夢の印税生活の実態とは?人気漫画家・江川達也&板垣恵介らがぶっちゃけトーク

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12月22日(土)13時35分から放送の『もうかるジャーナル ミヤネ式』(フジテレビ系)では、「歯科医」と「漫画家」のお金にまつわる話を掘り下げる。

MCを務めるのは、宮根、優木まおみ、ゲストは、柴田理恵小峠英二バイきんぐ)、藤本美貴。そして、歯科医ゲストに、吉野敏明、大岩雅博、袋 一仁、岡田 洋、浅野和久、金子佳史、漫画家ゲストに、板垣恵介、江川達也、お肉おいしい、かねさだ雪緒、佐藤敦弘を迎える。

同番組は、毎年年末のこの時期に特番として放送し、お金にまつわる話を宮根がさまざまな角度から掘り下げてきた。今回は、歯科医と漫画家をテーマに、それぞれの世界で群を抜いて成功し儲けている「レジェンド」と「平均的なフツウ」の人をスタジオに招き、その違い、そしてもうけのヒミツを徹底的に学んでいく。

現在日本では、「漫画市場:約4330億円」「プロの漫画家の数:約6000人」と言われているが、大成功をつかめるのは、その中のほんの一握り。売れる漫画家というのは、フツウとはいったい何が違うのか?

そこで今回、最高年収4億円という、現在累計135巻「グラップラー刃牙」シリーズの作者・板垣恵介先生の仕事場、さらに自宅にまでカメラが潜入! 一切の妥協を許さないその仕事ぶりから、誰もが納得の“売れる理由”、そして“レジェンドたるゆえん”を垣間見ることができた。

さらに、スタジオでは「マジカル☆タルるートくん」「東京大学物語」など、自身のヒット作品を次々とアニメ化、ドラマ化してきた江川達也先生が“漫画の版権ビジネス”の極意を語る。

放送を前に、宮根と江川先生を直撃した。

――お二人は過去にご共演されたことがあるそうですね。

宮根:江川先生とは、実は10数年前にカンテレの深夜ですっごくくだらない番組を一緒に楽しくやらせていただいていたことがありまして(笑)。ケンドーコバヤシくんとか、デビューしたての木下ゆっきーな(木下優樹菜)とかも出ていて、すごく盛り上がっていたんですよ(笑)。

江川:とんでもない番組だったけど、もしフジテレビさんでまたやってくれるのでしたら、ぜひ出たいですね。

――江川先生は多方面でご活躍されていますが、今いちばん興味があること、また来年以降ぜひやってみたいことは?

江川:最近はSNSをよくやっていますね。あと、アニメをひとりで作りたいなとずっと思っているのですが、なかなかやれていないんですよ。自分はもともとあまりアシスタントを使わずに、できれば全部自分でやってしまいたいタイプなのですが、連載を週に3本くらい抱えていると、やはり人を使わざるを得ない。でも(そのような状況で)漫画を描いていたときからいつも“いつかは自分ひとりでアニメを作りたい”とずっと考えていたんですよ。自分のデビュー作「BE FREE!」(1984年~1988年/コミックモーニングで連載)は、(実写)映画化はされたけどアニメ化のお話は断っていて……昔から“いつかおれはデビュー作をアニメ化するんだ”って夢があって、それをそろそろやろうかなと思っています。実はすでに少しCGについての勉強をして、ある程度作れるようになったのですが、それと同時に、“結局自分で描いた方が早いな”ってことに気付いて(笑)。今日スタジオに来ていた彼女(若手漫画家・お肉おいしい先生)なんかもそうですが、最近の若い作家さんは、けっこうパソコンを使うことが多いそうですね。でも、昔から描いている人は、自分で描いた方がうまいし早いし……自分で全部やらないと気が済まないって人が多いんですよ。究極のアナログの世界ですね。できれば今度は全部自分で作りたいなと……職人気質なんですよ(笑)。

宮根:収録中にも、江川先生、そして板垣(恵介)先生のそういった気質がひしひしと伝わってきましたよね。“無限地獄”というか(笑)。先ほど小峠(英二)くんともちょっとしゃべっていたのですが、「いやぁ漫画家だけにはなりたくないな」って(笑)。でも、今回のお二人みたいに、漫画家さんがここまでテレビでぶっちゃけてしゃべってくださった例って今まであまりないのでは!? すごくおもしろいお話を伺えたかと思います。

――今回“レジェンド漫画家”としてご共演いただいた板垣恵介先生とは、本日初めてお会いになられたそうですね。

江川:自分は、集英社、講談社、小学館での連載で、板垣先生はチャンピオン(秋田書店)。という事情もあって、これまで面識はなかったですね。今日初めてお目にかかって、初めて先生の裏話を聞いたのですが、「あぁ、そうやって描いているんだな」って……おれもちょっと“おっ!”て思う部分がいろいろありました。出版社が違うと、ほかの先生方がどのようにされているのか、意外とそのあたりがわからないのですが、でもやっぱり“昔の人だな”って(笑)。すごく刺激的でした。

――最後にひとこと、あらためて番組の見どころをお願いします。

宮根:いま江川さんからもいろいろとお話があった“漫画家パート”ともう一つ“歯科医師”のパートがあるのですが、どちらのパートでも、今年の『ミヤネ式』ではお金の部分も見せつつも、その職種の人々が「どういう思いで常日頃仕事をされているのか」「どういう日々を過ごしていらっしゃるのか」という、“人間ドラマ”を見ていただけるのでないでしょうか。これから社会に出る若者に対しては「社会ってこうなんだよ」っていうメッセージを送れると思いますし、一方でもう少し上の世代の方々に対しては「昭和の人たちもけっこうがんばってるな」ということを感じていただけるはずです。ご家族でご覧になっていただいて、見終わった後、年末にいろいろとお話いただけるとうれしいですね!

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