×宜野座伸元、須郷徹平×征陸智己、狡噛慎也にフォーカスした劇場アニメ3作品の第1弾だ。このあとも、『Case.2 First Guardian』(2月15日公開)、『Case.3 恩讐の彼方に__』(3月8日公開)が決定している。

野島は、宜野座伸元というキャラクターについて「成長具合が変わっている。今まではちょっとしたことでキレてしまうようなセンシティブなキャラクターだったのが、いろんなことがあってか、一皮むけるような生き方になって、髪形まで変わって……」とその変化を指摘。見所のひとつにアクションシーンも挙げ、「かなりヘヴィ。こういうのもあるんだっていうくらいすごい」と述べると、この指摘に塩谷監督はニッコリ。

というのも、塩谷監督はメインのアクション部分は迫力あるシーンを生むために、専門の格闘家の方に来てもらい、「こういう内容なのでこんなアクションをしてください」ってお願いして実際にやってもらったものを絵コンテに起こしてアニメーターに描いてもらうという行程を紹介した。

また、佐倉は「まさか霜月美佳としてこうして主役をはれる日が来るとは思わなかった」と野島同様、本作の実現に感慨深げな様子。映画を観た人からは「霜月は成長したね」と指摘されたというが、「わたしは、今まで見えてこなかった霜月美佳の部分がこの作品の中で改めて見えてきたという印象が強いです」と明かした。その上で、「霜月が主役というだけで興行収入が落ちるんじゃないですか?」と塩谷監督を前に茶目っ気たっぷりなコメントも。

これに塩谷監督は「大丈夫、宜野座がいるから」とフォローを入れつつ、「作っている側からすると、霜月は愛されキャラ」とコメント。「霜月がいることで話が回るんですよ。話の展開やドラマが作りやすい」とそのキャラクターの特性を説明した。

佐倉は「『PSYCHO-PASS サイコパス』を好きで良かったなと思える、すごい作品になっていると思いました。スタッフキャスト一同自信を持ってみなさんにおすすめできる作品になっていると思います」とその完成度の高さに太鼓判。野島も「初めて観た時は、自分の中の価値観が変わる気がしました。怖くもあり希望も見える、そんな感覚が一気に来たのを覚えています」と本作の魅力を話していた。

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