斎藤工、撮影初日にベッドシーン「自分の与えられた役割を理解しています」

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斎藤工が、2019年1月4日(金)23時30分から放送される、第30回フジテレビヤングシナリオ大賞・大賞受賞作『ココア』(フジテレビ系)に出演することが決定。劇中では紺野まひるとベッドシーンを披露している。

フジテレビヤングシナリオ大賞は、坂元裕二や野島伸司浅野妙子らを輩出した歴史ある賞で、第30回の記念すべき2018年は、史上最年少の14歳の女子中学生・鈴木すみれさんが大賞を受賞。何のつながりもなく、全く別の場所で日々生活を送っている、3人の女子高生を主人公としたオムニバスストーリーで、南沙良出口夏希、永瀬莉子が女子高生を演じる。

斎藤が出演するのは出口のストーリー。演じる佐藤公平は、香(出口)の母親・優子(紺野)の不倫相手で、平日の昼間に家族がいなくなった優子の自宅を訪れ、逢瀬を重ねる。家族が過ごすリビングのソファで愛し合う2人……。実は優子の夫も不倫しており、彼女はそれを知りそのさみしさを埋めるかのように公平との関係を深めていくのだった……。

出演にあたり斎藤からコメントが到着。以下に、紹介する。

――初日にベッドシーンでしたが?

斎藤:自分の与えられた役割を理解していますし、この役の必然性も伝えてもらっていたので、このシーンは描写としては“点”ではあるんですけど、それが“線”につながった状態で撮影に参加させてもらうことができました。出番の多さ、割合などに関係なく、丁寧に臨みたいと常に思っていて、今回もそのように撮影に臨みました。

――撮影には『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』のスタッフも参加していますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

斎藤:フジテレビの連続ドラマは僕が育ててもらった場所でもあるので、いつもほっとするんですよね。帰ってきたという感覚になるんです。とても和やかで、作品を作る意識が高まっている独特の空気が好きですね。

――セクシーな斎藤さんを見たい! という世の女性の期待をどのように受け止めていますか?

斎藤:そこに対してお仕事をしているつもりはないんですが、笑。でもそうですね、ニーズがないと僕らの職業は成立しないと思っていますし、役者さんの自己満足みたいなものは、僕は一視聴者としては見たくないんですよね。だからそういった期待はありがたいことではありますね。ただ今回で言うと、中学生である鈴木すみれさんが書いているのは深い、奥行きのある描写なんですよね。エロティックな不貞を描いている場面というよりは、繊細な家族の表現のひとつになっていると思っていますので、今回の公平役はとても意味のある役割だと思っています。

――中学2年生の鈴木さんの脚本ですが、台本を読まれていかがでしたか?

斎藤:読んでいくと、彼女がいくつであるかということ以上に、描かれているものに心当たりがあるんです。人間のもろさと、その一方でたくましさを誰もが持っていますよね。僕も中学生の時の自分を振り返ってみると、アンテナの張り方もそうですし、一番研ぎ澄まされていたかもしれないと思うんです。知らないこともたくさんありますし、知らないからこそ周りの風景もとても鮮明に感じられていたんですよね。それが時間と経験を積むことによって、良くも悪くも薄れて行ってしまう。そういう意味では、鈴木さんの今見ている世界というものは、誰もがみんなどこか自分の心の中の“原風景”みたいなものがあるんですよね。そういう感じを覚えながら撮影に参加しました。鈴木さんは脚本は初めてですが、小説はたくさん書いているということで、彼女の細胞の中にはもう彼女の世界がすでにあると思います。『ココア』が注目されそれが色々なきっかけになると思いますが、でもそこにとらわれ過ぎずに、ご自身と向き合いながら、楽しく、大きく世界を広げていって欲しいなと思います。

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