「平成」という元号を巡る記者たちの戦いをドラマ化!徳重聡、渋谷謙人、神保悟志らが集結

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1月10日(木)の『直撃!シンソウ坂上2時間SP』(フジテレビ系、19:57~)は、2019年5月1日に決まった改元(新元号公表は4月1日)に合わせ、1989年1月7日の新元号「平成」発表の舞台裏で繰り広げられた毎日新聞・政治部記者たちの意地と社運とジャーナリズムをかけた戦いを描いたドキュメンタリードラマ「元号をとれ!」が放送される。

主演を務めるのは、『下町ロケット』(TBS系、2018年10月クール)での演技が高く評価された徳重聡。徳重が演じるのは、実在の毎日新聞・政治部官邸キャップ(当時)の仮野忠男(かの・ただお)さん。徳重の他にも、仮野さんの部下の記者役に渋谷謙人、仮野さんの上司にあたる政治部長、編集局長にそれぞれ神保悟志羽場裕一ら豪華キャスト陣が集結した。

1989年1月7日、故・小渕恵三官房長官(当時)から発表された新元号「平成」。その発表35分前に毎日新聞では新元号が「平成」であることをつかんでいたが、その超ド級のスクープは政府の発表前に報じられることはありませんでした。その背景にあったのは、毎日新聞(当時の東京日日新聞)が世紀の“大誤報”として報道史に汚点を残してしまった「光文事件」。「光文事件」は、1926年12月25日に大正天皇が逝去した際、新元号を巡る激しい報道合戦が繰り広げられる中、東京日日新聞(現在の毎日新聞)が他紙に先駆けて「新元号は光文」と誤った号外を出し、報道機関としての信頼を大きく失った事件。この事件があったからこそ、毎日新聞・政治部には今度こそスクープをとるという宿命とも言える熱い思いがある一方で、次に誤報を出したら会社がなくなるかもしれないという危機感が相まった独特な緊張感があった。

新元号発表の35分前に、それが「平成」であることをつかんだのは、地方支局から本社政治部に配属されたばかりで同僚からは押しが弱いと心配されていた仮野さんの部下の記者(渋谷)。ドキュメンタリードラマ「元号をとれ!」では、なぜ彼が最高峰のスクープと言われる新元号を突き止めることができたのか、そして彼から新元号の報告を受けた本社がなぜ発表前に号外を出せなかったのかを、徳重をはじめとしたキャスト陣による迫真の演技と、臨場感あふれる映像で描いていく。

主演を務める徳重は「演じる仮野さんのセリフの出だしが自分のイメージより柔らかかったので、監督に了解を得て、台本のセリフよりもキツい言葉遣いに直させて頂きました。高いギアで入っていかないと、アクの強さが出ないなと感じたので。仮野さんはキャップなので、記者というよりはコーチや指導者というイメージで、もう亡くなってしまいましたが恩師である高校のサッカー部の顧問を思い出しながら演じました」とコメント。

視聴者にむけて、徳重は「昭和から平成という時代の移り変わりの中、改元の舞台裏で何があったのかについて、ハラハラドキドキさせられながらもすごく良く分かるドラマになっていますので、是非ご覧下さい」とメッセージを寄せた。

また、番組では、一昨年10月に後輩力士の貴ノ岩関を殴打した事件で相撲界から引退をした元横綱・日馬富士関の引退後の1年間に完全独占密着。彼のモンゴルの実家、そして日本の自宅に初めてカメラが入る。引退後、事件について沈黙を守り続けてきた元横綱・日馬富士関が貴ノ岩関、そして相撲に対する思いをはじめ、その胸中の全てを語り尽くす。

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